MI10039 大湯大太鼓
 
秋田県指定無形民俗文化財
昭和49年10月12日指定
所在地 鹿角市十和田大湯
所有者 大湯大太鼓保存会
 
 大湯大太鼓の演奏は、人々を呼び集める呼び太鼓に始まり、人々が輪になるまで打ち 続ける大の坂、踊り終了後の終シメ太鼓で構成される。
 打者1人に補助者3人の4人一組で勇壮ユウソウ、華麗に演じられる太鼓の胴は杉材で、 直径90〜120p、長さ140〜150p、重さ45s、皮は馬皮である。
 それぞれに特異な久ズムをもつ拍子は、大湯第一拍子(関上大拍子)、大湯第二拍子 (大湯大拍子)、五拍子、中通拍子、大の坂の5種目が伝承されており、準備、本打ち、 終了まですべて笛の合図、伴奏によって行われる。
 各集落の盆踊の際に打たれるが、大湯大太鼓の保存と技術の向上を図るため、毎年8 月15日に行われる大太鼓まつりには50柄ガラもの大太鼓が揃う。なお、近年までは五穀豊 穣ゴコクホウジョウを願って虫追いや雨乞いアマゴイなどの機会にも行われていた。
 
年中行事[八月「盆踊り」]

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