YU10024 板碑イタビ(小豆沢) 1基
 
鹿角市指定有形文化財(考古資料)
昭和54年2月21日指定
所在地 鹿角市八幡平字堂ノ上16
所有者 大日霊貴神社
 
 ややずんぐりした不整五角柱で、三面を碑面としている。この正安2年(1300)銘の 板碑は、大日堂別当家によって法花一字一石の供養の三尊石として、語り継がれてきた という。
 江戸時代には表御門の右にあったが、明治初年の廃仏毀釈に際して、人目を避けるよ うに本殿左側にある金比羅宮の右側に移されたらしい。なお、昭和54年に再び表御門の 右方に戻されている。
 種子シュジ(サク)の下に、施主セシュとして藤原朝臣の刻銘がある。これらの銘は種子に くらべ細く浅く彫りつけられている。(輝石安山岩、地上高80p、碑面幅24p、2p、19 p)

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