YU10012 常照寺虚空蔵菩薩 1躯
 
鹿角市指定有形文化財(彫刻)
昭和61年1月16日指定
所在地 鹿角市十和田毛馬内字毛馬内43
所有者 常照寺
 
 この菩薩像は、嘉永カエイ3年(1850)、真言宗宝珠盛岡山永福寺から月山神社の本地仏 として迎えられたものである。明治初年の廃仏毀釈ハイブツキシャクにより、この本尊も廃棄の 非運に遭遇し、能代の骨董商コットウショウに売却されたが、毛馬内下町の有志によって買い戻 され、浄土真宗心光山常照寺境内に安置された。6月12日に開帳、13日に祭礼が行われ る。
 この像は、その作風や木瓜厨子ボケズシに納められていることから、江戸時代中期の作 と見なされている。なお、厨子背面にはこの像の縁起が朱書きされている。(像高8.5 p、台座・光背共25.5p)
 
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