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YU10008 銅造阿弥陀如来立像 １躯 秋田県指定有形文化財（彫刻） 平成2年3月20日指定 所在地 鹿角市花輪字元村17 所有者 円福寺 この像には「正安ｼｮｳｱﾝ三年（1301）辛丑ｶﾉﾄｳｼ三月日佛願ﾌﾞﾂｶﾞﾝ」の刻印があり、穏 やかな像で、鎌倉時代の基準作例として貴重なものであるといわれる。像は両手首を除 き、一鋳ｲｯﾁｭｳであるが、頭部の白毫ﾋﾞｬｸｺﾞｳを欠き、両手先や木製台座は後に補修した ものである。 顔は面長で、やや硬い感じがするが、現実的な尊容といわれ、衣文ｴﾓﾝのひだも均整の とれた造りで、ひだの一部にごく微かに金色をとどめていることから、当初は鍍金ﾄｷﾝに より金色に輝いていたことを示している。 寺伝によれば、この像は錦木山観音寺にあったものといわれるが、どうして円福寺に 伝来したのかは不明である。（像高48.2p） |