02 「神の道」神道史略
 
               神道史略
 
                     参考:大法輪閣発行三橋健氏編「神道」
 
和暦  西暦       主 要 事 項           備 考/西暦年
 
 戊午 -663 九月、神日本磐余彦尊(神武天皇)、丹生川上で、
       天神地祇を祭る
 辛酉 -660 一月、神武天皇、橿原宮で即位         稲作始まる(-200頃)
 
崇神6  -92 天照大神を豊鍬入姫命を倭国の笠縫邑に祭らしめ 小国家が分立(-100)
       る
  7  -91 十一月、大田田根子を大物主大神を祭る神主に、
       長尾市を倭大国魂神を祭る神主とし、それぞれ祭
       らしめる(大神神社・大和神社の創記)
       天社・国社及び神地・神戸を制定
       この年、建布都大神を大和国山辺郡に遷祀、石上
       大神と称す(石上神宮創祀)
垂仁25  -5 三月、倭姫命、天照大神を伊勢に遷祭(皇大宮( 倭の奴国王、後漢に
       内宮)の創祀、一説に翌年十月)        入貢、金印を受く(
                              漢委奴国王)57
景行40  110  十月、日本武尊、伊勢神宮を拝し、倭姫命より草 卑弥呼、魏に使を送
       薙剱を贈られる                る239
神功 1  201 二月、神功皇后、神託により天照大神の荒魂を広
       田・活田・長田の各国に祭らしめる(広田神社・
       長田神社に創祀)
雄略22   478 九月、丹波国比沼の真奈井原から等由気大神を遷 仏教伝来538
       祀する(豊受宮(外宮)の創祀)
推古15  607 二月、神祇礼拝の詔を下す           聖徳太子「憲法十七
                              条」604
舒明11  639 一月、天皇、新嘗を食す(新嘗祭の初見)    遣隋使、法隆寺建立
                                                            607
皇極 3  644 一月、中臣鎌子連(鎌足)を神祇伯とする    大化改新645
 
大化 2   646  三月、祓除の制を定める            白村江の戦い663
 
天智 9   670  三月、諸神に幣帛を班つ(祈年祭の初見か)   壬申の乱672
 
天武 2   673  四月、大来皇女、天照大神の宮(神宮)奉仕のた 飛鳥浄御原宮に遷都
       め泊瀬斎宮(桜井市初瀬)に住み、身を潔め、翌  672
       三年十月伊勢へ下る(斎宮の初見、斎王派遣恒例
       化)
       十月、大嘗に奉仕した中臣・忌部及び神官ら禄・
       爵を賜る(天武天皇の大嘗祭)
     4   675  四月、風の神を龍田の立野(奈良県生駒郡三郷町
       )に祭り、大忌神を広瀬の河曲(同葛城郡河合村
       )に祭らしめる(龍田神社・広瀬神社の創祀)
   5   676  八月、四方の大解除(大祓)を行う
       十月、諸神に相嘗の幣帛を祭る(相嘗祭の初見)
  14  685  九月、伊勢神宮式年遷宮の制を定める      飛鳥浄御原令を施行
                              689
       十一月、天皇のために招魂を行う(後の鎮魂祭) 藤原京に遷都694
大宝 1  701 山城国に松尾神社を造営(松尾神社の創祀)   大宝律令を制定701
 
和銅 4   711  山城国に稲荷神を祭る(伏見稲荷大社の創祀)  平城京に遷都710
 
   5   712  一月、「古事記」成る
 
   6   713 五月、「風土記」撰進の詔
 
霊亀 1   715  越前国気比神宮寺を建立(神宮寺の初見)
 
養老 2   718  「養老律令」成る(施行は757年)
 
   4   720  五月、「日本書紀」成る
 
神亀 1   724  一月、出雲国造、神賀詞を奏上
 
天平 5   733  二月、「出雲国風土記」成る          藤原広嗣の乱740
 
天平勝宝1 749 十二月、宇佐八幡宮、東大寺大仏建立を助けるた 国分寺・国分尼寺建
       めに上京する                 立の詔741
                              東大寺大仏開眼供養
                                                            752
神護景雲2 768 十一月、春日社の社殿を造営          この頃「万葉集」成
                              る780
延暦13   794  山城国に平野神社を造営(平野神社の創祀)   長岡京に遷都784
 
大同 2   807  二月、「古語拾遺」成る            平安京に遷都794
 
弘仁 5   814  六月、「新撰姓氏録」なる           最澄、天台宗を伝え
       翌年七月、撰上                る805
仁寿 1   851  一月、有位、無位の諸神に全て正六位を叙す   空海、真言宗を伝え
                              る806
貞観 1   859  八月、僧行教、石清水八幡宮創建(一説に翌年)
 
     5   863  五月、神泉苑で御霊会を執り行う        応天門の変866
 
  11   869  疫病流行、牛頭天王の祟りとされ、六十六本の鉾 菅原道真、太宰府へ
       を立てて祭る(祇園祭の創祀)         左遷901
延喜 7   907  宇多法皇、熊野に御幸する(熊野御幸の初見)  「古今和歌集」成る
                              905
延長 1   923  筑前国に筥崎宮を造営
 
   5   927  「延喜式」成る(施行は967年)         承平・天慶の乱935
                                                            〜41
天暦 1   947  七月、多治比文子、託宣により、菅原道真を京都 この頃「源氏物語」
       七条に祭る(北野天満宮の創祀)        成る1001
                              藤原道長、摂政とな
                              る1016
康平 6  1063  八月、源頼義、相模国由比郷に八幡宮を建立(鶴 平等院鳳凰堂建立
       岡八幡宮の創祀)                              1053
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