10 巻十 〈冬相聞フユノシタシミウタ・フユノサウモン〉 花ハナに寄ヨす 吾ワが屋戸ヤドに開サきたる梅ウメを月夜ツクヨ好ヨみ 夕夕ヨヒヨヒ見ミせむ君キミをこそ待マて(巻十 ) 夜ヨルに寄ヨす あしひきの山ヤマの下風アラシは吹フかねども 君キミなき夕ヨヒは予カネて寒サムしも