症状に効く
〔サ〕
 
魚の中毒
  △しその葉を茎とともに濃く煎じて、これを冷やし、なるべく沢山飲むこと。
 △とうがんを突きつぶしてしぼった汁を飲む。…肉体疲労の回復にも…
 △なすのへたの黒焼きの粉末を茶さじ半分ほど飲むか、生のなすをそのまま食べると
不思議に治る。
 △いかの中毒には、生栗を朝夕食べていると特効がある。…脱肛・たこにも…
 △まぐろの中毒には、ももを二〜三個生食するとよい。
 △かつおの中毒には、黒砂糖をなめるか、南天の葉を噛んでその汁を飲むか、にらの
汁を飲むと早く治る。
 
魚の骨刺され
 △魚の骨がのどに刺さったとき、ねぎのひげ根を煎じて飲むととれると云われている。
 △魚の骨がのどに刺さったとき、生のやまいもの皮をむいて、口一杯に入れてかんで
飲み下すとよい。
 △魚の骨がのどに刺さったとき、鶏卵の白身に酢を一〜二滴たらして飲むと効がある。
また腫れて痛むときでも、二〜三回で治る。
 
酒の悪酔い
 △大根のおろし汁を沢山飲むとよい。…アルコール中毒にも…
 
酒酔い防止
 △酒を飲む寸前に、塩一さじをなめるとよい。
 
さなだ虫の駆除
 △かぼちゃの種子40gほどを焼いて、はちみつ80mlとすり混ぜて乳剤として、それを
二回に分けて服用する。用法は、朝食を抜いてヒマシ油20mlを飲んでから、一回目の
乳剤を飲み、二回目の乳剤は昼食前に飲む。
 
さめ肌
 △はとむぎご飯か、お粥にして二ケ月〜一年間常食する。
 
産後
 △黒大豆を炒り、途中から糯玄米を加え、さらに黒ごまも加えて炒り、最後に黒砂糖
を加えて、砂糖が溶けて全部が大きな塊になったところて、これを広口の壺にいれる。
 この壺の中に、良質の焼酎を注ぎ入れて一月ほどおくと、おいしい飲み物になる。…
腎臓・虚弱体質・強精強壮にも…
 △ぜんまいを料理して食べたり、煎じ汁を飲んでもよい。…婦人病にも…
 △後産アトザンがなかなか下らないときは、上質の酢の入っている湯飲み茶碗一杯の中に、
生卵の白身二個分を入れて飲むと著効がある。また単に卵白五〜六個分だけを飲んでも
よい。
 △産後の脱毛を予防するには、出産後一週間以内に、一日二回、あわびの味噌汁を飲
むとよい。作り方は、殻からはずしたあわびを薄く切って煮立った味噌汁に入れる(煮
すぎると硬くなる)。
 
産前産後
 かぼちゃの種子を炒ってから煎じ、その汁を二、三回飲むと著効がある。
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