症状に効く
〔ハ〕
 
発ガン物質を対外へ排出
 △はとむぎ玄米飯を摂り、副食物にはカルシウムの多いなまこ、カキ、ごま、とうも
ろこし、有色野菜、それにヨードの多い海藻類、大豆製品(特に納豆、味噌、麩など)
を摂っていると、血行がよくなり、血液が清浄になる。
 
発疹(はしかなど)
 △はしかなどの発疹が内攻してなかなか出ないときは、たけのこの煮汁を飲ませると、
一、二回で発疹して治る。
 
発熱
 △とうふパスタは氷の代用として、頭、胸、腹部に湿布すると邪熱が速やかに吸収さ
れる。とうふパスタの作り方は、とうふを布巾に包んで水分をよく絞り、擂り鉢ですり
つぶしてから小麦粉を二割ほど混ぜる。これを和紙又は布に延ばして患部に貼り、二時
間置き位に取り替える。
 △子供の発熱には、鶏卵三個を白みつ一合(白砂糖に水を加えて煮詰めたもの)の中
にに入れてよくかき混ぜ、これを飲ませると、すぐに熱が下がる。
 
鼻カタル
 △番茶に塩を加えた塩番茶を、微温湯程度に冷まして、これを鼻から吸い込んで口か
ら出すとよい。
 
鼻たけ
 △番茶に塩を加えた塩番茶を、微温湯程度に冷まして、これを鼻から吸い込んで口か
ら出す。これを連続してやるとよい。
 
鼻血
 △鼻血がなかなか止まらないとき、ちょっとした傷でも出血しやすい体質の人は、生
(又は茹でた)の落花生を一握り食べると効く。
 △かぶを突きつぶして、その汁を飲むと特効がある。
 △おろしにんにくを紙か布に厚く延ばして、足の土踏まずに貼ると、すぐ止まる。
 △よもぎの葉20g、ひねしょうが5gを煎じて飲むと効がある。…痔出血・子宮出血に
も…
 △れんこんのおろし汁を飲み、またその汁を鼻の中にたらし込むと、間もなく止まっ
てしまう。
 △いちじくには血を清める効があり、生食するとよい。…吐血(喀血)・下血にも…
 △鼻血が止まらないときは、ざくろの花をもんで鼻孔に詰めると、ただちに止まる。
 
鼻詰まり(風邪)
 △黒大豆とみかんの皮(乾燥させたものでもよい)と氷砂糖とをほぼ同量ずつ二合の
水の中に入れ、煎じて飲むと効果がある。
 △もち米の粥の中に刻んだ干し柿を入れて炊き、これを空腹時に何日か続けて食べる
とよい。
 
腫れ
 △小豆を突きつぶして粉末にし、大根おろしの汁で練り合わせ、それを患部に貼ると
よい。…痛みにも…
 
腫れもの
 △とうもろこしの芯の黒焼きを粉末にして、これを飯粒と練り合わせて布に延ばし、
患部に貼ると特効がみられる。
 △かぶを突きつぶして食塩少々を加えたものをつけ、日に三度取り替えると著効があ
る。
 △さといもの切り口で地面をこすり、粘液と混じった土を紙に延ばして貼る。乾いて
きたら貼り直す。初期のうちなら、大抵の腫れものが治る。
 △せりの葉を十分に汁が出るように塩もみし、これを患部に貼って包帯をしておく。
一日に朝夕二回取り替え、毎日続けていると膿が出て、痕がつかずにきれいに治る。
 △腫れものの初期には、にんにくの薄切りを患部に貼り、その上から普通の三、四倍
の大きな灸キュウを二、三回すえると著効があり、二日ほどで必ず治る。
 △やまいもをおろして小麦粉と練り混ぜたものを塗るとよい。…やけどにも…
 △とろろと白ねぎとをすり混ぜて紙に延ばしたものを貼ると、腫れものの毒を吸い出
してくれる。
 △中国の経験上による処方によれば、腫れものの口があかないとき、野ゆりの生の根
と食塩をつき混ぜて、これを紙か布に延ばして患部に当てると、穴があき、膿が出て治
ると云う。
 △梅干しの種二〜三個を火中で外皮が黒こげになる位に焼けたら割り、中の核(仁)
を取り出し、これと同量の麦飯をすり混ぜて膏薬状にする。この膏薬を紙に延ばして患
部に貼る。一日二回取り替える(腫れものができているときに梅干しを食べると、腫れ
もののあとが残ることがあるので、梅干しを食べることは控えて下さい)。
 △ぎんなんの殻をとり、実を黒焼きにして粉末にし、これを飯粒を練った中に入れ、
ごま油を少々加えて更に練り混ぜ、紙に延ばして患部に貼ると効がある。
 △原因不明の腫れものには、白ねぎをすりつぶし、はちみつ40gと混ぜてつけるとよ
い。
  
腫れもの(癰疽ヨウソ/悪性の腫れもの)
 △じゅんさいを突きつぶしてつけると、出来かけのものは消え、出来たてのものは毒
が散って治る。
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