02 蛇沢湿原のハッチョウトンボ 参考:鹿角市発行「鹿角市史」 蛇沢湿原では、夏七月から八月にかけてハッチョウトンボの可愛らしい姿が見られる。 ハッチョウトンボは体が小さいので、モウセンゴケに捕らえられているところを見かけ る。 ハッチョウトンボはトンボの中で最も小形の種類で、腹長10〜14mm、後翅長13〜15mm と云う小さなトンボで、各地のこうした低地の湿原に生息する。分布上特に珍しい種類 とは云えないが、近年各地の湿原の衰退が進み、それに伴ってハッチョウトンボの産地 も減少の傾向が見られることから、蛇沢湿原は鹿角地方唯一のハッチョウトンボの産地 として、真に貴重な自然と云える。 [詳細探訪] 鹿角物語[52だんぶり長者伝説][次へ進む] [バック]