ポケモン学研究所
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アサギの灯台考

〜その歴史と由来〜

やさしいにほんごのページは、こうじちゅうです。


 アサギシティ関係で、よく聞かれる疑問が、2つあります。

 1つは、「ポケモンが倒れても、灯台の明かりくらいなんとかならないのか?」 あれだけ、科学技術が発達し、リニアモーターカーが走りまわるのに必要な電力もある世界なのに、なぜ、ポケモンがともす明かりに頼っているのか? という疑問。

 そしてもう1つは、「なぜ灯台があんな迷路状の作りになっているのか?」という疑問です。 トレーナーだまりになっているのはともかく、なぜ灯台が忍者屋敷のような複雑な造りでなくてはならなかったのか。

 この2つについて、ちょっと考えてみました。

 個人用のポケギアにすら、簡易GPS機能があるのですから、少なくとも大型船舶には、灯台に頼らなくともすむ程度の航行機能があるはずです。 そして、灯台の明かりだけが必要なのであれば、とっくのむかしに、普通の電灯に置き換わっていてもおかしくはありません。

 ここでカギとなったのは、「灯台には、デンリュウが『祭られている』」という表現でした。

 灯台のデンリュウというのは、かならずしも実用(だけ)ではないのではないでしょうか?

 もしかすると、「アサギの灯台のデンリュウ」というのは、ロンドン塔のカラスやジブラルタルの猿(※)のような、「お守り」「神獣」的存在なのではないでしょうか?
(※いなくなると「ロンドンが滅びる」とか「イギリスの支配が終わる」とかいう言い伝えがあるので、大切にされている)

 昔なら特に、航海は危険なものだったでしょう。 デンリュウの明かりに、旅の安全を祈る、といったならわしがあったのかもしれません。 「デンリュウの明かりを拝んで出発すれば、航海安全・商売繁盛まちがいなし」とか、「デンリュウの明かりが見えないときに船出すると、海難にみまわれる」とか、そんな言い伝えがあったのかもしれません。

 だとすれば、ある種アサギの「守り神」として、灯台のデンリュウは、何代もの間、大切に祭られていたのではないでしょうか。
(世話する巫女さんみたいな家があったりして・・・<ミカンちゃんの一族だったりして)

 そして、そんな大事なポケモンだとすれば、厳重に守るのは当然のことでしょう。 今だってR団みたいなやからがいますし、商売敵の港町に狙われることもあったかも知れません。 (さらにうがった見方をすれば、特定の人からもらったものしか口にしない、というのも、一服盛られるのを防ぐためとか・・・いやいやそれは考えすぎ)

 そのような、うろんな侵入者をよせつけないために、アサギの灯台は、あんな忍者屋敷のような、複雑な作りに造られたのではないでしょうか。

 以上が、アサギの灯台に関する考察です。 こんな人とポケモンのふれあいの歴史が、今もアサギの港の人々に生きているのでしょう・・・。


 以上の論文は、タカマサさん、こっしーさんの疑問、及び、月野出迦夜さんのご意見にインスピレーションをいただきました。
たまにはこんなふうに、ポケモン世界の歴史や信仰に思いを馳せてみるのも悪くないですよね? (^^)

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