赤旗読者通信 99.02.14
 
   
 
     
  目次 30人学級について  イタイイタイ病の番組について
 
   
 
   
 
     
  30人以下学級の実現をめざして
小矢部市ではどれだけの先生が必要になるか
 
   
 
   
 
     
  子どもたちの個性を生かす教育のためにも、「いじめ」・不登校をはじめ教育現場の「荒れ」が深刻化している現状に対処するためにも、きめの細かい教育・指導が求められており、「30人学級の実現は緊急・不可欠の課題です。

長野県小海町では13年前から実施

義務教育ですので、本来国がやるべき課題です。日本共産党はこのための法案を発表しました。しかし国がなかなかやろうとしないときには自治体が独自に実施して、実行を迫ることも重要です。
長野県では7自治体が小人数学級を実施しています。小海町では「道路建設は1年や2年待ってもどうと言うことはないが、子どもの教育は待ったなしだ」といっています。

クロスランドの維持費程度で、小矢部市でも可能です

下の表のように、小矢部市で30人学級をやろうとすれば、最終的には19名の先生とひとつの教室を増やさなければなりません。小海町では2人の先生に1千万円をかけているそうですが、この例から試算すれば1億円から2億円程度の費用が必要です。クロスランドをつくったばかりに市は毎年2億円前後の負担をしています。子供の教育のためですからこのくらいの費用は、その気になればひねり出せるのではありませんか。

小人数学級は世界の大勢

 表のように世界の大勢も小人数学級です。国・県にも働きかけ、早く30人以下学級を実現するようにしましょう。この表については、「前衛96年臨時増刊」569ページを参照のこと。

 
   
 
   
 
     
 

毎年、1学年ずつ30人以下学級を実現するのに必要な先生と教室の数 

 
   
 
   
 
   
 
     
  富山テレビ
1月31日放映
 
   
 
     
 

イタイイタイ病の検証
ドキュメンタリーを見て

 
   
 
     
 
     
  1月31日に富山テレビが放映した「30年目のグレーゾーン」をご覧になったでしょうか。イタイイタイ病をテーマにしたドキュメンタリー番組で、ドキュメンタリー大賞を受賞しました。
イタイイタイ病の原因が三井金属のカドミニウムであることは決着済みだと思っていましたが、日本政府が莫大なお金を使って「違う」という結論を出そうと10年間もサルを使った実験を行っていたことを描き出し、それが国際社会で孤立していることを浮き彫りにした番組でした。富山テレビのニュース番組でおなじみの青柳良明氏の「この国の形」を問いかけたすばらしい番組でした。
「しんぶん赤旗(2月9日付)」が近藤忠孝氏の手記とともに、読者の声を紹介していましたので、転載します。
 
   
 
   
 
     
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