2003年10月
   2003年9月
以前の日記
 

 


 
 
 11/29 チャンピオン

学生キック。

ここ数カ月、週2度ほど定期的に北星に練習にやってきた諏訪部泰斗(明治大学)が見事、学生チャンピオンに。数回だけだが練習に来た某大学選手も、チャンピオンに。おまけに?オーエンジャイ常連のチェリー竹内(国士舘大学)まで勝利して(セコンドはチェリー桜井!)気分や良し。みな、おめでと〜!!

諏訪部の相手、日大の大塚はこれまで無敗の前年チャンピオン。すべての選手を見たわけではないが、学生の中では唯一といっていいくらい、ちゃんとしたミドルで試合を作れる選手。こつこつしたローも、効果的に使う。

実はこの大塚との面識は、諏訪部より早い。日大のキック部のHP管理人でもあるらしい大塚、「野崎さんの日記を部員に読ませたい」とリンク希望のメールを送ってきたことがある。なかなか目のつけどころが素晴らしい学生だ(笑)

で、その後諏訪部の面倒を見るようになり、トーナメントを勝ち上がるとこの二人が直接対決することに。おまけに、これ以前からちょくちょく他の日大生が北星に出入りしていた事情もあり、結構複雑な人間模様があった。

だが、そこは割り切るしかない。諏訪部に全面的に協力した。

その諏訪部、もともとパンチも、蹴りも悪くはない。しかし、バランスが無茶苦茶。とくにパンチを打ち出すと、上体が突っ込んじゃって蹴りが出ない。前にしか出られない。

こういう選手、蹴りの選手は一番やりやすい。入ってきたとこ蹴っておきゃいいんだから、ラクである。これを修正しなければ、大塚のミドル、ローのえじきである。

というわけで、常にパンチも蹴りも両方出せるバランスをキープすること。ミドルをスウェーでかわせる距離にいて、スウェーの後、攻撃すること(学生キックは蹴り足つかむの禁止、カットは下手糞で短期間での上達は無理と判断)。その攻撃もパンチだけ、蹴りだけにならないこと…を主に練習した。

多少はできたでしょうか。。。

2Rまではほぼ思惑どおりの展開。遠い距離からのパンチが結構決まる。2Rはとったんじゃないだろうか。だが、試合を決めるべくアグレッシブになった3Rはバランス昔に逆戻り。パンチで突っ込み、ミドルの餌食になり、ポイント取りかえされる。

結果はドローであったが、学生キック特有の優勢判定で2-1で勝利。ほとんどハナ差の勝利であった。

正しいことを教えてきた自負はあるが、それが正しいかどうかを証明してくれるものは結果でしかない。そういう意味で結果が出てホッとした。あぁえかった!えかった。。。

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 11/28 プロレス

最近、プロレスラーの暴露本が相次いで発売されている。いわゆる純プロレスが打ち合わせ済みのショーだということは、もはや公然の事実だが、「格闘技」を謳った団体でも同じようなものであったということが告発されている(らしい)。

元パンクラス船木氏の本は、ちょこっとだけ立ち読みした。途中、「北星ジムで練習をした」との下りもあった。これはわしが入る前、藤原組と交流が活発だったころの話だ。

うちのタイ人がプロレス興行に出たりしたこともあり、昔の北星ジムはプロレスとは縁が深かった。というわけで、某先輩などは「歴史に残る格闘技戦」と言われている「●●対●●●●●の打ち合わせ現場を観たよ」などとサラリと言っていた。信者なら、卒倒する話だろう。

で、今度は、現在PRIDEの顔になっている高田延彦氏の本が出て話題になっている(そうだ)。プロレス雑誌は表紙で何やら批判的なメッセージを送っていたから、業界的にはタブーに触れたってことで衝撃的なのだろう。

何を今さら……

ただ一つ言えるのは、「真剣勝負」って簡単に言うが、それは本当に大変だということ。たとえば高田延彦という有名なプロレスラーは、「格闘技」の試合経験は、わしよりも遙かに少ないということ(いったい何戦なの?)。アントニオ猪木、しかり。彼らが格闘技について発言するのは、K−1の解説をボクサーがすること以上にナンセンス。こと「格闘技」ということに関しては、キックボクサーは彼らプロレスラーの遙か上のステージにいる。もっと胸をはっていい。

別にプロレスラーを否定しているわけじゃない。プロレスラーも可哀想と言えば可哀想。一部の者が真剣勝負を望んでも、それを実現する場は、ほんの数年前までほとんどなかったのだから。そう考えると、30年も前から、顔面をヒジやヒザでバコバコやっているキックボクサーの特別さがよくわかる。ガキの頃からそれをやってるムエタイなんか、ほんと凄いというか気違いに近い。

K−1がどんどんプロレス化している現在こそ、キックは純格闘技路線を邁進してほしい。そして、はからずも「競技」の匂い立ちこめる「キックボクシング」という名前を大事にすべきだと思うのだ。

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 11/26 情報あれこれ

「PRIVATE AFFAIR」での掲示板の書き込みによると、石毛慎也が出場する「タイ王宮前興行」の情報がちょろちょろ入ってきているようです。直前で相手がころころ変わる、いい加減きわまりないこの興行ですが、(参考→楠本勝也出場観戦記)今年は72kgでのトーナメントが予定されているようです。タイ2名、外国人6名。タイ側はサッグモンコン(だ〜いぶ前のタイ重量級最強戦士。引退したはずだったのだが)、ヌントラガーン(NJKFでHIROSHI選手と対戦経験あり)の出場が予定されているとか(あくまで予定です)。

石毛出場決定時には、トーナメントの話も体重の話もまったくなかったので、一応「72kgでトーナメントは困る。ワンマッチ希望」の旨は伝えたらしいのですが、どうせまたドタバタするでしょう。ヨーデーチャー出場の噂もあるらしいんですが。。

さて、今週末は学生キックがあります。

http://www.gakuseikick.com/

掲示板には「キックファンは見た!」さんが、「野崎勇治率いる明治大学〜」と書いてありましたが、わしは率いていません。「やる気があるなら、北星に来たら面倒みるよ」とは言いましたが、公式にコーチとかじゃないのでそこのところよろしく。やる気のない者の面倒まで見切れません。実際、日大の学生もたまに来ます。

そんな中でも、今度ウエルター級のチャンピオン戦なるものに出場する、諏訪部泰斗は熱心に北星に来ました。石毛に蹴り飛ばされ、石黒に顔腫らされ、わしにいじめられて、今度の試合に挑みます。成果が出るのかどうか???

北星に来る前と比べたら、30%は戦力を増しているとは思います。しかし、勝負の世界、だから勝てるというもんでもないでしょうが、一つ応援よろしくお願いします。

後楽園ホールにて朝っぱらから始まって、13時すぎからチャンピオン戦(要はトーナメントの決勝戦)だそうです。入場料1000円。ダイヤモンドの原石をお探しにご来場してはいかが?

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 11/21 まさに超速だが、、、、

新田ボクシングジムのHPにある「トレーナー日記」に、

http://nittaboxinggym.sugoihp.com/frame.html

K-1 MAXを観た感想が書かれている。ご丁寧に、わしの日記も引用されているが、そりゃまあ、ボクシング側の人から見たら、K-1は存在自体が不愉快でしょう。

今回の試合で「結局は別物」とわかった人も大勢いるようだが、まだ「本当のボクシングのトップならこうはならない」とかほざいているのがいる。例としてモズリーやらホプキンスではこうはならない、このハンドスピードを観てみよ!と下の動画が貼られていた。

http://www.boxingtime.com/fightclips/gymsounds.ram

たしかに凄い。はっきり言って見えない! 日本のキックボクサーのパンチなどウンコ同然だ。

でも、それでも、、、、蹴りがありゃ事情は変わってくるのです。いい加減、不毛な論争は終わらせましょう。

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 11/19 似て非なるもの

K−1 MAXの感想の続き。

わしはあんまり参加メンバー全般のことにくわしくないのだが、今回、初参戦組は、総壊滅。初参戦同士の第一試合と、ノッパデーソン以外、全員敗北したんじゃないか? やはり「K−1」は他のいかなる競技とも別物であり、それ専用の練習と経験が必要であることを、改めて認識した。

とくに、対ムエタイに慣れてしまっている選手は、ボクシングテクニックに優る相手 に苦戦している(協会代表の両名が典型)。5Rなら、試合のつくりようがあるのだが、いつの間にかワンマッチでも3R。「蹴りでじっくり試合を作る」余裕などない(蹴りにまったく対応できないフィリップスは論外)。

しかも、連打はほとんど当たらないムエタイ対策で、一発一発をきちんと打つ技術を磨いているため、ボクシングほどの連打は打てない。相手も打てないが、打てる選手でも、5Rならミドル等でかわせる。首相撲でネチネチいってもいい。ヒジでカウンターとる手もある。しかし、ここはK−1。いずれの選択肢もとれず、相手と同じリズムでの打ち合いに引きずり込まれ、マットに沈んでいる。

キックの選手は、徹底的に日頃のスタイルを貫くか、小次郎選手のように完璧にモデルチェンジをはからないと、今後も同様の結果が続くはず。

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 11/19 似て非なるもの

K−1 MAXの感想の続き。

わしはあんまり参加メンバー全般のことにくわしくないのだが、今回、初参戦組は、総壊滅。初参戦同士の第一試合と、ノッパデーソン以外、全員敗北したんじゃないか? やはり「K−1」は他のいかなる競技とも別物であり、それ専用の練習と経験が必要であることを、改めて認識した。

とくに、対ムエタイに慣れてしまっている選手は、ボクシングテクニックに優る相手 に苦戦している(協会代表の両名が典型)。5Rなら、試合のつくりようがあるのだが、いつの間にかワンマッチでも3R。「蹴りでじっくり試合を作る」余裕などない(蹴りにまったく対応できないフィリップスは論外)。

しかも、連打はほとんど当たらないムエタイ対策で、一発一発をきちんと打つ技術を磨いているため、ボクシングほどの連打は打てない。相手も打てないが、打てる選手でも、5Rならミドル等でかわせる。首相撲でネチネチいってもいい。ヒジでカウンターとる手もある。しかし、ここはK−1。いずれの選択肢もとれず、相手と同じリズムでの打ち合いに引きずり込まれ、マットに沈んでいる。

キックの選手は、徹底的に日頃のスタイルを貫くか、小次郎選手のように完璧にモデルチェンジをはからないと、今後も同様の結果が続くはず。

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 11/18 ほっ

正直、ホッとした。魔裟斗が素人じじいに負けたら、とんだオオカミ少年になるところだった。しかし、お手本のようなボクサー殺し。お見事!!

やはり、先手は左ミドル。これが一番入ってくる相手を止めやすく、またカウンターのパンチをもらいにくい。それを左構えで出す徹底ぶり。

そして、相手の距離や攻め手がわかってくると、徐々にローの数を増やしていく。後は時間の問題。

実況席が「すごい!すごい!」って、何を凄いって言っているかと思ったら、「ビンス・フィリップスのローを耐える力が凄い」と言っているから呆れる。3分くらいなんとかなります。ローをそれだけもらわない、キックボクサーの工夫と努力のほうが、よっぽど凄いと思うがどうだろう?

それにしても、元ボクシング世界王者の醜態はひどかった。ボクシング界の人は、フィリップス本人と、それを招聘したKー1を名誉毀損で訴えてほしい。

子供の目から観たら、「Kー1>ボクシング」という認識が確定してしまった。何年か後のボクシング人口は確実に減るだろう。キックとしたらチャンスではあるんだけど。。。

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 11/17 アジアの星

「Talk is cheap」の今月分が更新されているが、今月のツボは、林隆治氏による「マネージャーというお仕事」。

http://www.din.or.jp/ ̄oz_box/200311/hayashi/h200311.html

「日本人ボクサーはなぜ海外で試合をしないか?」という疑問に答えているのだが、その答えは「欧米では、まったく東洋人に商品価値が認められていない」というショッキングなもの。実際、日本人ボクサーなんて、誰一人認められていないだろう。

そんな中、アジア人が快挙を成し遂げた。本場アメリカで活躍中のフィリピン人、IBF世界J・フェザー級王者マニー・パッキアオが、現在フェザー級近辺で世界最強といわれるマルコ・アントニオ・バレラに勝ったのだ(Box-On 11/16分ニュース)。これは、野茂、イチロー級の快挙。いや、それ以上かも知れない。

http://www.world-boxing.net/

「世界チャンピオンって世界最強なんだから、日本人の世界チャンピオンだって同じくらい凄いんじゃ?」って疑問を持つのが普通の感性なんだろうが、実際はそうみなされてはいない。「最強」といわれるバレラだって現在、王座は保持していないから、わかりにくい。

競技がビジネスとして大きくなってくると、強さと肩書きにアンバランスが生まれてくる。いろいろな策謀がうずまくから。それはムエタイも同じ(らしい)。

来日タイ人も、肩書きばかりに目を奪われていると、とんでもないまがい物であったりする(らしい)。その辺の情報が、随時入ってくるといいのですが。。。

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 11/16 情報あれこれ。

めんどくさいからリンク無しで。

わしがとっても楽しみにしていた、小松則幸対トラッシュ中沼との再戦がキャンセルになった模様。正式に発表されていないと思うが、小松側のHPで発表されていたので本当だろう。

理由は中沼の世界挑戦。相手はなんとポンサクレックとか。8度目の防衛を果たしたばかりのタイの安定王者。ガンガン打ってくるポンサクレックなら、カウンターパンチャー中沼なら、勝機があるかも? もちろん有利ということではないが。。。

で、そのポンサクレックの防衛戦と同じ興行で、サムゴーも出場しているが、負けた模様。普通に負けたようで、やはり恐るべしタイランド。

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 11/15 はぁ


魔裟斗対フィリップス。こういう気持ちでいるのなら、まず負けはないでしょう。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/column/200311/1113sn_02.html

「首つかんでヒザも入れる」と言っている(たしか日刊で見た)。首相撲のブレイクが早いK−1だが、おそらくフィリップスは首相撲のイロハもわかっていない。頭を下げてボディー打つくらいが関の山でしょう。そうなれば「膠着」とみなされてしまう状況にもなりにくく、やり放題になることが予想される。

ボクシングでは元世界チャンピオンだが、キック有りの試合はド素人の竹原慎二氏はこう言っている。

「普段、12Rで戦うボクサーは流れの中で、相手が疲れた時に1発のチャンスを狙うが、3RのK−1でチャンスを作るのは難しい」

どうやら、長引けば長引くほどボクサーが不利という認識がないらしい。蹴られたダメージは蓄積するということもわからないのか。もしボクシングファンがこの程度の認識なら、魔裟斗対フィリップスを見て愕然とすることになる。

一般視聴者は「ボクシングとキックはどっちが強い」などという阿呆らしい視点でしかこの試合を観ておらず、結果、魔裟斗圧勝となれば「キック復権、ボクシング失墜」という状況になりかねない。もちろん結果が逆ならば、この逆になる。

「もしかして谷川氏は、キック、K−1の復興のために、ここまで計算してキック素人の元ボクシングチャンピオン40歳を用意したのかもしれない」と考えるのはどうでしょう?(笑)誇り高きボクサー達に対しては、甚だ失礼な試合だとは思いますが。。。

そういえばK-1の運営会社が、「FEG」という会社に変わってますね。

http://www.so-net.ne.jp/feg/what/index.html

「FEG」って何の略だと思ったら、「Fighting & Entertainment Group」だそうな。なんかプロレス団体みたい。。。

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 11/14 誕生日パーティー

今日はオーエンジャイにて、マスコットガール?ウィちゃんの誕生日パーティー。

よくわからない面子で盛り上がった。

まず、ボクシング世界ランカー前東洋チャンプ福島学。12月6日、後楽園ホールで進退を賭けた大一番、対ヨックタイ戦を控え、なぜに福島学????? と不思議な人も多いだろう。

実は福島さん。デビュー二戦目の相手が、あのユタポン前田。元BBTV王者にして、現はまっこムエタイジム会長のユタポン前田氏だ。

日本で国際式に転向し、プロデビューをもくろんだユタポンさんだが、相手が見つからない。そりゃそうだ。そこへ敢然と手を挙げたのが、JBスポーツクラブ福島学。結果は敗北を喫したが、その後ユタポンさんは東日本新人王、福島さんは東洋王者となった。

そして、ウィちゃんはユタポンさんの姪っ子にあたる。そういう不思議な因縁で、誕生日の祝いにかけつけてくれたのだ(酒は飲んでないよ)。

そしてもう一人、不思議なゲスト大月晴明。こっちはウィちゃんとは初対面。ただ、呑みに来たらしい(笑)

大月くんとは、終始キック談義。横にいた福島さんが「呑むときもキックの話してるんですか?」と呆れていると、いや、「キックの話を肴にすれば朝まで呑めますよ」と豪腕男。

その後、チャモアペットさんの隣につれていくと、大緊張。写真撮影までする意外なミーハーっぷりを披露した。そして「サムゴー対策」まで聞き始める。

チャモさん
「サムゴー、左ミドル、つよ〜い。でも簡単。○○すればいい」

…………常人には簡単ではないんですが。。。(苦笑)

そんなこんなで明け方まで。疲れました。

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 11/13 詐術

夜、メシを食いながらWWEスマックダウンをビデオで観ていると、飼育係ママがやってきた。ときどき、食材を持ってきてくれるのだ。

飼育係ママ。来るなり慌てた様子で、「バレーボールどうなった?」とテレビ部屋に飛び込んできた。アンダーテイカー大活躍中のビデオを止めて、W杯バレーに切り替える。アテネ五輪出場に向けての天王山だそうな。実況、選手、そして観戦する飼育係ママから悲壮感が伝わってくる。たしか前回のシドニーは出場権逃したんだっけ? そりゃ大変。頑張れニッポン!

しかし、接戦の末、ブラジルに敗れる。黙り込む実況。落ち込む選手たち。そして落胆する飼育係ママ。まるでドーハの悲劇のようだ。

翌朝、フジテレビ系「とくだね」を見ていると、バレーボール特集がトップニュース。3位以内に入ることがアテネ出場条件らしい。そりゃ大変だ。中国もアメリカもキューバもイタリアもいる大会で、3位に入らないとオリンピック出られないの? そりゃ必死で応援せざるをえないな!

……と思っていたら、どうやら違うらしい。

http://www.geocities.co.jp/Athlete-Olympia/1427/vollayball.html

実際のところは、この大会で上位3位に入ればオリンピック出場が確定するが、来年5月に世界最終予選兼アジア予選というのがあるらしい。ここのところの日本バレーの成績をみてると世界3位に入るのは考えにくく、実質は来年5月こそが予選。こっちで盛り上がればいいのに、、、、実況はそんなこと一言も言ってなかったなぁ。3位に入らなければ、この世の終わりみたいな感じだった。公式ページでもそのあたりの事情は一切書いていない。

http://www.fujitv.co.jp/sports/volley/worldcup2003/gaiyou/gaiyou.html

それにしてもバレーボール。重要な国際大会がほとんど日本国内で行われているような気がするのは、気のせいか。今回のオリンピック出場権もかかった「ワールドカップ」の公式HPは、なんとフジテレビサーバー内にある。これじゃ「フジテレビ杯」。

ちなみに来年5月の世界最終予選。開催地は「東京」。日本オリンピック出場までの道のりは、こりゃ完全なハンデ戦。もう観ません。

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 11/9 NJKF速報

久しぶりの観戦オンリー興行。

高津VS飯田戦以降は、自分で採点もしてみました。わしが推奨する0.5ポイントをとる採点も同時にしてみました。

が、試合はKOの連続。ほとんど採点の意味なし。。。レポートはまた詳しく。

結果。

×HIROSHI 3RKO エークウボン○
×高津   1RKO 飯田○
×佐藤   1RKO 高橋○
○木浪   3RKO 瀬尾×
○笛吹   2RKO 清野×
△桜井   5R判定 マンコン△

ちなみにメインの桜井マンコン戦は、ジャッジ3者とも50対50のドロー。わしの採点では、50対48でマンコン。0.5ポイントつけると、50対47.5でマンコン。

地元判定ではなく、イデオロギーの差によるドロー。

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 11/7 野球、大ピンチ

毎日新聞の「K−1曙参戦」の記事を興味深く読んだ。

http://sports.yahoo.co.jp/headlines/20031107/…

何が興味深いか?って下のほう。いわゆる「識者のコメント」って奴が、なんと「週刊プロレス編集長」なのだ。「格闘技通信編集長」でも「ゴング格闘技編集長」でもないのだ。

内部にいる人間だと、自分の本当のイメージがわからないことはよくあるが、K−1に関するコメントを週プロに聞くとは!! おそらく格闘技素人の記者だからこそ、ある意味、正常なイメージを抱いているのだろう。

まあ、いいや。勝手にやっててくれ。

それより、野球のアテネ五輪アジア予選。面白いじゃん。

おそらく野球という競技において、史上初の国と国との総力を尽くした真剣勝負。ま、「総力」と表現するには数枚戦力は足りないが、それは韓国なども同じこと。「言い訳が効かない」という意味では、「日本代表」という名に相応しい、初のチームと言えるだろう。これまでの国際試合とは緊張感が違う。

今度のオリンピックには、メジャーリーグは選手を出さない。松井やイチローも出られないが、アメリカなどもメジャーの選手はいっさい入っていない(はず)。それでは、「事実上の野球ワールドカップ」とはならない。

だから、アテネは期待していた。アテネで日本代表がアメリカ代表にコテンパンに勝ち、次の北京五輪ではメジャーを引っ張り出すことを期待していた。しかも、今回のアメリカ代表には、メジャーの至宝クレメンスが入るという噂がある。引退を発表したクレメンスは、五輪参加資格がある。そこでウルトラCで日本のプロ野球で余生を送り、アテネ五輪に参戦するという噂である。愛国心に厚いことでも知られるクレメンス。「五輪に出たい」とは広言しており、ありえない話ではない。楽しみではないか!

しか〜〜し!!!!!!!!

なんとアメリカ予選敗退!

http://www.sportsline.com/olympics/story/6813645

これは痛い。痛すぎる。みなさんはご記憶だろうか? アテネ五輪では、野球は正式種目から外される寸前までいったのを。それを何とか政治力で覆したのだ。

以前にも書いたが、オリンピック競技にはたしかA〜Eランクの格付けがあり、野球は、記憶が確かならばDランクの競技だという。ま、細かいところは抜きにして、オリンピックの野球は「金にならない」のだ。

そんな状況への巻き返しをはかるアテネ五輪。これにアメリカが出ないとなると、アメリカ向けの放映権料、広告収入等が激減することになる。韓国が敗退したのも、同様の理由で痛いだろう。盛り上がらないこと確実である。

次の北京五輪。少なくとも、その次の五輪が野球不毛地区なら、オリンピック野球は終わりだな。

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 11/6 そうですか。

曙、Kー1参戦をにらんで相撲協会脱会だそうである。これに、わしはどうコメントすれば良いのだろう。世間の認識では「K-1=キック」であろう。そしてK-1に、引退してポンコツ状態の力士が参戦してくるんである。気分がいいはずがない。

おそらく、良識ある人たちがなんと言ったって、曙やサップの試合は視聴率をとるだろうし、話題をおさめるのであろう。だとしたら、残念ながら、K-1の戦略は正しいということにならざるをえない。

わしの出る幕ではない。もう、K-1は、全然別のモノになってしまったのである。

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 11/5 キターッ!!

もう地上波番組はほとんど観ないわしだが、かなりの率で毎週観ている唯一に近い番組がテレビ朝日「TVのチカラ」。

もともと純粋な人捜し、事件の手掛かり探し番組であった。胸くそ悪い事件が毎日のように起きる昨今。こういう番組は必要なのだ。ウン。だけど、いつからか超能力捜査に走り始め、途端に胡散臭くなった。超能力も当たればいいんだが、はずれれば惨め。未解決事件が積み重なるばかり。一方のフジテレビや日テレ系の同様の特番では、何人も逮捕者が出ており(超能力ではない)、先を越された状態。やはり、超能力に走ったところが致命的であったか…

…と思っていたら、あら当たった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031105-00000205-yom-soci

この事件は、↓。

http://www.tv-asahi.co.jp/telechika/contents/sos/0028/index.html

超能力のおかげなのかどうなのか微妙なところだが、いやいや良かった。この調子で由梨ちゃん(大阪で行方不明の子)見つけておくれ〜!

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 11/4 お答え

掲示板のほうで播磨灘さんより、二つの質問がありました。ここで答えたいと思います。

A 魔裟斗vsビンスフィリップス戦をどう予想するか? そもそもビンスフィリップスって誰?

B なんでK−1には、ジョンウェインやヨーデーチャーやフィクリやチャンプアックが出ないのか?

という二点です。

まず、

ボクシングにはスーパーチャンピオンっていうわけのわからん制度があります。WBAが他団体との統一チャンピオンをスーパーチャンピオンってのに、認定。別格扱いにしたのです。そのなかの一人にWBA、WBC、IBFのスーパーライト級統一チャンピオンであったコスタヤ・ジュー(もしくはコンスタンチン・チュー)という選手がいます。その選手に唯一の黒星をつけた相手が、ビンスフィリップスだそうです。

強いのは間違いないでしょう。いや、強かったのは間違いないというべきでしょうか。何せ、ジューを倒してタイトルをとったといっても、それは97年のこと。たしか、わしのプロデビューの歳です(笑)。

そしてこのビンスフィリップス、現在40歳。ここ数年目立った活躍をしていないことを考えれば、現在の状態は容易に想像がつくところです。準備期間を考えても、キックにはまったく対応できないでしょう。また、スーパーライト級(63.50kg)の選手ですから、70kgのK−1に出るのは、なめてるんでしょう。

ただ、そうはいっても、単なるパンチの打ち合いでは魔裟斗選手より上でしょう。過去ザンビディスや村浜武洋選手といった「ほぼパンチオンリー」の選手には、魔裟斗選手は「ほぼムエタイスタイル」で迎撃しています。パンチの届かない、ミドルキックや前蹴りの距離でペースをつくり、ヒザでダメージを与えています。これがパンチをもらわない、最も安全な闘い方でしょう。事実、日刊スポーツの記事では、「左の蹴りで相手の腕を潰すか、右の蹴りで脚を潰すか」という趣旨の魔裟斗選手のコメントが載ってました。とても頭のいい選手なので、そのあたりは余裕でわかっているでしょう。ヌアトラニーもいますし。

ただ同時に、「行けると思ったら、パンチの打ち合いにもいく」とも言っています。

【参考 スポナビ】
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/column/200310/1030sn_02.html

おそらく客席が一番望んでいるのは、魔裟斗選手が、パンチでボクシング王者を倒す展開でしょう。要は、どのタイミングで「パンチでもOK」と思うかでしょうね。あんまり早い段階でパンチで応戦してしまうと、思わぬパンチをもらいかねません。十分痛めつけてからです。ローも、最初は危険だとは思います。カウンター合わされやすいので。

結局、ファンが何を望んでいるかが問われる試合だと思います。「キックボクサーがキックボクシングの技を駆使して、ボクサーを完璧に封じる」ことに、拍手をおくれるかどうか。絶対に、「プロなら相手の土俵に入って打ち合え」という大馬鹿者が出てくるはずです。個人的には、完璧に相手の持ち味を消して、「異種格闘技戦などナンセンス」だということを、満天下に知らしめてやってほしいと思います。

一つ気になっているのは、ワンマッチなのに3分3Rというところ。これはキック系の選手には不利ですね。ますますボクシング化がすすみそうです。

では、質問B

どうして、ジョンウェインやヨーデーチャーやフィクリを、K−1に呼ばないのか? という質問です。わしも不思議です(笑)。正直わかりません。こっちが教えてほしいくらいです。欧州の帝王ライアン・シムソンも、まだ現役なんですよね?

考えられるのは

1 プロモータレベルの交渉で決裂してしまっている。
2 実力的にも見栄え的にも、出場に値しないと判断されている。
3 強すぎるから、出したくない。
4 単に知らない

この4つくらいでしょうか。
まず

選手が出る出ないで、もっとも障害になるのは、これでしょう。しかし、この団体の常で、出て欲しい選手はすぐ記者の前で言っちゃいますから、本当に出て欲しかったら、名前くらいは出ているでしょうね。ガオランの件を持ち出すまでもなく、先走りは得意ですから。少なくとも、フィクリは「リングはどこでもいい。魔裟斗とやりたい」と発言しています。

次に

ジョンウェインは、ベリーハンサムです。スタイルは地味かもしれませんが、スター性は抜群です。ヨーデーチャーは、K−1ルールならガオランより上でしょう。サゲッタオーとはどうなんでしょう? 次元が違うような気はしますが、よくわかりません。スタイル的にもK−1でセンセーションを巻き起こせるだけのものを持ってます。フィクリはその両方があります。

ただ、これを判断するのは、おそらくテレビ局の人間です。彼らの価値観は理解不能 ですから(笑)、ダメという判定を下しているかもしれません。

次に。周囲のキックボクサーたちでは、この説が通説になっています。K−1ミドル級の設立趣旨は、「日本人のK−1王者をつくりたい」というところにあるのは間違いないと思います。したがって、強すぎる外国人に出てもらうと困ることは事実でしょう。ただ魔裟斗選手という立派な世界王者が生まれたわけだから、そろそろと思ったのですが、、、、、次のテーマはK−1対ボクシング。

谷川Pの発言を聞いていると、二言目にはボクシングという言葉が出てきます。とにかくアメリカ市場を開拓したい、それにはボクサーを巻き込まないとどうしようもない、ということでしょう。アメリカでは、格闘技=ボクシングかレスリングという認識がまだまだありますから。

最後に。これも「あるかもしれない」って思ってます。とくにTV局が大幅に介入 しているのなら、そもそも素人だから、ありうるでしょう。

以前、森S野さんも書かれてましたが、K−1はボクシングを目指すかと思いきや、プロレスを目指してしまっています。ならば、「キックはボクシングをめざそう」と、わしはつねづね言っているわけです。

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 11/2 大阪→京都

先週末は大阪へ。

飼育係の親戚の結婚式へ出席したのだ。古式ゆかしい結婚式に初めて出席して、いかに自分らのがいい加減だったかがよくわかった。なにせわが結婚式・披露宴は

・主賓欠席
・遅刻者多数(全員野崎側、全員北星関係者)
・某会長スピーチで新婦の名前二度間違う
・新郎、ズボン脱いで暴れる
・キャリーのストロベリートーク吹き荒れる
……、いやあ、よく結婚無効にならなかった(汗)。

で、親戚の結婚式。新郎も某有名企業勤めだが、新婦は「西の横綱」ともいえる某超有名企業、本社経理部勤め。コテコテの「ニッポンの結婚式」であった。当然、スピーチは上司。

「新郎の仕事ぶりは……」
「新婦の仕事ぶりは……」

そんな話してもしょ〜がないだろっ!って話を延々するのだが、それが世の中的にはいいらしい。はっきりいってつまらんのだが、友人代表の出し物が非常に独創的で面白く、しかも機転の利いた代物で、感心した。やはり、大企業には、それなりの人材がいるということか。

マジメ〜な二人の結婚式は、娘の結婚式で涙も流さずヤジ将軍と化していた飼育係パパ(つまり義父)も、涙を流すという感動的なフィナーレを迎えた。パチパチパチ。

その後、親戚一同で京都へ移動。一同の目的は京都観光なのだが、わしは「フィニート弟の視察」という特命を帯びていた。フィニート弟は自称?芸術家らしく、住所不定、所在地不明、連絡手段不明で、あちこちふらふらしていて早28歳。さすがにそろそろ地に足をつけんといかんと思ったのか、なぜか京都にて、アジア料理の店で働きはじめたのだ。

アジア料理って言っても、フィリピンパブなのか、おかまバーなのか、どんなもんだかわかりゃしない。フィニートパパも、ママも、オバアチャンも、みんな心配なのだ。ということで、わしは偵察の特命を授かったのだ。

結局、やかましい親戚軍団7名でおしかけ、試食してきた。いやあ、うまいじゃん。店の雰囲気も、接客もいいし、美人店員多いし。。。良い店なんじゃないでしょうか?

ということで、帰京後は、フィニートパパ、ママに報告に。オバアチャンに電話したら、泣きそうなくらい安心してた。

こっちも安心したが、疲れた連休でごわした。

というわけで、WSRジム主催ディファ有明興行は行けませんでした。一番くわしいレポートは「KICK-AROUND」かな?

http://www.h4.dion.ne.jp/%7Ek.kick/m-1.htm

川津君惜敗、国崇君完敗でいいのかな? 観たかったけど、行けずにすんませんでした。

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