以前の日記
   2003年9月
 

 


 
 
 10/29 世界一のチーム

Jリーグ2部で昇格争いをするアルビレックス新潟が、観客動員のJリーグ記録を作った。2部リーグのチームの観客動員力としては、「おそらく現在、世界一ではないか」とどっかの雑誌で誰かが言っていた。これまでの記録は名古屋グランパスエイトが95年に達成した55万人。おそらくこれはトヨタ自動車の組織動員がほとんどだろう。大スポンサーを持たないアルビレックスの偉業は、国内では前例のないことだ。

この快挙の影には「秘策」があったという。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20030831/mng_____tokuho__000.shtml

かつては一試合につき7万枚の無料招待券を配ったそうである。とにかくスタジアム
に来て雰囲気を味わってもらうことを優先したそうである。その後、徐々にリピーター
を増やし、ついに「今月で無料招待は打ち切った」。それでもスタジアムには4万人
以上の大観衆が詰めかける。アウェーでも、新幹線や飛行機を利用して、新潟サポー
ターが大挙してつめかける。いやはや素晴らしい。

いま最もJリーグの理念を体現しているチームかもしれない。金つかわなくても、頭をつかえば、お客さんは入るんである。

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 10/27 惨敗

ラグビーW杯が終わった。日本代表全敗。ある意味、順当な結果に終わった。個人的に、高野連、相撲協会、ラグビー協会には同じ匂いがする。伝統に毒されて、閉鎖的で変化を嫌う。揃いも揃って、変な精神論を柱にしている。相撲はまあ「文化」と捉えればそれでもいいが、魅力のない競技は、競技人口が減り衰退する。

ことしラグビー協会もやっと重い腰を上げ、「トップリーグ」なるものを立ち上げた。しかし、それは全国リーグというだけで、中身は何も変化なし。野球界では、長嶋茂雄が一茂を指導したしないでもめるほど、プロアマが断絶していたが、ラグビーも「ラガーマン精神」などとわけのわからんものを持ち出して、アマチュアが美徳とされてきた。「ラガーマン精神」の本場ではもうプロが当たり前の時代にである。滑稽だ。

アマチュアリズムは停滞を生む。
「日本代表」って言ったって↓↓↓。この程度だろう。
http://number.goo.ne.jp/number_web_original/rugby_586/index.html

次のラグビー日本代表の監督には、外国人起用との噂もある。10年遅い気がするが、そうでなくては日本ラグビーは終わりでしょう。ついでにラグビー協会にも、一流国の人をチェアマンに招くと良い。

考えてみれば、日本のサッカーは、外国人監督で大いに変わった。オフト、ファルカン、トルシエ、ジーコ……。いま考えればオフトが言っていたことなんて、笑っちゃうくらい基本的なことだったが、当時の日本人には真新しいことばかりだった。いかにサッカーを知らなかったかを思い知らされた。それはファンも選手も同じだろう。

ラグビー三流国である日本で、外国人の指導者がほとんどいないってのは、よく考えれば凄いことだ。日本中のキックのジムに、タイ人トレーナーが一人もいなかったら、、、、そりゃ競技としてはどうでしょう。打倒ムエタイで別のスタイルで闘うにしても、国内で本格的なタイスタイルを使う選手がいれば、それだけレベルも高くなる。

どんどん外に出て、いろいろ吸収すべきですな。やる方も、教える方も。

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 10/26 アマチュアリズム

ボクシングの超優良サイト「Talk is chap」はオススメ記事満載のサイトだが、今月号はこの記事が面白かった。

http://www.din.or.jp/~oz_box/200310/hayashi/h200310.html

アマチュアボクシング界への批判が書かれている。「うわっ」と驚愕もしたが、「たぶんそんなもんだろうな」と納得もした。「アマチュアリズム大っ嫌い」なわしにとって、うなずける箇所がいくつもあった(全部ではない)。

もちろん楽しむスポーツとしてのアマチュアの存在は非常に重要だろうけど、競技者としてのアマチュアが勝利を追求しないのは怠惰としか思えない。勝てないことを、上達しないことを、自分たちの努力不足を、別の価値観に転化しているにすぎない。共産主義と同じ。停滞を生んで排他的になるだけだ。

ましてや、格闘技である。敗戦は死やケガに直結する。そこにプロもアマもない。勝利(KO)以外のものを求めるのは不純である。言い訳である。

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 10/23 交流戦?

「月刊BUDO-RA」という格闘技雑誌で、「ムエタイはなぜ弱くなったのか?」という趣旨の対談が行われている。全日本キックの宮田広報も参加したこの対談だが、なぜか場所はオーエンジャイ。玉城会長も急きょ乱入して対談に参加している。

なぜこの対談が決まったかというと、「ゴーンピポップがたいしたことなかったから」だそうである!!!!!! まあ、たしかに怪物系じゃないけどさぁ。。。。

ま、それは置いておいて、会長も、センサックの話や、「自分達の時代ではやはりディーゼルノーイが凄かった」などという意外なムエタイ通ぶりを披露していた。サマートの逸話も凄かった。

中でも注目の発言は、これだった。全日本キック宮田広報がいる前でなされたこの発言だった。

「交流戦ガンガンやって、日本で一番強い奴がムエタイに挑戦すればいいんだよ!」

この話を聞いて、多くの人は思ったはずだ。玉城会長がNJKF興行部長だと知っている人の多くは思ったはずだ。

「……。じゃあ、やろうよ!」(笑)

場所をわきまえない危険な発言をさせたら右に出る者はいない玉城会長。なにせ、わしの結婚披露宴のスピーチで、新婦の名前を間違えた人ですから、、、、しかも2度も。

まあ会長に「かいちょ〜、あんな発言して大丈夫なんすか?」と突っ込んでも、「あれ、そんなこと言ったけ?」と言われるのがオチなんですが。みなさん、あまり期待しないで待ちましょう。

キック界統一。

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 10/22 技術革新

一昔前には考えられなかった。あなたの職場でもきっと同じ現象が起きているだろう。巨人の選手しか知らないおっさんたちが、ワールドシリーズの途中経過に一喜一憂しているのだ。やれ、ジアンビーだ! やれクレメンスだ! と。

野球においては「ショート守備フェチ」のわしにとっては、オジー・スミスの守備を見ることが最大の快感だった。だが、オジーの映像など、そんなにあるものではない。年末の「珍プレー好プレー」の類や、数少ない映像資料で見られるだけだった。大リーグは、はるかかなた遠い存在だった。

ことし、松井秀喜は、大リーグ挑戦にあたってホームランを捨てた。そうでなくては生き残れないからだ。そう、判断したからだ。当初、ファンや識者からは「残念だ」という声が聞かれた。ホームランを期待する日本のファンに対しては、松井がヒット狙いをするなど、まさに「裏切り行為」。しかし、それが「批判」にまでつながることはなかった。大リーグで奮闘する松井を皆応援し、モデルチェンジを「必要なこと」と認識しはじめている。

ファンが成長している。誰も松井を「プロではない」などといわない。言えるはずがない。

ラグビーW杯、フランス対日本戦を観た。善戦の末、だが完敗を喫した日本の試合だが、ある決定的な限界がみてとれた。国内のラグビーの試合では、スタンドオフ(ていうポジション)によるハイパント攻
撃(高くボールを蹴り上げて、ボールを前に進める)や、ライン後ろへのキックによる攻撃が頻繁に見られる。比較的容易にボールを前に進められる攻撃だから、多用されるのだろう。

しかし、世界のラグビーでは、その種の攻撃はもはやほとんどタブー化しているような印象を受けた。少なくとも、日本のキックはフランスにまったく通用せず、むしろせっかく得たマイボールを手放すことで、チャンスがことこどくピンチになってしまったのだ。どうやら世界では「マイボールをいかに大事にするか」という意識が徹底しているようだ。

現代ラグビーでは、マイボールを奪われることは、(守備陣形も整っていないから)最も危険なこと。タッチキックは別にして、フランスが少なくとも一次攻撃で、ラインの裏に蹴ってくる場面はほとんど見られなかった。

ラグビーといえば、ラグビー関係者が書いたサッカーのコラムを見つけた。柏レイソルの明神だけを追いかけたという誠に希有な観戦記。

http://www.suzukirugby.com/column/no_13.html

キックボクシングも、リングサイドでビール飲みながら「いけ〜! 殺っちまえ!」というお客さんを大事にする一方で、こういった違った視点での観戦者を育てていかなければいけないんじゃないだろうか? そうでなければ、打倒ムエタイなど一生理解されまい。ボブサップは、いつか飽きられるんである。

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 10/17 定年

なんともびっくりした。横田広明現役復帰だそうである。

http://www.nikkansports.com/ns/battle/p-bt-tp0-031016-0006.html

「サラリーマンボクサー」といわれる人は数多くいるが、この人こそ、その最たるもの。アートネイチャーに勤務。池袋ブロック長として50人の部下を抱える中、世界タイトルマッチまで辿り着いた。

この人がいなかったら、就職した段階で、キックをするのは諦めていたかもしれない。密かに目標にしたものだ。

で、横田。世界戦後、現役を引退したら、苦労して両立していた仕事を辞めあっさり退職。その感覚もなんとなく理解でき、共感したものだ。

その後、ボクシングジムを開き、後進の指導に、、、、、

http://www.d3.dion.ne.jp/ ̄kaichyo/main.html

と思ったら、突然の現役復帰。定年の37歳まで現役を続けた。今度こそ本当の引退かと思ったら、ルール改正を利用して42歳でのリング復帰。もう、唖然とするしかない。

もともとボクシングの定年制は、承服しかねていた。人それぞれ千差万別なのに、一様に年齢で線を引くのはおかしい気がしていた。やりたい人はやればいいのだ。もちろん、それ相応の身体を作らなくてはいけないのは、言うまでもない。

リングは人を選ぶべき。その線は、年齢ではなく、能力であるべき。むしろ、厳しくしなくちゃならないのは、プロテストだと思うのだが……。

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 10/15 寒い

わしはキックに毒されているな、と思った。末期症状だ。正直ヤバイ。

今朝、玄関を出ると寒かった。もう冬の到来かと思った。そのとき、わしはつぶやいてしまった。寒いと思って、思わずつぶやいてしまった。

さみぃ〜〜〜ナカムラ

ヤバイ。ヤバすぎるでしょ?
わかんない人はそのままでよいです。

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 10/13 30万アクセス

晴れて、30万アクセスとなりました。びっくりびっくり。

キックはじめたころは、そりゃもう、キックのことばっか考えてました。座れば技術的なことを考え、歩けば入場曲が流れ、寝ればイメージトレーニング……、片時も忘れたことはありません。

でも、いつからか、キックがつまらんくなりました。辞める前後は、正直、見るのも嫌になったし、他人の試合にはまったく興味がなくなってしまった。「早くこの業界から抜け出したい!」と思ったことも何度もあります。

それが、引退を機に、当事者としては完全に距離を置いて、また昔のようにキックについてあれやこれや考えることが楽しくなってきました。気が付いたら、技術的なこと考えていたりします。ジムに行って、初心者の動きとか見てるのは楽しい。ときどき想像もつかない動きをされて、逆にこっちが勉強になることもあります。

ただ、この業界は身の置き所が難しい。魅力的ではあるけれども、気に食わないこともいっぱいある。それこそ、キックを生活の糧にするなんて、いま現在そんな無謀なことをする気にはなれない。

そんな自分にとって、都合の良い欲望のはけ口がこのHP。これのおかげで、面白いキックボクシングという競技と、そこそこに関わっていられます。

好き勝手書いているから、気に食わない人は気に食わないのでしょう。雑音も聞きます。でも、「面白い!」「楽しみにしてる!」と言ってくれる大勢の人のおかげで、気にせずやってけます。みなさんのおかげなんです、ホントに。

記念オフ会でもやって騒ぎましょう!

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 10/11 テレビな一日

うちの飼育係(嫁ともいう)の体調が悪かったので、外出を控え、スカパー三昧。

ラグビーW杯……やはり世界トップレベルは面白い。

Kー1……スカパーで生放送を観たが、
     もはや「K-1が好き」と言うことは、
     「私はバカです」と告白することと同じ
     だということを再認識する。

全日本キック……ゴンピポップやばすぎ、、、、、。
     特にあのヒジ。あんなの食らったら。。。
     こういう試合を観ても、
     「ムエタイなんか」とほざく奴が
      いるのだろうか?
     Kー1とのあまりのレベルの違いと
     それに反比例した社会的知名度のギャップを
     改めて認識する。

WWE……この日は特番ペイパービュー。
     スカパーを買って、
     結果一番観ているのが、
     サッカーではなく、
     この世界最大のプロレス団体。
     だって面白すぎ。。。
     脚本書いている人、尊敬します。

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 10/10 おつかれさまぁ〜

最近、どうもおかしいと思っていた。ヌアトラニーさんがやせているのだ。石毛と「ヌアさん腕細くなったよなぁ」と話していたのだ。

その疑問が今日解決した。練習後、オーエンジャイ屋台で飯を食っていると、ヌアトラニーさんがやってきた。そして自ら生ビールをついで席に座ると、タイ人から歓声があがった。

???と思って聞いてみると、何とヌアトラニーさんは出家中だったそうである。タイ人の男性なら誰でも経験する出家。その出家後、3か月はお酒を飲んじゃいけないそうである。で、今日が出家後ちょうど3か月。3か月ぶりの飲酒解禁だったそうである。

どちらかというと、照れ屋のヌアさん。普段は無口だ。しかし酔うと饒舌になり、いろいろアドバイスしてくれる。この日も「とにかく走るのが大事だ! 魔裟斗は毎日●●時間走ってる。試合翌日もだ!」と力説していた。

それを苦虫をかみつぶして聞いていた石黒。

とにかく、こいつはスパーとパワー練習は好きだが、有酸素系の地味な練習が嫌い(まあ練習熱心ではあるのだが…)。だけど、初の敗戦で変わった。縄跳びはするわ、練習後走りに行くわ、もうびっくりである(笑)「負けたら辞めますよ!」と豪語していたくせに、である。

いつまで続くかわからんが、続いて欲しいもんである。やっぱり人間、たまには敗戦も必要なようだ。

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 10/8 価値なきタイトル

本日発売の雑誌で発表ということで待っていたのだが、雑誌にまともに載っていないようなので触れておきます。

石毛慎也はNKBウエルター級タイトルを返上。11/9のNJKF興行で、瀬尾対木浪の試合が王座決定戦となります。フィクリ戦で負ったケガのためこの興行に出ることができず、防衛戦を辞退、返上となります。12月のタイ王宮前興行には間に合うようで、そちらに照準を絞るようです。

それにしても、NKB王座は……

フライ級…川津自主返上
バンタム級…中野ケガによる返上
フェザー級…桜井自主返上
ウエルター級…石毛ケガによる返上

未だに正当な王座交代がありません。まあ、中野選手のケガは長期みたいだから仕方ないとして、石毛は待ってれば治るケガ。そこまで厳密にせんでもねえ。

オランダの強豪フィクリとの大一番がありながら、その時に既に一か月後の防衛戦が決まっていて、さらに12月のタイ王宮前も決まっている。なるべくしてなった返上劇といった感もあります。

少なくとも自主返上の原因は、内にある。そのことをわかっているんでしょうか? とりあえず、この辺でやめておきます(笑)

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 10/7 球団経営

甲子園での原辰徳監督の引退セレモニーは、巨人ファンならずとも感動を呼んだようだ。原辰徳のスピーチはこんなものだった。

「本当にありがとうございます。
思い起こせば、昨年のこの時期、阪神甲子園球場で宙を舞うことができました。その時の巨人ファンの歓声、そして最後まで温かく見守ってくださった、そして祝福をおくってくださった阪神ファンの姿、忘れることはできません。そしてまた本日、私ごときのために、阪神球団のご厚意、そしてみなさまのおかげをもちまして、このような時間を作っていただきましたことを大変感謝申し上げます。

なにより、尊敬する指揮官星野監督から、最後、労いの言葉まで頂いて、どう自分の気持ちを説明していいかわからないくらい感動しております。大変ありがとうございました。

タイガースはこれから日本シリーズという大きな舞台がまっております。必ず日本一を勝ち取ってください。願っております。

最後になりますが、ファンのみなさま! プロ野球はファンのみなさまそしてみなさまのおかげがあってプロ野球は成り立っております。プロ野球、タイガース、そしてジャイアンツ。これからもあたたかい声援、よろしくお願いします。

私は夢の続きというものを胸の中にしっかりしまいこんであたため、宝物にして明日から生きてまいります。本当にありがとうございました」

このスピーチの中で最もニュース価値が高いのは、どう考えても「プロ野球はファンのもの」というフレーズだ。監督更迭を「讀賣グループ内の人事異動」と抜かしたバカオーナーを皮肉ったのかどうだか知らないが、一連の流れからして最も注目されるべきフレーズだ。だが、直接確認したわけではないが、その日のテレビニュースでフジテレビ以外は、その発言部分をカットしたそうである。意図的なのかセンスが無いだけなのか知らないが、阿呆極まりない。

いい加減、もう企業が前面に出たプロスポーツは終わりだろう。監督更迭が親会社の「人事異動」なら、試合はさしずめ企業の運動会か? どうしてそんなもんを観て喜ばなくてはならない? 親会社から左遷まがいで出向してきた奴が球団経営をし、時期が来たら喜び勇んで帰っていく。面白いわけがない。

Jリーグも同じだ。地域密着とはいえ、どこもある程度企業の援助は受けている。だが、企業名がチーム名に入っているのチームが(たぶん)1チームだけある。

ジェフユナイテッド市原。

JEFは親会社JR東日本(East)と古河電工(Furukawa)の略。合同チームだから、「ユナイテッド」。こんなバカな発想をするチームがJリーグにもいるのだ。そんなんで人気が出るわけがない。

弱いわけではない。歴史もある名門だ。監督も3代続けて超一流。阿部勇樹というスター候補も抱えている。今年は優勝争いもした。だが、観客動員数は最下位をひた走っている。

http://park15.wakwak.com/ ̄gya-suka/j/jdata/douin.htm

Jリーグ最低のスタジアムも、チェアマンから「サッカーを観るスタジアムじゃない」と酷評された。さすがにヤバイと思ったのか、千葉市と合同で広域フランチャイズに変更した。そして、新チーム名の公募に踏み切った。

http://www.nikkansports.com/ns/soccer/p-sc-tp0-031003-0010.html

どんなんが出てくるのか楽しみである。また企業名残しやがったら、今度こそ終わりである。ジャイアンツも、東京ジャイアンツに改名してほしい。だけど、あそこなら、企業名外せと言われたら、「日本ジャイアンツ」にしかねない。

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 10/6 ディフェンスマスター

ビデオにてボクシング3大世界戦を観る。

感想は二つ。

ウィラポン対西岡戦の判定。あれがドロー??? まあ、粂川さんが言いたいことは言っているので、そちらにお任せ。
http://210.165.16.29/kumekawa.html
とりあえず、船越の実況もうやめてくれ。

もう一つは、「ディフェンスマスター」本田秀伸、タイトル奪取ならず。

攻撃と防御が二つの要ならば、両方を同じだけ練習するべきなのに、日本人は攻撃しか練習しない。おそらく日本のキックボクサーの9割以上が、ディフェンスの練習などしていないのではないか。「スパーリングして慣れればいいんだ!」と、ごまかす指導者が大半だろう。

メキシコではボクシングを教えるとき、まずディフェンスから教えるそうである。ディフェンスの意識が高いムエタイの影響か、タイ人ボクサーもディフェンスの意識は高い。数か月前の「フルコンタクト空手」に大月晴明くんのインタビューが載っていたが、かなりの時間をディフェンスの練習に割くそうである。「豪腕」ばかりが注目さ
れるが、この辺に強さの源が伺えて感心した。

で、本田。全戦全KOの怪物王者に対し、技術で翻弄してやる!」と豪語していた。日本のKOキングが、世界の技術に翻弄される姿はよく見るが、逆はあまり観ない。実現するのなら是非観たい。

しかし、結果は敗戦。「防御」という点では怪物王者のパンチをほぼかわしたが、攻撃面で及ばなかった。「勝つ気あるのか?」という批判もあるようだが、「前へ出ろ」「手数を出せ」「根性だ!」でしか世界へ挑めない和製ボクサーよりも、よっぽど可能性を感じる。

さらに本田に関して注目したのは、その防御法。日本人はたいてい「ガードが大切」という。某解説者もいつも「ガードが低いですねえ」ばかりである。しかし、世界的には、それほどガードは重要視されていない。辰吉も「ガードを下げた方が見やすい」として、「レナード」を例にあげて反論していた。ナジーム・ハメドなんて両手ぶら
りだしね。

で、本田もガードに頼らない防御法。要は距離感と、根拠ある予測に基づいたボディーワークが大切だということだろう。このあたりにも、旧来の日本のボクサーにないものを感じた。

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 10/1 わんぱくでもいい

藤岡弘探検隊シリーズ第三弾、いやあ面白かった。

今回は、南米に生息するといわれる「地底人クルピラ」を探しに出かけた。もちろん冒険は困難を極めた。橋から落ち溺れそうになる隊員。鍾乳洞で宙づりになる隊員。「演技下手だなぁ」と突っ込みたくなるのを抑えつつ、ハラハラドキドキさせてもらった。

そして、トラブルに慌てふためく隊員たちに、藤岡隊長が珠玉の一言。

「わんぱくでもいい。慌てないことだ」

ワケわからんが、感動した(笑)。「どうせ地底人クルピラには会えないだろう」と思っていたわしが甘かった。探検隊は、なんとクルピラに遭遇したのだ。20メートルほど先に、数体いたクルピラ。肌は緑色。髪の毛は金髪。仮面をかぶり、なんと後ろ走りで逃げていく。接近遭遇はできなかったが、まさに衝撃(笑劇?)の映像だった。

15年前のわしなら、クルピラ遭遇に心底興奮したことだろう。だが、今は「クルピラ役のギャラはいくらなんだろう?」と考えてしまう。笑い転げられるからいいんだけど、賢くなったのか? 年老いたのか?

TVの演出について検索してみたら、こんなページが!↓↓

http://www.sh-press.com/intara/tvcp/
「TVちゃんぴおん」の舞台裏なのだが、いやあすさまじいなぁ。

※ちなみに、当日夜、わしは「カピバラ(南米に住む世界最大のねずみ)に食われたぁ〜!」と寝言を言っていたらしい。「あんた大丈夫

?」と嫁に言われた。

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