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THE DOO WOP STREET CORNER

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WHAT'S THE DOO WOP?


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SINCE 1999.11.25

"THE DOO WOP STREET CORNER"は、私をはじめ ドゥー・ワップ初心者のための入門用サイトです。
従って、ドゥー・ワップのバイブル的存在であるところの"THE DOO WOP BOXT・U(Rhino)"の収録曲及び解説
をベースに、"ON THE STREET CORNERT・U・V"等を織り混ぜつつ作成いたしました。

WHAT'S THE DOO WOP?

1.ドゥー・ワップの呼び名について
1970年代初頭にニューヨークのDJ、ガス・ゴサートと彼のアシスタントのウェイン・スティアールが、”ドゥー・ワップ”という言葉を広めた。

2.ドゥー・ワップの歴史

   ドゥー・ワップは基本的には、1940年代後半、50年代初頭の、ポップ、ゴスペル、ブルース、ジャズ、それにスウィングなどの要素がひとつになり産声をあげた。40年代の後半に、レイヴンズやオリオールズが白人ではなく黒人達のためにブラック・ヴォーカル・グループ・ミュージックを歌い始め、50年代初頭になると、ドミノズやクローヴァーズなどのグループが物凄い量のレコードを自分たちのコミュニティで売りさばいていた。さらに多くのグループ達が小さな独立レーベルに吹き込み始め、違ったスタイルが姿を現してきた。1954年に世に出た数多くの歌、とりわけ「ジー」、「シー・ブーム」や「アース・エンジェル」などは、技術的には洗練されていないにしても、その歌い口には、若さが迸り、新しい息吹を伝えていた。
   50年代の中頃から後半にかけてはロックン・ロールの波に乗ったドゥー・ワップだが、ファビアンだのフランキー・アヴァロンだのにヒット・パレードの上位を明渡すと、ドゥー・ワップ・グループ達はシーンから姿を消すか、ソウル・サウンドに乗り換えた。
   しかし、1959年にはリヴァイヴァルのような動きも芽生えてきた。最初のオールディーズ・アルバムのリリースに刺激され、50年代初頭のレコードやグループへのノスタルジアがブームになり始めた。
   時を同じくして、初期のブラック・サウンドを再生しようと、ホワイト・ティーン・グループが結成され始め、その結果、60年代初頭にはドゥー・ワップ・ヒットの第二波が生まれる。

   1964年には、ビートルズなどがロックン・ロールの歴史に違った歪を与え、しばらく、ドゥー・ワップはほんの一握りのレコード・コレクターの間のみに存在しているかのようだった。

   エレクトリック・ロックが時代の先端ではしゃいでいた70年代初頭に、二度目のドゥー・ワップ・リヴァイヴァルが沸き起こった。過ぎし日のグループが再結成され、小規模とは言え耳の肥えた聴衆に向かって歌い始め、レコード会社は、長い間忘れられ、誰も見向きもしなかった昔のドゥー・ワップの音源の再発を始めた。

3.ドゥー・ワップに共通して見られるヴォーカルの要素

低く太い声で発声されるベース。次いで、バック・グラウンドのリリカルなソプラノもしくはファルセット、さらに残りのメンバーが補うスリー・パートのハーモニー。

4.ドゥー・ワップの傑作とは

ヴォーカル・テクニックの豊かなヴァラエティとコンビネイション。

5.折り紙つきのドゥー・ワップ・グループたる4つの条件

@そのグループがストリート・コーナーで練習をしたこと。ハーレム、ブロンクス、ブルックリンのなら言うことなし。また、エコーがとりわけよく響く場所、地下鉄や学校のシャワー室で歌っていたのなら。

A鳥、自動車、宝石からグループ名を取っている。

B初吹き込みの動機は、音楽家としての将来の設計に基づいたものではなく、近所の女の子の友達に自分を印象付けたかったから.

C一発限りの大当たりのミリオン・セラーを生み出しても、その印税は一銭も受け取っていないこと。