スガアマ’s でいりーらいふ

絵ヘタ、キャリア不足、
・・・欠点は多いけどそれでも負けねぇ!!
できるだけ多くの人に喜んで貰える漫画が描けるなら
(法とモラルに反しない限り)何だってやってやる!

あたしは・・・”情熱と執念の漫画描き”だァー!!!

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2013年8月5日(月)
ジベルばら色粃糠疹

ここ1か月間、スガアマは原因不明の病気に侵されてきた。

7月初旬、「Deepred…」21巻の入稿を終え、
さ、羽伸ばすぜい!って時、病気の兆候が現れた。
胸元に赤い発疹…梅雨明け直後、くもり空から一転
カァッ…!と晴れ、気温が一気に上昇、各地でゲリラ豪雨
や熱中症患者が急増した頃だ。家にこもり、机に向かって
ばかりの毎日からいきなり表に出て大量の汗をかいたので
あせもができたのだと思い、かゆみ止めの薬など適当に
塗って様子を見る事にした。



ところが発疹は消えるどころかどんどん増えていく。
胸元、二の腕だけの筈が首、腹、背中、乳房、おケツ、
脇腹へと広がっていった。
それはまるで人間プラネタリウム、いや、豹オンナ!
あまり痒くはないにしろ、見た目が不快極まりない!
人目が気になって公共の場で着替えや風呂に入れない。
驚かれるだろうし、伝染する病気ではと誤解されそうだ。

このままでは旅先で温泉が楽しめないと思い、近所の
お医者で診て頂いたが、以前かかった事のある
じんましんの
一種だろうと診断され、薬を処方して貰った。

ところがそれを飲んでも一向に良くならない。それどころか
発疹はどんどん増えていく。上半身はもはや隙間がなくなり、
気が付いたら足の付け根から腋の下、腕全体にまで及んで
いた。

再度、お医者さんを訪れるもお手上げで、隣の隣の町の
皮膚科を紹介して頂いた。そこにも良いお医者さんがいて
完治までしっかりサポートしてくれるので遠方からも
患者さんが訪れる。そういや以前、水虫を治して

貰いに何回か通ったおぼえがあった。

早速服を脱ぎ、体中のブツブツ模様を見て貰う。まだ断定は
しなかったものの、お医者さんは次のような病名を紙に
書いた。
おお!なんとも派手なネーミング。
まるでフランス革命を舞台にした名作少女漫画みたいだ。

ジベルばら色粃糠疹(じべるばらいろひこうしん)
略して「ベルばら」!!!
けど漫画とは区別したいので「ベルばら疹」と呼ぼう。

「ジベル」とはこの病気を発見したお医者さんの名前。
「バラ色粃糠疹」とは赤いいびつな楕円形で

その真ん中が皮むけて米ぬかのようなフケのようなもの
が付着している発疹なのでそう呼ばれるようだ。
原因は不明、ヒトヘルペスウィルスなのストレスなのと
諸説あってハッキリしない。

発疹は皮膚のたるみ、シワにそって流れるように整列して
できる。背中を見ると、背骨を中心に、末広がりにできるので
よく、クリスマスツリーと例えられる。

また特徴的なものとしては、派手な発疹にも関わらず痒みが
少ない事だ。いや、でもこれには個人差があって、痒くて
夜眠れない人もいるとか。

更には発疹のできる個所として、主に体幹が中心であり、
手足の先や顔にはできないとある。が、これまた個人差が
あり、自分に限っては手の甲にまで水泡ができた。

が、この病気は決して怖い病気ではない。
人には感染しないし、お腹の赤ちゃんにも影響はしないし、
ブツブツと多少の痒みが気にならなければ普通に生活できる。
この発疹は2週間かけて全身に広がっていくが、ピークを
過ぎるとゆっくり消えていき、最後にはきれいさっぱり消滅
するそうだ。そして嬉しい事に、再度この病気にかかるのは
稀なのだという。

ただ、注意すべきは、ある重篤な病気と症状が似ており、
勝手な判断
で治療すると取り返しがつかなくなる恐れが
ある事、また
一度治まったかと思いきや、再び赤い発疹が
できてぶり返す
事があるのだとか。特徴的な点が多くある
ので個人でも
判断しやすく、例え十中八九コレだと分かっ
ても、しっかり
お医者に診て頂いたほうが良い。

↓以下はベルばら疹発症の様子

発症して2週間後(ピーク時)
赤くてこんもりした発疹がポツポツ目立つ


2週間後、飲み薬と塗り薬を処方して
貰って4日後
赤い発疹はみるみる消えていった
処方から1週間、再度受診した際、正式に
「ベルばら疹」とのお墨付きをいただいた


発症から約1か月後
発疹は茶色になり、薄くなったが
シワでつっぱった状態になり、
感触が気になるように…


尚、完全消滅までには2、3か月、遅いと半年ほど
要するそうだ。体中豹柄になった頃を懐かしく思いつつ、
気長に消えるのを待とう。


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