お父さん・お母さんへのメッセージ。
お子さんが「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」と診断されたという方の中には、お子さんの様子と自分とを比べてみて「自分にも似たようなところがある」のに気づいたというお便りを多数いただきました。
確かに、「自閉症」的な遺伝子を受け継いでいる家系はあります。「自閉」的な要素を持った人が身内にいて何の不思議もありません。また、そういう人がいないことだってあっていいのです。で、仮に「自閉」のルーツか明らかになったからといって、問題は何も解決しません。だから、そういう"犯人探し"めいたことは、あまり実のある事とは思えません。
しかし、昔は、今のようにこうした軽度の発達障害が発見されていなかったので誰も助けてくれませんでした。いま親になっている世代の「自閉症者」の大半は、人知れず悩み、その思いをずっと心の奥深くに封印してきたことと思います。そういう人達が、自分の子供が「自閉症」と宣告されたのをきっかけに、自分の過去や自分の親子関係をここできっちり精算することは、とても大切だと思います。
参考までに:障害受容から新しいアイデンティティへ
当事者たちのメッセージ
世間的な価値観から締め出されるのは、爆弾を抱えて氷の上を歩いているようなものです。いつ襲ってくるか判らない「うつ」という名の波を避ける事は出来ません。でも、あなたは一人じゃありません、仲間は沢山います! そして、しっかりと生きています! 同じ思いをしている人はまだまだいるはずです。実は、私自身がそれで救われています。何度も大波に流されそうになったけれど、それが杭となって心をささえてくれています。
『ペンギンくらぶ通信』より
このホームページを開設した頃に受け取ったメールより。
もう、だいぶ昔になりました。すべてはここから始まりました。
未熟児だと言うことでいじめられた経験を持つNさん。学校での出来事や両親との関係、お子さんのことなどのエピソードを通じて「心が落ち着く」までの軌跡です。
- みんなの声 「たいせつなあなた」
開設当初に、このHPに寄せられた感想の中から拾った声です。
参考までに、或る「受容』の軌跡。
- Lindaさんのホームページ (2002.3.10追加)
「どうして自分は障害児といわれる子を授かったのか?」自身の心の中で納得するまで。
「憩いの森」へ