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 その10

そうこうしている間に、S鈴木さんが、バルブのすり合わせを始めました。バルブとタコ棒がくっつかなくて苦労していたようです。

いよいよピストンをブロックに挿入。ピストンコンプレッサーはK持さんの提供。ありがとう!
K持さんにはチーム監督をお願いしました。
次にクランクとコンロッドを合体。コンロッドキャップの締付トルクは3.1〜3.8kg・m。それが済んだらクランクベアリングキャップの取り付け。ここの締付トルクは3.3〜3.7kg・m。メタル面には二硫化モリブデンを塗布しました。
これでクランクが軽く回ればOK!のはずが......、回りません!。再度バラしてクランクだけを取り付けて回したところ、軽く回るところと重いところがあります。これってクランクが曲がっているの?
でも曲がりを確認する術がないので、研磨してもらったところに再度確認することに。

そんなこんなで、いろいろ上手くいかないもんです。S鈴木さんのほうはバルブをすべてすり合わせた後、バルブスプリングの組み付けまで終了してくれました。
ちなみに工場の入り口には犬のダイがいまして、こいつの毛がそこら中に散らばってて大変なんです。
さぁ、残り一ヶ月。運命や如何に。

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