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2009年


▼ 雑誌とCD
  『Improvised Music from Japan 2009』が出版
                        (12月16日 up)

webサイト“Improvised Music from Japan”を主宰している鈴木義幸さんが、CD3枚が付いている雑誌の2009年号が出版されました。

今回の特集は、フェスティバルやコンサートのことで、これらを主催している人たちの文章やインタビューで構成されています。

私は自身のORTMusicで行っている「耳を開く」「くりくら音楽会」について、文章を書いています。

これは、以下のwebでお求めいただくことができます。
http://www.japanimprov.com/imjlabel/310-2/index.html

一冊2500円。ただし、12月18日(金)までに予約申し込みをされると、特別割引価格2000円で購入することができるようです。

よろしければ、ぜひお手元に。



▼ CD録音・その2 (12月13日 up)

今年の秋、歌手・HISASHIさんの新しいCDの制作に着手されました。このアルバムは、すべてHISASHIさんと12人(くらい?)のピアニストのデュオによる豪華なもので、ピアニストは1人1曲、演奏しています。

私が録音した曲は、なんと、五輪真弓さんの「なんて素敵な日」。私、全部、歌えるのでありまーす(^^)。と、胸を張って言ってしまうのでした。

来春、発売され、いわゆるレコ発ライヴも予定されているようです。どうぞお楽しみに。



▼ CD録音・その1 (12月13日 up)

昨年の11月からレコーディング作業に入っている、ジム・オルーク(g)さんがバート・バカラックの曲を集めたCDが、来春、発売されそうです。

このアルバムにはピアニストが3人参加していますが、収められた曲の中で、私は数曲演奏しています。

発売されましたら、どうぞお手にとってみてください。



▼ 『二つの音色による実験的ソロコンサート』
   をやります  (8月14日&25日 up)

この秋、11月21日(土)に、ひとりで演奏します。

といっても、普通のソロ・ピアノのライヴではありません。

題して、
『二つの音色による実験的ソロコンサート』

このコンサートは、そもそも調律師・辻さんが提案され、私が賛同した企画で、

このお店のピアノを定期的にメンテナンスされている、調律や整調作業をされている調律師・辻秀夫さん。
そしてこのピアノを弾く私。
ピアノを置いているお店・大泉学園inF。

この三者の話し合いを経て、実現する運びになったものです。

当日は、全体を三部構成で行います。
(注意:お店の開店時間は通常と異なり、午後6時、です。開演時間は、午後7時になります。いつもより、開演時間は約1時間早くなりますので、ご注意ください。)

なお、席数に限りがありますので、なるべくあらかじめご予約されることをおすすめします。



では、以下に、調律師・辻秀夫さんからのメッセージと、私のメッセージを掲げておきます。

<調律師・辻秀夫さんからのメッセージ>

「その思いつきと黒田京子というピアニスト、そしてinF」

過日、クラシックのピアノリサイタルを聴いた。演奏者はすでに巨匠と呼んでも良いピアニストである。世界中を愛用のスタインウェイとともに駆け回っている。

それは、多くのコンサートに接している私が、当夜、初めて目にした光景であった。

前半の演奏が終わり休憩に入ると同時に、当然のように同行の調律師がステージに登場した。私もそうするのだが、ピアノの音をチェックし必要があれば、調律の手直しと鍵盤の拭き掃除をして、後半の演奏に備えるのが普通である。

ところが、その調律師はなんと、ピアノのアクション(鍵盤を含む内部メカニック)を引き出して、舞台袖に運んで行ってしまったのだ。そして休憩が終わる頃にアクションを再びピアノにセットして、後半の演奏がスタートした。

後半のピアノは明らかに前半の音とは違うものであった。通常我々が音色の調整を行う場合、アクションを別の場所で作業する事はなく、いちいち音を確認しながら行うのが普通で、作業後に何の試弾もなく後半の演奏がスタートするなど考えられない。

そして演奏を聴きながら、ある確信を得たのだった。

そのピアニストはピアノとともに、スペアのアクションも一緒に携行していたのだった。それは予期せぬアクションのアクシデントや、その日のコンディションにほんの僅かでも不満が生じた場合に備えてのスペアか、あるいは前半と後半のプログラムによって意図的に音色を替える目的でアクションを入れ替えるという、そのどちらかに違いない。

後日、私が聴いたリサイタルの数日前に、ある自治体のホールでもこのピアニストが公演を行っていたので、知り合いでもあるその公演担当者に確認してみると、やはりアクションをもう1台持って来ている事が判明し、私が聴いた公演でアクションを入れ替えていた裏付けが取れた。ただし、その理由が音色を替えるものであったのか、不満を感じてのものだったのか、は本人に聞いてみなければ判らない。



実は、そのピアノリサイタルは大泉学園inFマスター佐藤さんからのお誘いであった。コンサートの帰路、酒を酌み交わしながら感動の演奏を振り返り、そこで私が思いついたある提案をしたのだった。

楽器やそのコンディションに敏感なピアニストは、常にピアノから感じ取れるインスピレーションを演奏に反映させている。中にはピアノがどんな状態だろうとお構いなしに十分なパフォーマンスが発揮できるというピアニストもたくさんいる。それが凄い事なのか鈍感なのかわからない。私はピアノの状態を敏感に感じ、フォルテからピアニシモまで繊細に楽器を操り、そのピアノの最も綺麗な音を紡ぎ出すようなピアニストの方が断然好きであり、調律のし甲斐もあるというものである。

ライヴシーンにたくさんのピアニストが存在し接して来たが、その中にあって黒田京子(もう友人のように長い付き合いなので敬称略)というピアニストは燦然と輝き異彩を放つピアニストである。久しぶりに黒田京子のソロを聴きたくなった私は、ライヴの前半と後半で敢えてピアノの音色を変え、黒田がその変化をどのように感じて身上とする即興演奏に反映させるか、そんな実験的なソロコンサートをやってみてはと思いついた。



黒田京子、知り合ってもう20年近くもの時間が過ぎている。そのきっかけは、横浜のあるライヴハウスのピアノの状態を私が大幅に変えた時、出演していた黒田がそれを喜んでくれ、そこのマスターにぜひ担当調律師を紹介して欲しいという事から始まった。間近に控えたソロアルバムのレコーディングの調律を頼まれたのであった。

それからというもの、黒田が自ら調律を頼める公演には地方を除きほとんど私に任せてくれた。接する回数を重ねるうちに、私も黒田の奏法や音楽性を学ばせてもらい、ジャズピアニストの中でこんなにピアニシモを綺麗に大切に弾くピアニストは稀有の存在だと知った。

別の言い方をすれば、いつも自らの演奏にピアノからの無限の可能性を反映させている。楽器からも力をもらっていると言っても良い。演奏のある部分が調律師の技術に委ねられていると言っても過言ではない。ピアノの音やタッチが限りなく心地良ければ最高のパフォーマンスを聴かせてくれる。それは楽器のコンディションをそれほど気にしない演奏者の比ではない。

黒田のライヴの調律をすると、本来我々は裏方黒子という存在であるが、あたかも自分も一緒にライヴを作っているような気にさせてくれる。そしてたくさん感謝してくれる。

いつも初めての場所で初めてのピアノに向かうと、最初はどんな音が出て来るピアノなのだろうと不安げな表情で鍵盤に触れる黒田だが、時折気になる音を指摘して、私もさらに手をかけるうちに、次第に笑顔を見せてくれてOKが出る。私はどんなピアニストに接する時も基本的には同じなのだが、これほど私を頼ってくれる黒田を思い切り喜ばせたい、精一杯のパフォーマンスを発揮させたいといつしか思うようになった。

音を言葉で表現したり、それを理解する事は難しいので特に聞いた訳ではないが、黒田は粗野な音、硬すぎる音を好まない。そのような音は弱音の時に荒さが目立つ。それこそ微かなピアニシモに、打鍵のコントロールからは意図しない音が出てしまう。タッチも音色もできるだけ均一に調整していないと、いくら黒田が正確に音の粒を揃えて打鍵しても発音された音にムラができてしまう。

ジャズピアニストの中にはピアノの状態を評価する際に、よく鳴る楽器かどうかを問題にする人が多いが、黒田はそれよりも音質やタッチについて、全体が均一にバランスよく整っているかどうかの方を問題にすると私は考えている。今まで私の調律をとても喜んでくれた時のピアノの状態から、そんなふうに想像している。

決して黒田用に特別な作業を行う訳ではなく、そのピアノが最も弾きやすく、音には輝きを増すように、強いて言えば音質は限りなく上品でタッチは極上のレスポンスを。そんなふうにできれば、黒田はもとよりほとんどのピアニストが心地良く感じるであろう。



今回の実験的な、おそらく本邦初の試みとなる舞台は、大泉学園inF。私とinFの出会いを作ってくれたのは黒田である。

5年前になるが、黒田トリオがブラームスのピアノ三重奏曲に挑戦した際に、その本番の演奏の時だけは調律を私に、とマスターの佐藤さんに進言してくれた。ブラームスに挑戦させたのが佐藤さんだから、黒田の申し出をきっと快諾して下さったのだろう。

その時のピアノの状態は、私が見てもっともっと黒田の好む状態にできそうだ、こちらの腕の見せ所でもある、そんな技術屋魂に火が付き、当日のリハーサル前に5時間ほど調整したのを思い出す。

ピアノが別人に変身したと黒田流の表現で喜んでくれたが、佐藤さんにとっても私の初めて見る作業に感動して下さり、その後のinFのピアノを私が任されるようになったのである。それから、黒田以外の多くのピアニストからの喜びの声を、佐藤さんは私に伝えて下さった。任せてもらって私も多くの喜びを頂いた。

それから5年、私もいろいろ試行錯誤を繰り返し、さまざまな工夫を凝らし、ピアノは少しずつ傷むものではあるが、今、ピアニストばかりでなく、耳の肥えたお客さんからも、inFのピアノの音は良いと言って頂けるようになった。inFとのお付き合いの5年は、他の私が担当しているライヴハウスの10年や20年と比べればずっと短いのだが、今や私の好きなやりがいのあるお店となった。

このinFに通うようになり、いろいろなライヴに接し、良いライヴハウスに必要な要素が判った。それはお店をやる人が音楽に真剣である事、出演するミュージシャンの人達が真剣である事、そして聴きに来るお客さんが真剣である事、さらにお店に関わる人も良い仕事をしようと真剣である事。そんなふうに思えるようになった。

私が調律を任されているお店数十ヶ所の中でも、他に例を見ないユニークな拘りのお店である。何事にも熱き心の持ち主であるマスターの佐藤さんとは、音楽の好みも似ている事もあり、年も近いせいか親しくなるのに時間はかからなかった。5年前に黒田が私を佐藤さんに紹介してくれた時に、佐藤さんの事を、辻さんとはきっとウマが合う人だ、と言ったのを思い出す。ウマが合わなければ、ライヴの後明け方まで二人で語り合う事などはしない。



さて、今回の『2つの音色による実験的ソロコンサート』の企画は、単に音の違いを聴くオーディオ的なものではなく、私にとっていつでもどこでもできる訳ではない。こんな企画ができるのはinFしかない。そして演奏者は黒田をおいて他にいない。

inFには他にソロで出演する若手ピアニストが何人かいて、私も応援しているが、彼ら若手にはこの企画ははっきり言って役者不足である。黒田は最も数多くinFに出演しているピアニストだそうだ。inFのピアノはもとより、何よりも踏んでいる場数とそのキャリアから、さまざまなピアノとその状態を知っている。佐藤さんと私の出会いも作ってくれた。黒田にとってもinFはホームグラウンドのようなお店である。佐藤さんは黒田にさまざまな共演者とのコラボレーションを仕組み試みた。

つまりこの企画は、黒田・佐藤・辻の3者でしかできないのである。

私にとっては、黒田とinF佐藤さんに日頃の感謝の気持を込めて、この企画の提案と協力を申し出たのだが、当日のお客様にはピアノや調律の事をもっともっと知って頂くよい機会でもある。黒田、佐藤ご両人の提案を受け、「ピアノよもやま話」と題して、ピアノや調律の事など私の拙い話もさせて頂く事になった。当日はあくまでも黒田のソロ演奏がメインとなるのは当然であるが、同時にお客様には「ピアノを知る日、音を楽しむ日(黒田案)」となれば、調律師としてこの上なく嬉しい事である。

黒田京子ファンはもちろん、inFのファン、ピアノに興味のある方にはぜひお越し頂きたい。乞うご期待! 



<私からのメッセージ>

第一部と第二部は私のソロ・ピアノを聴いていただきます。

ただし、その休憩時間に、辻さんがピアノの調整を施します。(お客様はその調律師さんの仕事を見たり聴いたりすることになります。)その作業によって、ピアノの状態や音色は、第一部と第二部では変わることになります。

それを私がどう感じて弾くか、あるいは弾き分けるか、ということが、ソロで演奏するという以外の重要な要素として加わることになります。少々大袈裟な言い方になりますが、ピアニスト・黒田京子にとってはおおいなる挑戦でもあります。そんなところも、お客様の耳の御馳走になればと思っています。

そして、第三部は、まず辻さんが「ピアノよもやま話」として、自分が施した作業のことや、ピアノという楽器についてお話をされます。もちろん、実際に演奏した私も、この指や心がどんな風に感じたか、などを話します。さらに、お客様からもご感想を伺ったりご質問を受けたりいたします。

 『二つの音色による実験的ソロコンサート』と題されているのは、こうした理由によります。

簡単に言えば、私のソロ・ピアノの演奏を楽しんでいただくと共に、ピアノという楽器のことを、もっと知ってもっと楽しみましょう、という感じです。

その根底には、以下のようなことが、私の中には流れています。

調律師・辻さんと私が出会ったのは、私の処女作CDを録音した時(1991年)ですので、かれこれもうすぐ20年近いおつきあいになります。以来、コンサートやレコーディングなどにおける調律をお願いしてきました。その間、私はピアノという楽器について、実に多くのことを辻さんから学びました。

また、コンサート・ホールなどで、調律師さんを外から呼ぶことができる場合(楽器メーカーがほぼ独占的にホールと契約していることが多く、外から調律師さんを入れられないことも多々あります)は、ホールや主催者(ピアノの持ち主)に調律師さんは仕事の経験などを書いた履歴書を提出しなければなりません。

その際、私たちは特に頼まれたわけでもないのに、私がなぜこの方にピアノの調律をお願いしたいのか、といった文書を添付することにしています。これは辻さんと話し合って行ってきていることで、非常にささやかながらも、さらにたいへんおこがましいのですが、ピアノという楽器への意識を高める、といったような願いが込められています。

正直に申し上げれば、かつての“ふるさと創生”以来、各地には立派なホールが誕生し、高価なピアノが備え付けられた所も少なくありません。しかしながら、楽器のメンテナンスや維持管理状態は決して良いとは言えないことも多く、楽器に関してほとんど知識がない持ち主は、楽器メーカーなどにすべてを任せているか、ほぼ言いなりであるか、あるいは放置してあるか、というのが現状です。ましてや、調律師さんという存在が、ピアニストにとってどれほど大事なことであるか、といったことについての意識は、まだ低いと言わざるを得ないと感じることもしばしばあります。

こうしたことは、畢竟、すべてはいい音楽を創るため、のひとことに尽きます。ピアノを持っている人(団体)、調律師さん、ピアニスト、それぞれが楽器に対する高い意識と、さらに音楽的に高い志を持つことが、音楽をとりまく状況をより豊かなものにしていくのではないかと考えています。

ということで、ま、決して堅苦しい企画ではございませぬ。ソロ・コンサートということだけではなく、ワークショップという感じの参加型の催しと考えていただいてもかまいません。黒田の演奏のみならず、ピアノという楽器に興味のある方も、ぜひおでかけくださいませ!



▼ エフエム多摩に (8月14日 up)

9月に八王子市南大沢文化会館でコンサートを行うことになっていますが、その絡みもあって、エフエム多摩(ローカルラジオ局)の番組の中で、そのコンサートのことや私の活動について、電話インタビューを受けたものが放送される予定です。

オンエアされるのは、8月22日(土)午前11時からの30分間の番組『多摩ふれあい交差点』で、インタビューは15分くらいです。音楽は黒田京子トリの「ホルトノキ」が流れる予定です。お暇な方はどうぞ〜。



▼ IMJに文章を (8月3日 up)

サイト「 Improvised Music from Japan 」が年に一度出版している、日英語バイリンガルの年刊誌「IMJ2009」に寄せて文章を書きました。

今号の特集はフェスティヴァルやコンサート・シリーズなど、定期的な音楽企画の紹介を予定ししているそうで、私は2006年から始めた『耳を開く』と『くりくら音楽会』のことを少し書きました。

今年10月頃に出版予定だそうです。

参考までに。
http://www.japanimprov.com/imjlabel/index-j.html



▼ カルメン・マキ(vo)さんのCD『ペルソナ』発売 ( 7月10日 up)

今年4月にレコーディングされた、カルメン・マキ(vo)さんのCD『ペルソナ』が、7月4日に発売されました。

『PERSONA ペルソナ=仮面』 (ZIP-0030)

カルメン・マキ(唄、朗読)
太田惠資(ヴァイオリン、ヴォイス) 、黒田京子(ピアノ)
ゲストミュージシャン:吉見正樹(タブラ)、佐藤芳明(アコーディオン)

プロデュース:大木雄高(BIGTORY)
音楽監督:太田惠資
マスタリング:小鐵徹

ZIPANGU PRODUCTS
http://www.radio-zipangu.com/label/



▼ カルメン・マキ(vo)さんのレコーディングに参加 (4月29日 up)

昨年の冬に出会った歌手、カルメン・マキ(歌、詩朗読)さんのレコーディングが4月半ば頃から約半月に渡って行われ、そのすべての曲に参加して演奏しています。

音楽のディレクターは太田惠資(vn)さん。ゲスト・ミュージシャンとして、タブラ奏者の吉見征樹さん、アコーディオン奏者の佐藤芳明さんが加わっています。音楽のコーディネーターには下北沢・レディー・ジェーンの店主でもある、ビグトリィの大木雄高さん。レーベルはジパング・レーベルから、7月初旬に発売される予定です。

多分、どこにもないようなCD作品になっていると思います。どうぞお楽しみに。



▼ 中川ひろたかさんのレコーディングに参加 (4月4日 up)

絵本を書いたり、子供の歌をうたったり、と広くその名を知られている、中川ひろたかさんのレーベル「ソングレコード」のレコーディングに参加しました。

作曲はすべて中川さんによるもの。作詞は鈴木翼さんなどによるものなど、なんだかんだで全部で10曲ほど演奏。ミュージシャンは、佐藤克彦(g)さん、渡辺茂(b)さん、松本照夫(ds)さん、というメンバーで、。ポピュラー音楽界では、みなさんそれぞれ大活躍されている方々。エンジニアは録音界の重鎮と言われる伊豫部富治さん。

中川さんのwebはこちら。
http://www.songbookcafe.com/

ちなみに、中川さんとのご縁については、拙web内『洗面器』今年の3月3日の記述、をご参考までにどうぞ。この日、たまたま家の近くでライヴがあることを発見して、行ってみた、だけだったのですが。でもって、これまた、たまたま前日に私の名前が挙がっていた、と中川さんからお話を伺ってびっくり。かくて、「今度、レコーディングに」と、その場でいきなり頼まれのでした。

実を言えば、中川さんは妹が勤めている絵本の出版社から本を出されていて、それが“だじゃれシリーズ”で面白く、以前よりお名前は存じ上げていました。また、その妹から、中川さんのCDに太田惠資(vn)さんや、サキソフォビアの人たちが参加しているよ、と聞いていました。で、妹が黒京トリオのCDをプレゼントしたりしていたとか。

さらに、中川さんが絵本でいっしょに仕事をされている、村上康成さん。私はこの方の絵が大好きで、ずーっとカレンダーを購入しています。その村上さんとは北海道弟子屈のペンションがご縁で、2年前から年賀状のやりとりをさせていただいています。

また、レコーディングされた曲の中には、横浜YMCAの方たちが作詞した歌もあるのですが、その方たちは、去年、私がおおたか静流(vo)さんと仕事をした時にお会いした主催者の方たちだったことが、2日目のレコーディングの現場でわかりました。

かくの如く、どうやら赤い糸のつながりがあったようです。おあとがよろしいようで。うだうだどーもすみません(苦笑)。






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