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第10回 私の着物失敗談
着物はまず、着付けが大変。何とか自力で着て外にでても、どこか変なところが無いかとドキドキ。汚してはいけないと気を使っても、いつの間にかしみが付いたりハネが上がったり。それでも――。 着て出なければ身に付きません。恥をかいたり失敗したりすれば、それだけ身にしみていろいろなことを覚えるし、どんどん慣れてきます。 それに、着物を知らない人は他人がどんな着方をしていても何も感じないだろうし、着物に詳しい人は変なところがあれば直してくれたりするから、黙ってニヤニヤ見ている人というのはあまり居ないんです。 そして汚してしまったら、悉皆屋さんへ。たいていのものは落としてくれます。もちろんお金は少々かかるけど、着物自体がダメになるわけではないし。「どんどん着てどんどん汚して下さい」とのことです。 |
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