0302b 茶花一覧(野の花・山の花A 続き)
ヤマアジサイ(山紫陽花,サワアジサイ・コガクとも) ユキノシタ科 開花期6〜8月
落葉低木
各地の山野や谷沿いに普通に生え,茎は多数に分枝し,高さ1m位です。
葉は対生,楕円形で先端は尾状に鋭く尖り,縁に鋸歯があります。
夏に枝先に散房花序を付け,白から青紫色の多数の小花が咲き,周囲に少数の装飾花
が付いて目立ちます。装飾花は菱形の萼ですが,花弁のように3,4枚付きます。
ヤマオダマキ(山苧環) キンポウゲ科 開花期5〜6月 多年草
日当たりのよい山地に普通に生え,茎は直立して高さ30〜50pです。
葉は長い柄があり,2回3出複葉,小葉は楔形で2,3裂です。
初夏に茎の上部で分枝し,その先に褐紫色の萼に被われた淡黄色の花が下向きに咲き
ます。
花弁と萼の細い距が特徴的です。
ヤマジノホトトギス(山路杜鵑草) ユリ科 開花期9〜10月 多年草
各地の山地に生え,茎は直立し高さ30〜60pです。
葉は互生,楕円形で両面とも粗毛があり,上面には紫色の斑紋があります。
秋に茎の頂や葉腋に白色で細点のある花が,2,3個上向きに咲きます。
ヤマホトトギスとの区別は,枝分かれした花序を茎の上部に出さないことで,この種
類にはシロバナホトトギスがあります。
ヤマシャクヤク(山芍薬) キンポウゲ科 開花期5〜6月 多年草
中部地方以西のやや高い山地に自生し,栽培もされ,茎は直立して高さ30〜50pです。
茎の基部に数個の鞘状葉があり,茎葉は長い柄のある先の尖った倒卵形又は楕円形で
互生です。
初夏に茎の先に白色の花が1個咲きます。
花後の袋果は大きく,開裂すると紅色と紫黒色の2色の種子が現れます。
ヤマシロギク(山白菊,シロヨメナとも) キク科 開花期9〜10月 多年草
各地の山地に生え,茎は直立して高さ30〜90pです。
葉は互生し,広披針形でざらつきます。
秋に茎の先が分枝して散房状になり,舌状花は白色,管状花は黄色の頭花が咲きます。
ヤマトラノオ(山虎尾) ゴマノハグサ科 開花期8〜10月 多年草
関東・中部地方の山地の草原に生え,茎は丸く直立,高さ40〜100pです。
葉は狭長楕円形で対生です。
夏から秋にかけて茎の先に総状花序を出し,青紫色の小花が穂のように咲きます。
ヤマトリカブト(山鳥兜,トリカブト・カブトギクとも) キンポウゲ科 開花期9〜10月
多年草 有毒植物
各地の山地に普通に生え,茎は高さ30〜100pで下部は直立し,上部は「くの字」形に
やや曲がっています。
葉は柄が長く互生,3〜5に深く裂けて少し厚く,切れ込みはいろいろです。
秋に茎の頂の葉腋に円錐花序を付け,多数の青紫色の兜状の花が咲きます。
山地に生え,花の形が舞楽の伶人の冠に似ているのでこの名があります。
ヤマハハコ(山母子) キク科 開花期8〜9月 多年草
本州中部地方以北の山地の日当たりのよい処に群生し,高さは60p位です。
葉は線形から披針形で,若い頃は葉の裏に毛がありますが,生長するとなくなります。
秋に茎の頂に白い小花が散房状に集まって咲きます。
ホソバノヤマハハコは,その名の通り葉が細くて表面の毛が生長しても付いている点
で見分けがつきます。
ヤマブキ(山吹) バラ科 開花期4〜5月 落葉低木
山地の湿った処に多く生え,庭にも栽培され,高さ1.5〜2mで叢生し,枝は細く曲が
り緑色です。
葉は互生して2列に並び,卵形で先は尖り,縁に二重の鋸歯があります。
春に短枝の先に五弁の黄色の花が咲きます。
核果は半楕円形で,緑色から暗色に変わります。
ヤエヤマブキは実が成りません。
ヤマブドウ(山葡萄) ブドウ科 開花期5〜6月 蔓性落葉植物
四国以北の山中に生える蔓性植物です。
葉は柄があって互生し,大形で3〜5の角ばった円形で基部は心臓形,裏面は茶褐色
の綿毛に被われます。
夏に葉と対生して円錐花序が伸び,黄緑色の小花が多数集まって咲きます。
花後に房状に液果が付いて黒く熟し,食べられます。
ヤマホタルブクロ(山螢袋) キキョウ科 開花期6〜7月 多年草
各地の山野に生え,茎は直立して高さ30〜80pです。
根生葉は長い柄があって卵心形,茎葉は互生して上部で柄がなく,長卵形で先が尖り,
縁に鋸歯があります。
初夏に茎の上部が分枝し,枝先に白色又は淡紅色の5p位の鐘形の花が下向きに咲き
ます。
萼裂片の間の彎入した縁が反曲せず,瘤状の隆起があるので,ホタルブクロと見分け
がつきます。
ヤマラッキョウ(山韮) ユリ科 開花期9〜10月 多年草
本州〜九州にかけての日当たりのよい草地に生え,地下に鱗茎があり,茎は直立して
高さ30〜50p,冬に地上部は枯れます。
葉は青緑色の線形で角ばり,下部に2,3枚付きます。
秋に茎の先端に球状の散形花序を作り,紅紫色の小花が咲きます。
ユウガギク(柚香菊) キク科 開花期8〜10月 多年草
日当たりのよい山地に自生し,高さ30〜150pです。
茎の上部で細い枝に分かれて広がり,葉は質が薄く,下部の葉は羽状に浅く或いは深
く裂け,茎・葉とも少しざらつきます。
他のノギクに先駆けて夏から咲き始め,頭花は径2.5p位で,淡紫色から白色の舌状花
で中心の黄色い管状花が咲きます。
ユキモチソウ(雪餅草) サトイモ科 開花期4〜6月 多年草
奈良県・四国・九州の山地の林下に自生し,観賞用に栽培され,草丈は15〜30p,茎
は緑色で下部が紅色です。
葉は茎の上方に3〜5枚の小葉のある2葉が接近して付き,小葉は楕円形で先が尖り
全縁,葉面に灰緑色の斑点があります。
春に葉間から花茎を出し,紫褐色の仏焔包から飛び出している白色球形の花茎に頭が
雪のように白く,餅のように軟らかいのでその名があります。
ユキヤナギ(雪柳) バラ科 開花期3〜4月 落葉低木
関東地方以西の川沿いに生え,観賞用にも広く植えられ,高さ1〜2mです。
葉は多数付いて互生し,小形の披針形で両端が尖り,縁に細かい鋸歯があります。
春に新葉とともに多数の白色の小花を枝上に散形状に付け,花序が連なって穂状に見
えます。
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