0302a 茶花一覧(野の花・山の花A 続き)
モチノキ(黐の木) モチノキ科 開花期4月 常緑高木 雌雄異株
本州・四国・九州の暖地の山野に生え,庭にも植えられ,高さ3〜10m,樹皮は暗灰色
で滑らかです。
葉は柄があり互生,倒卵状楕円形で先は尖り,厚質で光沢があります。
春に葉腋に小さな黄緑色の花が群がって咲きます。
秋には球状の果実が真赤に熟します。
樹皮から鳥餅を作るので,その名があります。
モッコク(厚皮香) ツバキ科 開花期7月 常緑高木
本州関東地方南部以西の暖地の山地に自生し,庭にもよく植えられ,高さ6〜9mで
す。
葉は互生し,革質で厚く,長楕円形から卵形,全縁で先は丸く,表面は艶やかです。
夏に新枝の下半部から長い花柄を数本出し,白色の小花が下向きに咲きます。
花後に球形の液果が実り,裂開すると中から濃赤色の種子が覗きます。
モミジガサ(紅葉傘) キク科 開花期7〜8月 多年草
各地の山地に生え,茎は直立し高さ80p位です。
葉は長い柄があって互生し,5〜7片の掌状に裂け,縁に鋭い鋸歯があります。
夏から秋に茎の上部が多数分枝し,管状花だけからなる白色から紅紫色を帯びた頭状
花が円錐花序に集まって咲きます。
葉がモミジに似て,しかも傘状をしているのでこの名があります。
モモ(桃) バラ科 開花期3〜4月 落葉低木
中国原産で古くから渡来し,広く栽培され,高さ3m位です。
葉は互生し,披針形で先が次第に細く尖っています。
春に葉より先に,淡紅色又は白色の五弁花が咲きます。
花は観賞用にされ,果実は大形の球形で美味です。
[ヤ]
ヤクシソウ(薬師草) キク科 開花期8〜11月 二年草
各地の日当たりのよい山地や道端に生え,茎は直立,よく分枝して高さ30〜100pで
す。
葉は長楕円形,上部では柄がなく基部で茎を抱き,茎葉は白色を帯びた緑色で,下部
の葉には柄があります。
秋に多数に分枝した枝先が散房状となり,柄のある黄色い頭花が数個ずつ咲きます。
茎や葉を切ると白い液が出ます。
ヤグルマソウ(矢車草) ユキノシタ科 開花期6〜7月 多年草
北海道・本州の深山の林の中に生える大形の草本で,高さ1m位です。
葉はときに径50pにも達し,5枚の小葉が掌状に集まる複葉で,小葉の先は3〜5裂
し,裏面に茶色の毛があります。
初夏に茎の先端に多数の白色の小花が円錐状に集まって咲きますが,白色の萼だけで
花弁はありません。
ヤツデハナガサ(八手花笠,ハルザキクリスマスローズとも) キンポウゲ科 開花期3〜4月
多年草
ヨーロッパ原産で,クリスマスの頃に咲くクリスマスローズと同じ種類で,高さ30〜
40pです。
ヤナギラン(柳蘭,ヤナギソウとも) アカバナ科 開花期7〜8月 多年草
北海道・本州北中部の日当たりのよい高地の草原に生え,茎は直立して高さ1.5m位で
す。
葉は互生,披針形で先は尖っています。
夏に茎の上部に多数の紅紫色の四弁花を総状花序に付け,下から上に咲いていきます。
果実は細長く,種子には冠毛があり風で飛びます。
ヤハズヒゴタイ(矢筈平江帯) キク科 開花期8〜9月 多年草
本州中部地方の高山に生え,茎の高さ30〜55pです。
葉から柄に沿って翼があります。葉は卵形又は卵状長楕円形で,ときに羽状に中裂し
て縁に鋸歯があり,両面に縮れた毛が生えています。
夏から秋に茎の頂に散房花序を出し,淡紅紫色の頭花が7〜25個咲きます。総包は筒
形で毛が生え,総包片は5列で黒紫色です。
ヤブコウジ(薮柑子) ヤブコウジ科 開花期7〜8月 常緑小低木
北海道南部以南の山野や林下に生え,茎は直立して高さ10〜20pです。
葉は直立した茎の上部に輪生状に1,2層付き,長楕円形で先が尖り,厚質で光沢が
あります。
夏に葉腋に白又は淡紅色の花が2,3個咲きます。
秋から冬に朱赤色の球形の実を結びます。
葉や赤い実がコウジに似ているのでこの名があります。
ヤブサンザシ(薮山ざし,キヒヨドリジョウゴとも) ユキノシタ科 開花期3〜4月
落葉低木 雌雄異株
北海道を除く各地の山野に生え,高さ1m位です。
葉は互生,卵状楕円形で鋭く3〜5裂,裂片には粗い鋸歯があります。
春に新葉とともに小形で黄緑色の花が2〜4個固まって咲きます。
秋に多数の球形の果実が赤く熟します。
別名はこの赤い実がヒヨドリジョウゴ(ナス科)に似ており,木本になるところから
来ています。
ヤブツバキ(薮椿,ヤマツバキとも) ツバキ科 開花期2〜4月 常緑高木
本州〜九州までの海岸沿いの山地に自生し,高さ5〜10mです。
葉は厚く,楕円形から長楕円形で先は尖り,縁に細かい鋸歯があります。
春に濃赤色から紅色の五弁花が半開状に咲き,雄蘂は多数で花糸は白色,筒状に合着
し,葯は黄色です。
秋に球形のさく果に2,3個の種子ができ,油が採れます。
裏日本の積雪の多い山地には,低木のユキツバキが自生します。
ヤブミョウガ(薮茗荷) ツユクサ科 開花期7〜9月 多年草
本州中部地方以南の林の中などに生え,茎は直立し,高さ50〜70pです。
葉は長く広い長楕円形で先は尖り,茎の中程に6,7枚が輪生状に互生し,基部は茎
を抱き込むように付きます。
夏に茎頂に円錐花序を作り,5,6層,白色の小花が輪生して咲きます。
果実は球形で青藍色に熟します。
薮に生え,ミョウガに似ているのでその名があります。
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