0302 茶花一覧(野の花・山の花A 続き)
 
            茶花一覧(野の花・山の花A)
 
                         参考:中央公論社発行「茶花」
 
[マ]
マツムシソウ(松虫草) マツムシソウ科 開花期8〜10月 二年草
 北海道南部〜九州にかけての日の当たる山地,草原に生え,茎の高さ50〜90pです。
 葉は羽状に細く細かく分裂し,対生です。
 夏から秋に茎の上部の葉腋から長い花枝が伸び,先端に青紫色の頭状花が咲きます。
 
マルバノキ(円葉の木,ベニマンサクとも) マンサク科 開花期10月 落葉低木
 本州・四国の山地に生え,高さ1〜3mです。
 葉は長い柄があって互生,卵円形又は円形,基部は心臓形で全縁,上面は緑色で裏面
 は帯白色です。
 晩秋に葉が落ちると同時に葉腋に短い柄を出し,その先に背中合わせに2個の暗紫色
 の花が咲きます。
 さく果は翌年の花の咲く頃に熟します。
 
マンサク(満作) マンサク科 開花期2〜3月 落葉小高木
 各地の山地に生え,庭などにも植えられ,茎は直立,分枝して高さ10m位です。
 葉は互生し,菱形状の楕円形で基部は左右不同,下面は脈が隆起し星状毛があります。
 早春に葉より早く,小枝の先に1個又は数個固まって黄色の花が枝一杯に咲きます。
 
ミカエリソウ(見返草,イトカケソウとも) シソ科 開花期9〜10月 落葉低木
 本州中部地方以西の山地の木陰に群生し,茎は株立ちで疎らに分枝して高さ50〜100p
 です。
 葉は対生し,丸味を帯びた楕円形又は広楕円形で縁には鋸歯があり,裏面には茎の上
 部や葉柄と同様の星状毛が生えています。
 秋に茎の頂に細長い花穂を出し,淡紅紫色の唇形花が蜜に咲きます。
 
ミズヒキ(水引) タデ科 開花期8〜10月 多年草
 山野の林中や谷間に多く生え,茎は細くて堅く,高さ50〜80pです。
 葉は短い柄があって互生し,円形か長楕円形,表面には普通黒い模様があります。
 夏から秋に茎の上部から数本の細長い花穂が伸び,紅色の小花が疎らに咲きます。
 花穂を水引に見立ててこの名があり,白色のものをギンミズヒキと云います。
 
ミゾソバ(溝蕎麦,ウシノヒタイとも) タデ科 開花期8〜9月 一年草
 各地の野山などの水辺に生え,よく群生します。茎は地を這い,逆向きの小さな刺が
 あり,上部が立ち上がって高さ30〜70p位です。
 葉は鉾形で互生し,葉面には八の字形の黒色の斑点があります。
 秋に茎の上部が分枝して,枝先に白色の小花が10個位集まって咲きます。
 溝などに生え,ソバに似ているのでこの名があります。
 
ミツマタ(三椏) ジンチョウゲ科 開花期3〜4月 落葉低木
 中国から渡来,広く栽培され各地に野生化もしています。高さは1〜2mです。
 葉は広披針形で表面が鮮緑色,裏面は白っぽく,枝先に集まって互生します。
 晩秋に枝先に数個の花穂を付け,春に葉の出る前に黄色の花が蜂の巣のように固まっ
 て下向きに咲きます。
 樹皮の繊維は和紙の原料に用います。枝が3本ずつ分枝するのでこの名があります。
 
ミヤギノハギ(宮城野萩,ナツハギとも) マメ科 開花期9〜10月 落葉性低木
 東北地方に多く生え,庭にも植えられています。茎の高さ1〜1.5mです。
 葉は柄があって互生し,3出複葉,小葉は楕円形です。
 夏から秋に枝先の葉腋から総状花序を出し,紅紫色の花を多数付けます。
 
ミヤマウグイスカグラ(深山鴬神楽) スイカズラ科 開花期7月 落葉小低木
 本州・九州の山地に生え,高さ3m位です。
 枝分かれが多く,枝や葉に毛が生えています。
 葉は短い柄があって対生,広楕円形又は卵状楕円形です。
 初夏に葉腋からやや下垂した花柄を出し,先端に淡紅色の花が咲きます。
 花後に楕円形の液果が紅く熟し,表面に線毛があります。
 
ミヤママタタビ(深山木天蓼) サルナシ科 開花期6〜7月 落葉蔓性植物 雌雄異株
 本州中部地方以北に生え,茎は蔓状に長く伸び,小枝はよく枝分かれして繁ります。
 葉は長い柄があって互生し,卵形で先は尖り,基部は心臓形,縁に細かい鋸歯があり
 ます。
 夏に雄花は集散花序を作り,雌花は白色の五弁花が1個咲きます。
 マタタビに似ていますが,葉が心臓形になったものが混じっていることで見分けます。
 
ムクゲ(木槿,ハチスとも) アオイ科 開花期7〜9月 落葉低木
 中国・インド原産で観賞用に栽培され,幹は直立して高さ3m位です。
 葉は柄があって互生し,卵形で時々浅く3裂し,下部は広い楔形となります。
 花は夏から秋に咲き,普通紅紫色で,花径は6〜10pにもなります。白色や淡桃色,
 八重咲きなどの品種もあります。
 
ムシカリ(虫狩,オオカメノキとも) スイカズラ科 開花期4〜6月 落葉小高木
 全国の低地を除いてやや高い山地に多く生え,高さ2〜4mです。
 葉は対生し,大形で丸く先は尖り,基部は心臓形で縁に鋸歯があり,葉面に皺があり
 ます。
 春に新葉とともに枝先に散房花序を出し,周囲に白色の装飾花,中央に小形の平常花
 が多数咲きます。
 果実は赤く熟し,後には黒くなります。
 
ムラサキエノコロ(紫狗尾) イネ科 開花期8〜11月 一年草
 各地の荒地,原野,河原に多く見られ,茎は直立して高さ40〜80pです。
 葉は線形で縁に細かい鋸歯があります。
 エノコログサより花穂が細く紫褐色をしているのでこの名があります。
 
ムラサキシキブ(紫式部,ミムラサキとも)クマツヅラ科 開花期6〜7月 落葉低木
 各地の山野に生え,高さ2m位です。
 葉は柄があって対生し楕円形,先は尾状に尖り,縁に小さな鋸歯があります。
 夏に葉腋に集散花序を付け,淡紫色の小花が数個集まって咲きます。
 秋に紫色の液果が実ります。
 美しい果実を平安朝の才媛紫式部に準え,この名が付けられました。
 
ムラサキセンブリ(紫千振) リンドウ科 開花期10月 二年草
 日当たりのよい草地に生え,高さ15〜30p位,茎は直立して4角で暗紫色です。
 葉は対生し,両端が尖った披針形です。
 秋に茎の上部や葉腋に円錐状に濃赤紫色の花を付け,上部から咲きます。
 漢方薬として用いられるセンブリの仲間で,園芸種もあります。
 
メタカラコウ(雌竜脳香) キク科 開花期8〜9月 多年草
 本州・四国・九州の深山の湿地に生え,茎は直立し,高さ50〜100p位です。
 根生葉は大きく,長い柄があり,心臓形で三角状の三隅は尖り,縁に鋸歯があります。
 茎葉は小さく2,3枚で,オタカラコウに比べて小さく軟らかいので見分けがつきま
 す。
 秋に茎の先に穂のように長く,総状に黄色の頭花を付けます。
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