0301 茶花一覧(野の花・山の花A 続き)
茶花一覧(野の花・山の花A)
参考:中央公論社発行「茶花」
ツボサンゴ(壷珊瑚) ユキノシタ科 開花期5〜8月 多年草
メキシコ・アリゾナ州原産で,草丈30〜50pです。
葉は長い柄があって根元に叢生し,葉身は円形,縁は浅裂して鋸歯となります。
春から夏に葉芯から多数の細長い花茎を直生し,円錐花序に鐘状で鮮紅色の花を2,
3個ずつ集散状に咲かせます。
花色が紅,白,桃色などの園芸品もあります。
ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科 開花期7〜11月 多年草
各地の山野に生え,茎は直立し,高さ1m程です。
根生葉は長い柄があって丸く,茎葉は3〜5枚輪生します。
秋に茎の上部に輪生した円錐花序を作り,青紫色の花が下向きに咲きます。
花形を釣鐘に,白く太い根を朝鮮人参に喩えて名があります。
ツルニンジン(蔓人参,ジイソブとも) キキョウ科 開花期7〜10月 多年草
各地の山野に生える蔓性植物で,茎の高さ2m位です。
葉は互生,短い側枝の先端に3,4枚付け,葉身は披針形又は長楕円形で全縁です。
夏から秋に直径3p位の鐘形の花が咲き,花色は緑白色で,内面に濃紫色の斑点があ
ります。
茎を傷つけると白い乳液が出て臭いが薬効があり,根は朝鮮人参のように太いのが,
この名の由来です。
ツルフジバカマ(蔓藤袴) マメ科 開花期8〜9月 多年草
原野や山麓地帯に生え,茎は伸長して巻き髭によって他の草に絡み付き,長さ80〜180
pです。
葉は羽状複葉で5〜8対の小葉からなり,小葉は長楕円形です。
秋に葉腋から長さ7〜10pの総状花序を出し,短い花柄を持った紅紫色の長さ1p前
後の蝶形花が多数咲きます。
紫色の花をフジバカマの花に準えてこの名があります。
ツワブキ(石蕗) キク科 開花期10〜12月 多年草
福島・石川県以南の暖地の海岸近くに自生し,常緑です。
根生葉は長い柄があって束生し,葉身は厚くて丸く,表面に光沢があります。
晩秋に高さ20〜60pの花茎を伸ばし,上部は散房状に分枝して,黄色の頭花が咲きま
す。
葉柄は食用となり,葉の形がフキに似ているのでこの名があります。
テッセン(鉄線) キンポウゲ科 開花期5〜6月 蔓性落葉低木
中国原産で,観賞用として広く栽培されています。
蔓茎は硬質で冬も枯れず,葉は柄があって対生,2回3出複葉で小葉は卵形,長い葉
柄はよく他物に絡み付きます。
初夏に葉腋から長い柄を出して,大形の花が1個咲きます。花弁のように見えるのは
萼片で,中央に3本の主脈が縦に通っています。
園芸品種には紫,白,淡紫色,淡紅色などのものがあります。
トサミズキ(土佐水木) マンサク科 開花期2〜3月 落葉低木
高知県の山地に自生し,観賞用として庭園にも植えられ,高さ2〜3mです。
葉は互生し,円形で先が尖り,主脈の両側に平行に斜走した明瞭な脈があって,縁に
鋸歯があります。
春に葉に先立って枝先から花柄を伸ばし,淡黄色の7,8個の花が穂状に集まって垂
れ下がるように咲きます。
トダシバ(戸田芝,バレンシバとも) イネ科 開花期8〜11月 多年草
日当たりのよい草原や道端などでよく見かけます。茎は直立して高さ1m位です。
葉は幅広い線形で,葉鞘,葉身は茎と共に硬く粗い毛があります。
夏に茎の先に緑色或いは帯紫色の長く大きな円錐花序を付けます。
武蔵の戸田原に多く生えていたのが,この名の由来とも云われています。
トチバニンジン(栃葉人参,チクセツニンジンとも) ウコギ科 開花期6〜8月 多年草
山地の木の下に生え,根茎は太く長く,竹の節に似た関節があって地中を這います。
茎は直立して高さ50〜80p,先端に3〜5枚の葉を輪生します。
葉は柄があり,卵形又は披針形の5小葉からなる複葉です。
夏に葉心から長い花柄を出し,柄の先でときに分枝し,淡黄緑色の小花を散形花序に
付けます。
果実は球形で集合し,赤く熟します。
[ナ]
ナデシコ(撫子,カワラナデシコ・ヤマトナデシコとも) ナデシコ科 開花期7〜8月 多年草
山野の日当たりのよい草地に多く生え,茎の高さは30〜70pです。
葉は白っぽい緑色で節から対生し,線形から線状披針形です。
夏から秋に茎の上部で分枝して淡紅色の花が咲きます。
萼は長い筒状,花弁は5枚で先が糸のように細く裂け,多くは淡紅色ですが,白色の
ものもあります。
ナナカマド(七竈) バラ科 開花期5〜7月 落葉高木
北海道〜九州の山地に生え,高さ7〜10m,枝は濃紫紅色で,樹皮はざらついていま
す。
葉は互生し,奇数羽状複葉で縁に鋸歯があります。
夏に複散房花序に白い小形の花が咲きます。
実は球形で,集合して下垂し,赤く熟します。
燃えにくく,竈に七度入れても焼け残るというのでこの名がありますが,良い堅い炭
になると云われています。
ナミキソウ(浪来草) シソ科 開花期7〜8月 多年草
各地の海岸の砂地に生え,四角形の茎は直立し,高さ10〜40pです。
葉は長楕円状披針形で対生です。
夏から秋にかけて,上部の葉腋に紫色で花冠の筒部が直立した唇形花を,一方だけに
向けて1個ずつ対生します。
名はその生える処に因んで付けられています。
ナンテンハギ(南天萩,タニワタシ・フタバハギとも) マメ科 開花期7〜8月 多年草
北海道〜九州の山野に生え,茎は稜があって軟毛に被われ,高さ50〜90pです。
葉は長楕円形か広披針形で短い柄があって互生し,斜めに開出した2枚の小葉が付き
ます。
夏から秋に葉腋から2〜3pの花柄を出し,片側に蝶形で紅紫色の花が数個咲きます。
ニシキギ(錦木,ヤハズニシキとも) ニシキギ科 開花期5〜6月 落葉低木
各地の山野に生え,茎はよく分枝し,枝に硬いコルク質の翼があります。
葉は短い柄があって対生し,楕円形で先が尖り,表裏とも毛がなく滑らかです。
初夏に葉腋から出た短い柄のある集散花序に,黄緑色の小花が2,3個咲きます。
花後,球形の果実は秋に黄赤色となります。
ニッコウキスゲ(日光黄菅,ゼンテイカとも) ユリ科 開花期7月 多年草
本州中部地方以北の山地に生え,高さ50p位です。
葉は2列に扇形に出て長さ60〜70p,鮮緑色で上半部は彎曲し垂れ下がっています。
夏に葉芯から花茎を出し,先で短く分枝して3,4個の濃橙黄色の花を付け,下から
順に咲きます。
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