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世界エスペラント大会 ソウル 1994年7月

 

7 月22 自(金)

午後4 時に金浦空港に到着。

バスでソウル市内まで。 しかし無薬苦茶に蒸し暑い。ソウル市の南大門付近にて、下車。トボトボ地下鉄に、大会会場に一番近い駅kanbyonからタクシー漢江ホテルに到着。4人部屋に(502 号室)、都屋にはカナダエスペラント連盟会長のs-ro Normad が。ソウルで初めてエスペラントが通じてホッとする。空港からホテルまでは、韓国語しか通じないのでえらく苦労しただけに、一際うれしかった。さっそく彼と会場のシェラトンホテルに徒歩で向かった。 歩いて約1 扮、しかしこの暑さのなかホテルは丘の中腹、ちょっとした山登りでまいった。ホテルでは、さっそく各国からのエスペランティストと挨拶を交わし、いよいよ世界大会の雰囲氣を感じさせる。

同室のNormad氏以外のメンバーである、パキスタン人でカナダ在住と一緒に漢江ホテルに戻る途中

の韓国食堂で、ビールと韓式定食を食べた。彼はイスラム教徒であり、豚が食べられず魚料理にわざわざ変更してもらった。宿に戻ると、s-ro Normad の友人、香港からカナダに留学中の学生s-ro Bill が来ており、彼は言語学をやっている。 エスペラントは初心者であり、それほど上手ではない。漢江ホテルは冷房装置が不完全であり、暑くてたまらなかった。またシャワーも少し調子が良くない。ま、一番安いホテルだからしょうがないか。それにしても、寝てる最中も熱暑で汗だらけなかなか寝付けなかった。

7 月23 日(土)

朝、ホテルシェラトンからの20 分おきに出る無料周遊バスに乗り、地下鉄でソウル市内に出た。

昨日地下鉄に乗ってから、地下鉄の乗り方が簡単に理解できる。ガイードブックにあるようにソウルの地下鉄は本当に良く出来たシステムで、路線のカラー(緑,赤,青・・)と駅に付けられた番号さえ分かれば、好きなところに自由に行けるし、また安い350 ウォン。これに比べれば日本の地下鉄は外人にとって絶望的に難しい乗物。南大門市場に行く。さまざまな店が混沌と並ぶ、面白い。 市場の通路で沢山の食べ物屋が店をつなれている。その中で、鉄板で卵焼きを食パンに挟み、両面をトーストしたもの、朝食がわりこれが美味い。店の前には豚の頭がそっくり丸焼きの形で売られていたり、モツ鍋がぐたぐた煮られていたり、あっちこっち歩いてほぼ市場の全貌を掴んだ。歩いて歩いてくたびれたが、暑さのなか午後に東大門市場にも足を延ばした。

午後疲れの中地下鉄で戻るとき、少し時間があったので思い切ってロッテワールドに行ってみた。駅からそのままロッテワールドに地下通路から通じている。その地下通路には沢山の店や食堂があり、つい美昧しそうなソバを食べてみた。まったく日本のソバと同じ味。その時に、手に持っていたつもりの旅行案内本を落としてしまい、自分のウッカリさ加減にいささかショック。民俗展示舘に行き韓国の雰囲気を楽しんだ。時間がないにも係わらず、時間を惜しみながらロツテワールドにも入ってみた。全天候のドーム型施設であり、規槙の大きさに非常に驚かされた。

ホテルに戻り、Unuafojaj kongresoj に出る。午後4 時以降にロビーで多くのエスペランティストと語り会う。またぞくぞく日本からもやってくる。池袋エスの会員もやって来た、大井さん、石川さん等々。午僕8時からのInterkona Vespero に出ようとしたが、食事代が高いと仲間で(ちょっと前に知り合った韓国,中国,パキスタンと)文旬を言い結局、只のビールが各1 人に一本UEAから提供されるとのことで、このチケットを貰って皆で窓側の席を占めてワイワイ大騒ぎ。次から次へと皆がビールを手に入れてくるので、思いっきり飲んで大満足。昨日のs-ro Normadと友人」香港からカナダに留学中の学生S−ro Bil1 が外のホテルに移動したので、代わりにロシア人が来た。かれは、シベリア地方クラスノヤルスクから。エスペラントはとても上手。

でも性格は少し暗い感じ。
男同志なので、皆は部屋の中をパンツー枚で歩き回るが、彼のパンツだけはひどい、白いのに少し薄汚れておりゴムひももゆるんでだらしない感じ、そしてそれは履き替えた様手もなく何日もはいたままの状態であり、まったく皆個性が強い。パ キスタンは逆にすごく楽しい人物。彼は、日本で英語の教師をやりたいという。大会場で日本人と知り合いになると、彼らは日本に来い歓迎すると言ってくれたと語ったが。 今の時期は景気も悪く日本に来るな、歓迎できないと言ったが、彼はもう日本に来るつもり。エスペラントはイランに行って勉強したとのこと。あのレーザ氏は彼の勉強仲間だ。

7 月24 日(日)

朝、パキスタン・ロシア1 緒に朝食を仕入れに近所の店に。彼らの金銭に対する感覚は勉強になった。たしかに韓国は日本に比べれば物価は安いと思われるが(感覚的に約1 /3 程度)母国で考えれぱまだ物価は高いとぼやいている。また、金の事を言うことがそれほと恥ずかしいと思っていないから、高ければ安いものを探すし、我慢もする。例えば朝は買った果物だけで済ませるとか。ホテルのレストラントなんて考えもしない。自分も一緒にいると、金を使うのがはばかれる感じ。

牛乳とパンを買ってきて部屋で朝食をとる。散歩がてらシェラトンホテルまで行く。Solena Inauxguro が始まった。会長の挨拶からエスペラントが飛びはじめる。途中で、韓国伝続舞曲演棄のアトラクションあり、正式にこの伝統曲を聞くのは始めてであるが、まったく不思議な音楽終わるかと思えぱ細くまた綿々と続く。強い印象を持った。参加国の代表がそれぞれ挨拶をした、たくさんの代表が挨拶するが、特に印象に残ったのはカンボジア代表やベトナム。終わってから、ホテル内のエス専用のレストランで昼食。

スパゲッティやサンドイッチな
ど数種類のメニューの中から、ウドンを食べた。なぜウドンか自分の選択に疑間が残る。たいして旨くないのに、5000 ウォン(日本円で500 円程度)食後、出ようとした時に、我がイエスの会員達・千葉さん・清水さん・永井さんに出会う。自分は、早めに外にでて、例のバスでソウル市内に出掛けた。有名な明洞市場に、地下街を通ると、けっこう店が休みが多いので意外、日曜日に休んでしまうとは、どうも当初予想していた活気が足りない気がしてしょうがない。

明洞市場も休みの店が多く見られる、少し勤勉さが足りないといったら怒られるかナ。でも、日曜日が稼ぎ時と思うけれど。マクドナルドやケンタッキフライドチキンもあるが・これらは若者で滞員状態。
たしかに、南大門市場に比べればあか抜けした市場であったが、活発さがいまいちという感じ。

地下鉄で降りた所がロツテデパート入口、沢山の人々が集まっているので圧倒される。店の中は熱気に満ちて沢山の買い物客があふれている。6 階には免税店があり、入口で外人チェックしていた。地下鉄で東大門市場に行った、登山道具専門の市場とか食堂料理装置市場とか色々面白いが、この近くに骨董市場があるとのことで、暑い日差しのなか徒歩で行く。靴専門店の市場があり、ここでバックスキンの靴を購入45,000 ウォン。それから骨董市場に、ガイドブックではパリの骨董市に匹敵すると書いてあったが、ま、それほどでもない。しかし、中古のモータやファンや色々な品物がありまた再生したり新生したり、これを見ると日本では1O 年前の感じ… 失礼ながら。

地下鉄でホテルに戻り、Konversacia Rondoに参加。スタートの会の為か参加者が多く、部屋一杯になっている。先生はロシアの眼鏡をかけた若い女性。初心者対応教室のため、先生が易しく話してれる。 練習に皆の前で3人で会話をする。私もその気になって前に出て話す。初めは戸惑ったが、後は多少楽に話せた。相手の一人はハンガリーの可愛い少女で楽しい会話。先生から、あなたは初心者ですかと揶揄されたがまあよかったですヨ。イエサーノ大井さんも、前で自己紹介に張り切っていた。続いてKonversacia Rondo2 にも参加。こんどの先生はキューバエスペランティスト、非常に明快な発音で分かりやすい。まず隣の人とお互いに目已紹介し合い、その後隣を皆に紹介する勉強法。ネーデルランダーノのボブさん、 今住んでいる所は以前湖で、干拓して土地が出来た場所、

自転車で約15分で職場まで。当方は電車で職腸まで1 時間20 分、随分差があり彼が先に紹介してくれたので、せっかく紹介してくれたので強引に自分も挙手して紹介。

次に別のグループに別れ、まず先生が主題を書く。amikeco これに関連して発想する単語を、例えばamo,amato,interkompreno,paco,afableco等々を皆で挙げ、グループでこれらの単語を便いながら、この主題について説明発表する勉強法。こうなると少し難しいので、エスペラン初心者にとっては多少怯む感じ。指名されて立ち往生する初心者も。多少エスが出来る人には良い勉強法。いろいろな方法があるものと感心。終了後UK専用レストランでタ食。少しぱさついたサンドイッチでも、エス仲間とお喋りしながらのタ食は楽しいもの。

会場ホテルから出て、宿泊ホテルに戻る途中でノドが渇いて韓式レストランに入りビールを頼んだ時、ひよっと目の前をセーニョが水を貰っているのを見てビックリ、御夫妻と水野氏と梅田氏の友人韓国教授の宴席に同席させてもらい、たっぷりビールを飲み、辛い料理をつまむ。ここではもっぱら日本語、そこヘドイツ人エス
ペランティストが突然同席、コーラを飲みエスで歓談。こんどはベテランの会話だけに、ついて行けないが、エスはどんな時でも親しくなれると実感。ホテルに戻ると、ロビーにはあのキューバ人先生とその友人の2人がチェックインの最中。彼の友人が、今晩から同室仲間。

7 月25 日(月)

朝、また例の如くパキスタン・ロシアと一緒にパンを買いに行く。近くの店の前では老エスペランテティスト達が道端に置かれたテープルでパンで食事中、これが一番安いと屈託ない。

牛前9 時から・あのKonversacia Rondo に出る。今回は出席者は前日の1 /3 以下、おそらく前日の内蓉が初心者では少し手ごわいことや、また他の予定があって少なくなったのか。本日は、自分の住む町・趣昧についての会話練習、希望者が前に出て3 人でそれぞれ会話形式で質間仕合い、我が町の紹介、趣味の話。参加者の半数が日本人であったが、なかに元気な人がいて、自分の趣味についての会話のなかで、空手を始めたという日本女性が皆に空手のフォームを指導してくれたり、.和やかな雰囲気。

また、オーストリアの熟年の女性は、エスは初心者と思われるが、旅行の趣味に対し質間がどの国に行きましたか、答えが世界中と簡単な回答でこれはエスが不十分なので、単純に世界中と回答したかと皆納得したフリ,ところが更に追いかけて実際に行った国をひとつひとつ挙げてもらうと、国の数がものすごい、言ったとうり世界中そのもの。

大本が午前中のイベントをやっており、覗いてみるとビデオによる大本の紹介。ビデオの後は人形劇源氏となんとか、以前ビデオで見た一寸法師と同じ劇手法であるが、着想と発想がすばらしい。

その後、UN kaj Uneskoの会合に出席。司会者はあのトムクルーズに似た好青年、台本もなしにとうとうとエスペラントで説明している。内容はまったくわからないが、言葉の端々にノブヨルコという単語が出てくるので気になって、辞書で引いてみたらなんだUNの所在地ニューヨークのこと。こんな単語もしらないんだからまったく自分の単語欠乏症には呆れる。その後の討論会では、ベテラン老練エスペランティスト達が活発な意見を交わす。自分もいつかはこんな討論会で話せるようになってみたい。

En la tagmeze ni revidis,kai prenis la senpagauxtobuson.ni iru al al lotte world uzante subtera fervoio.Tamen hodiaux estis lundo,do ciuj vendejoi estis fermita por la propra ferio,do ni ne povis vidi la popolmuzeon.Estis hedauxrinda afero.Sed la ludejo de lotte world estis malfermita,do mi acxetis la specialajn biletojn por mi kaj sxi.la ludejo estis tre granda kai havas tutan plfonon, do mi estis surpurizita pro ti cxiu konstruajo.

Unue ni vidis la enhavon kai restis en la kafejo,trinkis refresigxitan trikajxon.

Iom babilis kaj mangxis la persikon,kiun sxi portis,sxi mamgis gxin kunselo ne senseligis.

Intencis veturi ni la plei teraran ludilon,do unue la grandan sipbalacxilon, multai homoj vicigxis,cirkaux 20 minutoj ni atendis kaj veturis tion. Estis tre amuza plezura oni kriis lauxte gxoige.

Sekve ni veturis la dangxeran sipon. Cxirkauxaj koreanoj interesis niu kiel fremdladanoj,kaj ili scivoleme rigardis nin. Iom malsekigis ni pro la akvofluo de sipludilo. Trie veturis la plej popularan ludilon rulgita relvoio(jet kostar )

Amaso da homoj vicigxis,ni devis atendi pli ol duonhoro. Anakux estis tre interesa,kaj terura,do post veturo sxiaj finguroj dauxre tremis. Do ni ripozis iom longa tempo cxe la restada angulo,kaj trikis trinkajon kaj babiladis pri multaj aferoj,estis bona kaj gxoja tempo.Sxi  diris prj la germanujo kaj auxstorio, ni ieterparolis plezure dum pli ol unu horo. Ni revenis la kongresejon je la 5-a kaj 45, ni promesis unu al alia revidi kune denove en la balo kiu okazigos je la 8-a.

6時からのバンケードの前に、我がパキスタンと出会う。このバンケードはなんて高いのだ、こんな贅沢な催しをやるなら、もっと他に金の使い道があるだろう。とお互いに、顔を見合わせながら文旬を言い合う。言いながら、自分は既に申込み済なのでそのまま会場に入っていった。彼とはこの後の無料入場出来るダンスパーティで再会する。たくさんの円卓が並べられており、既に多くの金持ち連中(?!)が座っている。

さて、どの席に座ろうかと物色し、日本人のなるべくいない、そしてキレイな女性がいるところを選んでウロウロし、会場の中頃にある席につく。そこには実に緒麗な女の子が既に座っており、クロアチアからの家族3人でまだ13才の女の子であった。父はクロァチアエスペラント協会の会長。また、隣りにはフランス人夫妻、向かいには日本人夫妻、堺市の老エスペランティスト。すわった隣に、また日本人が座ってきた。彼も大阪の富田林市からきた、70 才程度の元気なエスペランティスト己目已紹介で、無民族主義者と名乗る、老練のエスペランティストである。食事が始まった。まず、ビールとワインで乾杯。メインディッシュは鳥肉であ

ろ。最後はアイスクリームで終了。楽しい宴席であづた。が、結構日本人が多くて、やや興ざめの感もあり。やはり、先日のインテルコーナベスペーロのように沢山のエスペランティストが自由に参加して、自由に話せる会のほうがもっと良いのにと思う。実際、韓国人がほんとに少なかったと思われる。皆と写真を取り合ったり、席を変わって挨拶したりいろいろ楽しかったたけれども。

2時間後にダンスパーティが始まる。バンケードの途中で席を立つ人達も多かったので、あちこちの席が空いており、ダンスパーティにやりて来た連中が新たに席に座る。こんども多くの国の人達と自己紹介、ロシアが目についた。ロシアといっても、実に様々の場所からの人々、陽気な連中。

あいだに芸術ダンスの披露があり、会易が盛り上がる。踊る人が会場を溢れるばかりで、皆楽しそう。お年寄りも、さすがヨーロッパ系は元気で楽しんでいる。パキスタンも大張りきりで、可愛い女の子ばかりを探して、恩う存分ダンスを楽しんでいる様手。アメリカ人のくせに、エルヤパニーオと書いたのが席に座る。なんでか、実は彼は現在目本に住んでおり、奥さんから金をせびって始めてUKに参加したとの事。登録番号をおしえてもらい、参加名簿を見て気がついた。彼の名はセヂュリ、以前日本でそう、4 〜5 年前に一度ヤマサキセイ一氏の例会で知り合い、池袋で酒を飲んだ事を思い出した。まったく偶然と言おうか。彼にソウルの裏情報まで教えてもらい、また日本で毎回火曜日の少数仲間との例会に参加しないか誘いも受けた。よ一し、是非参加しよう、なる

べく沢山のエス会話のチャンスを掴みたい。最終が11時過ぎてしまう。大いに盛り上がる。ホテルの部屋は既に真っ暗で、静かにシャワーを使ってベッドイン。開いた窓からの夜風が涼しくなっていた、暑さの峠は過ぎたようだ。

7 月26 日(火)

ホテル近くにパン屋があり、店の中のテーブルでコーヒとパンの朝食。漢江の辺を散歩しながら会場に向かう。大きい河。水上レストランが岸辺に係留され、水上スキーやモーターボートが走り回る。また、例のkonversacia rondo1 に参加する。IESの千葉さんの姿も。昨日の続きを少し広い部屋で、しかし、皆発言し始めると、長々と意見を出し自分もいつかはと。昼に干葉さんと例のレストランでスパゲッティ。話はもう雰囲気に染まってエスペラントのみで。いままで感じたことを彼に、特に仲間になったパキスタンや同室の生活観について。

ヤマサキセイコーさんのプレレーゴを少し覗く。ベテランエスペランティスト、しかし他のエスに比べ、□ごもる喋り方で発音に明快さが欠けるな一と感じる。他国エスでキレイな人の発音は、要するに口をハッキリあけアイウエオを明確にユックリ発音していることかと思い入る。そう、カラオケを上手に歌うコツと同じ。その後のプレレーゴはアステカ文明の数の数え方等・アルゼンチンの彼は前日に初心者講習会で、エスを使ってエスを教える教授法をやっていた人物。慣れているといおうか、実に分かりやすく教えており、なるほど以前我が仲間福地氏が日本語で日本語を教える教授法を紹介してくれたが、こんなやり方かなと納得。キューバ氏にしろアルぜンチン氏にしろ、皆口をハッキリ明け明快な発音をしている。意味がわからなくても、耳には心地よい。

3時から別室で奇跡の超龍カ者故B.Groningの紹介、ドイツの脊年が参会者達に心の安寧を要求し、静かな音楽を聞かせる。気分が静まるのを待って始まったが、なんか新興宗教の会合みたいな雰囲気で少し異様な感じも。ビデオで彼の奇跡を見せる。でも、だからなんなのと思ってしまう、が最後に参加者全員にカセットテープを呉れるし、別に金を取るわけでもなく、ななんだと思うだけ。

Kongresa temo3 を少し覗くと、アジアアガードかあの梅田善美氏が司会席に座っていた。この会合がなにをやっているのか分からなかったけれど。5 時からまた、konversacia rondo2 。先生はキューバ氏、クリアな発音で説明、手元にあったネパール案内のパンフレットを教材にして、質間を作り又お互いに回答しあうやり方、これも成るぼど身じかになんでも教材があると教えてくれたようなもの。また、一つの文章にいろいろ付け足して文章を膨らませ、それを初めから繋げて、大きな

文章のかたまりを暗唱する。これは記憶力が必要で難しい。午後6 時から、イエスのソウルクンシードがあるとの連絡を千葉氏からもらづていたが、明日帰国しなければならず、お土産を買いに行く時間がないので欠席と大井氏に了解をもらう。ホテルバスで地下鉄の駅まで、地下鉄列車の中は面白い。いろいろな人が車内で商売、大きな声がするので何かと思ったら、ダンボール箱を抱えたオッサンが、扇子を一本千ウォンで売りさばいていたり、新聞を売っていたり、目の見えない人が首からピアニカをぶら下げ物乞いをしていたり、でっかい声でなにか演説をしている酔っぱらってるようなオソサンなど。

また、南大門市場にやってきたが、今回は市場通りに店を連れている露天食物屋で、韓式料理やビールを飲もうと企てた。狭い通路の真ん中に沢山の店が商売中、鉄板で豚の内蔵
を焼いたり、いろいろな具を並べ、のり巻きの山など、いい匂いがいづぱいに広がる。魚を並べ、鶏のむき身、豚の頭、足などがズラリと並ぶ。いや一実に元気いっぱい、もう暗くなった店には裸電球が明かりをとる。日本では三陸産が有名なあのホヤも並んでおり、このサシミが旨かった。ホルモンの味付けは韓国味噌味、辛くてまずくはないが、どうも馴染めない。ビールをしっかり飲んでソウルの夜は更けてゆく。この雑然にぎやか元気一杯の市場が大好き。帰りはタクシーでホテルに直行。

7 月27 日(水)

今朝は、市場で朝粥を食うと決め、同室の仲間パキスタンと勇躍地下鉄で東大門市場に向かう。最初についた魚介類の市場、いろいろな魚が軒先に山と並んでいる。ところで生ものが沢山あるのに蝿がいない、そういえぼ南大門市場でもほんとに蝿がいなかった。失礼ながら、こんなに衛生、思想が進んでいるとは。やはり市場の通路に珍しい食い物やが並んでおり、結局定食を食べることになった。いろいろな具をご飯にのっけて混ぜて食べるビビンパ風定食。やはり辛い、味噌汁を呑みながらスプーンで食う。辛い辛い。

骨董市場に向かう、運動場公園の近くまで歩いてきたところで、急にトイレに行きたくなってこれはあの朝飯の辛さで胃が刺激された結果、しかし何処にもトイレなどありはしない。少しあせってきた、たまたま近くにあった韓国銀行に飛び込んで頼もうとしたら、換金と間違われ、しかし英語は通じるがエスしか出来ないので弱ったた、英語をやっておくべ

きだったか、いささか反省。銀行の外、公共駐車場にあるトイレを教えてもらい、とんでいって座ったときのあの安心感解放感、実に喜ばしい思い。 しかし紙がなく、手持ちの手拭いで用を済ます。

ホテルに戻る地下鉄で、学生が胸につけたエスペラントの印を見て話かけてきた。

エスに興味をもつ彼と一緒にホテルにもどり、パキスタンが会場に連れてゆく。帰国の支度をし、シェラトンホテルからリムジンバスで金浦空港に向かう。

一 おわり一


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