福田昌範の吹奏楽講座

第9章 ウオームアップのススメ

 

 ウオームアップは楽器奏者では欠かす事の出来ない重要な練習メニューのひとつです。

第4章の「呼吸法について考える」のコーナーでも書いたとおり、ブレスも含めて毎日きちんとした

ウオームアップを図る必要があります。

 


レッスン1 ウオームアップの定義(その1)

ウオームアップとは

野球の選手が、キャッチボールをする

サッカーの選手がグランドを走る

水泳の選手が準備運動をする

ようなものです。

つまり、これらをやらないで練習や試合に臨むと、運動選手ならば

必ず怪我をします。

 


レッスン2 ロングトーンの定義

 

ウオームアップの一環である「ロングトーン」は、

ご飯を食べる時にお箸をもつ

カレーを食べる時にスプーンを持つ

スパゲティを食べる時にフォークを持つ

ようなもので、ごく当たり前のように行われるべき事なのです。

 

「めんどくさいから、今日はロングトーンはパス(割愛)・・・・・・、。」

なんて、ぜったいにあってはならないことなのです。

 


レッスン3 ウオームアップのポイント

 

「ウオームアップは上手に吹く必要はありません。」

目的意識をしっかり持ち、自分の目標に合わせてアップしましょう。

目標の例
*息をしっかり吸う。

*息をしっかり吐く。

*まっすぐ息を吐く。

*体の力を抜く。

*良い姿勢で吹く。

*良い音をイメージしながら吹く。

*メトロノームにしっかり合わせる。

などなど・・・・・・・・。

 

また、「ウオームアップ」は、もし、金管楽器奏者ならば「唇の筋肉」だけをアップさせるものではありません。

「体のすべての筋肉はつながっているのです。」

足のつま先から、目の筋肉まで、すべての筋肉がよりよく活動できるようにアップしましょう。

(また、その際に痛みを伴うアップや、過激な運動は返ってマイナスになりますので注意しましょう。)


レッスン4 ウオームアップの必要アイテム

 

必修アイテム
*メトロノーム

*教則本

(チューナーや鏡などもあれば、ベスト!)

 

*教則本の情報は第11章「教則本一覧」をご覧ください

 

 

(C)2017 Masanori Fukuda

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