コンクールでもコンサートでも悩むのはやはり「選曲」。
ここでは、選曲についてのアドヴァイス(方法と問題点)をいくつかあげてみたいと思います。 |
♪選曲の手順
顧問(指導者)のやってみたい曲の中から選曲する。
良い点:顧問(指導者)の思い入れや情報収集能力が大きな力になる。
悪い点:生徒(団員)の実情やコンクールに適しているかどうか、指導者の客観的な判断が必要。
生徒(団員)のやってみたい曲の中から選曲する。
良い点:生徒(団員)が力を発揮できる。
悪い点:生徒(団員)のやってみたい曲がコンクールの実情に適しているかどうか疑問であるとともに、
生徒(団員)の楽曲情報能力には偏りがあることも多い。
♪いろいろな考え方
以前に聞いたのコンクールやコンサートまたはCDを聴いて好印象の曲を選曲する。
問題点:印象はたいへん良かったが、いざ楽譜を取り寄せてみると、
「難しくて吹けない。良い音がしない。バンドの実情に合っていない。」などの問題が発生する可能性がある。
現在のバンドの状況に合わせて選曲する。
問題点:バンドは絶えず進化しているため、以前は吹けなかった生徒(団員)が吹けるようになったりする。
「ああ、こんなことなら、あの曲をやっておくんだった・・・。」と後悔する事もしばしば・・・??
コンクールで上位入賞している曲を選曲する。
問題点:上記とは逆に生徒(団員)に背伸びをさせすぎてしまい、最後までまとまらなかった例も多い。
その反面、テープやCDなどの資料も多く、研究しやすいことも事実。
自分のバンドのカラーにあった曲を選曲する。
問題点:明るいバンドなのに、暗い曲・・・・。でも、意外にそれがはまったりする事も・・・・?
(また、スクールバンドなどでは、生徒が入れ替わる為バンドのカラー自体も毎年不変とはいえないかも?)
♪選曲の成功例
(その1)
CD・コンクール・コンサートで、印象の良い曲を選ぶ。
↓
それらの楽譜をゲットし、数週間練習する。(コンサートなどでそれらがすべてできると尚良い。)
↓
それらの中から、1曲選曲する。
(その2)
(部員(団員)の楽曲情報収集の能力に偏りがある場合は)顧問(指導者)に一任する。
♪選曲のポイント
そのT よく響く曲であること。(オーケストレーションなども含む)
そのU ソリスティックな要素が含まれていると尚良い。
そのV ♯系よりも♭系の方が、取り掛かりやすい?
そのW 音域も加味して考える。(特に金管楽器のハイトーン)
そのX テンポが一定しているものよりも、(急―緩―急などの)変化があるものの方がよい事もある。
そのY 困った時の打楽器・鍵盤楽器(ピアノも含む)!
♪ベストな選曲方法
顧問(指導者)の好きな曲で、
生徒(団員)も好きな曲で、 バンドの実情にも適していて、 バンドのカラーに合っている曲。 |
(でも、そんな都合の良い曲あるんでしょうか?)そんな曲がたくさんあったらいいなぁ・・・・・・・・・・。
(C)2017 Masanori Fukuda
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