その2に引き続き、ランダムに情景部品をご紹介します。
こうかレール
東京はお茶の水にある聖橋(ひじりばし)をモチーフにしたようなストラクチャー。
その清楚なスタイルに合わせた純白のカラーで長期間生産されたが、末期には下のようなクリーム色になった。
プラレールといえばこれを思い浮かべる方も多いのでは。松の木が付いており、お得。
「C62こうかセット」には、写真のように珍しい茶色のこうかレールが入っていた。
パノラマトンネル
初期プラレールの情景部品のかくれた大物。
厚手のボール紙に印刷された風景を開くと、トンネルのある情景パノラマに変身!
30年以上前のものですが、インパクト強すぎ!の逸品です。
ポイント2種
いずれも、単線から複線になるタイプのポイントだが、左の方が古く、分岐後の幅が極端に狭いが理由は不明。
その後、右のような複線規格に合わせた分岐幅のものになった。
大鉄橋(初代)
プラレールではレール2本分の長さのあるトラス型の鉄橋を「大鉄橋」と読んでおり、現行の物は3代目にあたる。
これは、その初代にあたる物で、両端にプレートガーターが付いており、トラスも中央が盛り上がっているクラシックなもの。
右がごく初期のタイプで、プレートガーターの端部が直角だが、その後左の物のように端部が斜めに修正された。
これは、おそらく車両があたるのを防ぐための改良ではないかと思われる。
細かいリベットなども表現されており、実にハイグレードな製品となっている。
とうだいトンネル
いなかのトンネルと並ぶ2大レア・トンネル。トンネルの内周側に電池で点滅する灯台が立っている。
スケール的には、プラレールと全然合っていないのだが、デフォルメのうまさでカバーしており、
「こんな情景もありかな」という感じにうまくまとまっている。
岸壁には波のシールを貼るようになっているのが芸が細かい。
ちかてつのえき
地上に置くのに「地下鉄の駅」!?でも目を近づければ何となく営団銀座線あたりのムードがする。
実は、側面部分は大トンネルをそのまま使っているのだが、全く別の雰囲気になっているのがうまい。
昔は、たくさんの種類の駅があってよかったです…
中国製の「上海駅」の画像を追加しました。(3,4,5枚目の写真)
全体的にカラーリングが変更されています。ラベルも違います。
てっきょう
ごく初期のみ発売された物で、はしげたが台形の独特の物となっている。
タグ違い(右)も発見しました。思ったより生産期間は長かったようです。
左:ふくせんふみきり、右:レールロードふみきり
ふくせんふみきりは、複線システムに対応した初の製品だったが、2本のレールを支えるためかスプリングが固めで、
軽い車両だと脱線することもあったと聞いている。
そのためか、短期間で生産打ち切りとなり、比較的近年の製品にも関わらず、入手はきわめて困難。
これが欲しいために、あの定価2万円する「ザ・ビッグレイアウト」を買った人も多いとか…
レールロードふみきりは、当時発売されていたプラロード用のふみきり。今のモータートミカ用のものと構造はほぼ同じだがやや小ぶり。
プラロードが早々と生産終了してしまったので、活躍した期間は短い。
部品セット複線
最近入手した物だが、実は当時発売されていた「基本セット」を複線にするための拡張セットであることが判明。
箱の裏側に基本セットbPから3までと組み合わせた例の写真がのっている。
セットされているレールは、市販の物で、特に特別な物はない。