その3に引き続き、ランダムに情景部品をご紹介します。
左:高原の湖、右:なみき
高原の湖は、レールの横に置いておくジオラマ風の物。(レールに固定するフックが付いてます)
小ぶりのファームハウスと牛やぶたが付いていてカワイイです。ちいさな湖もちゃんとあります。
なみきは、古いセット物にはほぼ必ず入っていた人気商品で、小ぶりな割にはレイアウト映えする小物でした。
一番右は、ロータリー除雪車セットに入っていた雪並木で、ベースが白く、並木も白をスプレーしてあるレア品。
こういう、ツボをおさえた小物が昔は結構あったんです。
左:ブロックビル、中:こうか駅、右:駅,ホーム
なぜ、一見関係のなさそうなこの2つがコンビで登場するのか…
実は、ブロックビルを3個積み上げると、ブロック橋桁の高さにになるように設計されており、こうか駅を上にのせて駅ビルに出来るのです。
この事実が広まってからは、ブロックビルの株が急上昇しました。(本当です)
プラレールの奥の深さに感心します。
右はノーマルタイプの駅の最終バージョン「駅・ホーム」で、いつのまにかひっそりと消えました。
回転広告塔
初期ギミック物の傑作で、スタンドをレールの横に設置し、広告塔を立てると、車両が通過するたびにレバーが押されて回転します。
広告は予備の物を含め、6枚付いており、差し替えが出来ます。(トミー自社製品のものばかりなのが笑えますけど)
なかなか夢のある情景部品だと思いません?
プラレールタウン&プラレールファミリー
プラレールタウンは、4種類あり、左からハンバーガーショップ、フラワーショップ、ブックセンター、ハウスとなっている。
プラレールシリーズとなってはいるが、駅などとちがい、プラレールと一緒に遊ぶ必然性が弱く、短命に終わった。
ブックセンターとハウスはブロックビルの型を一部流用している。
小さな人形が付属しており、これは「プラレールファミリー」の名前で5体入りのものが別売りされている。
プラレールファミリーは「サロンカー」に乗客として付属したり、セットものにオマケとして付いていたりもした。
後年の人形遊びのものよりかなり小さく、全く別物。
プレートガーター
レール1本分の小ぶりなプレートガーター橋。出来は素晴らしく、リブやリベットのモールドなどが細かく入っている絶品。
実は裏返して使用することもできる。今でも、十分定番商品として通用すると思われるのに、20年以上前に生産を終えている。
再販しませんか?トミー様!
左:ふみきり(旧タイプ)、右:いなかのえき
ふみきりは、現行のものと構造は同じで、ベース部分が緑色なのが特徴。今でもたまに見つかることがある。
その右の白いタイプはロータリー除雪車セットのみに入っていた雪景色用のもの!
いなかのえきは、ロングセラー商品として、今でも生産されているが、現行のものはタブレットキャッチャーが付いていない。
下段は、やはりロータリー除雪車セットに入っていた屋根が白い雪景色タイプのもの。
最下段は、珍しいホームが緑色のもの
複線レール3種
複線用タグが付いたものをまとめて紹介。
1970年頃に、トミーは「ふくせんプラレールシステム」を発売したが、その時の製品には写真のように専用のタグが付いていた。
この事実からも、トミーは複線システムにかなりの力を入れていたことがわかる。
その5で紹介する複線自動ステーションなども同時に発売されており、複線プラレールはなやかなりし時代の証人といようか。