ブラックジャック号にて
名前 |
セリフ&ナレーション |
ナレーター | セッツァー、セリスを部屋へいれる。 |
セッツァー | 後でゆっくり可愛がってあげるさ。 |
ナレーター | 鍵をかけられ部屋に閉じ込められたセリス。だがロック達が忍び込んでいた。 |
ロック | 立派な女優ぶりだったぜ。 |
セリス | ひやかさないでよ |
ロック | でもこれからが本番だぜ。第二幕の始まりだ。セッツァーは? |
セリス | 来るわ! |
セッツァー | き、きさまら!? お、おまえはマリアじゃねえな!! |
セリス | お願いセッツァー。私達ベクタに行きたいの。だからあなたの飛空艇が…。 |
セッツァー | マリアじゃなきゃ用はない。 |
ナレーター | セッツァー去ろうとする |
セリス | 待って! あなたの船が世界一と聞いて来たの。 |
ロック | 世界一のギャンブラーともね。 |
エドガー | 私はフィガロの王だ。もし協力してくれたなら褒美はたくさん出すぞ。 |
セッツァー | 来な。 |
セリス | じゃあ…… |
セッツァー | カン違いするな。まだ手をかすとは言ってない。 |
ナレーター | ギャンブル場にて |
セッツァー | ふ……帝国のおかげで商売もあがったりさ。 |
セリス | あなただけじゃないわ。たくさんの街や村が帝国によって支配されているのよ |
ロック | 帝国は魔導の力を悪用し、世界を我がものにしようとしているんだ。 |
エドガー | 私の国も今までは帝国と協力関係にあったのだが、もはやこれまでだ |
マッシュ | 帝国の言いなりなんてぜったいにごめんだね。 |
セッツァー | …帝国……か |
セリス | 帝国を嫌っている点では私達と意見は同じね。だから… |
セッツァー | よく見ればあんた。マリアよりも綺麗だな |
セリス | え?? |
セッツァー | 決めた! あんたが……セリスが俺の女になる。だったら手をかそう。それが条件だ |
ロック | 待て! そんな勝手なこと! |
セリス | わかったわ。 |
セッツァー | よし! 決りだ! |
セリス | でも条件があるわ |
ナレーター | エドガーの元へ行って何やら相談する |
セリス | このコインで勝負しましょう。もし表が出たら私達に協力する。裏が出たらあなたの女になるわ。いいでしょ? ね、ギャンブラーさん? |
セッツァー | ほほう、いいだろう。うけてたとう。 |
ロック | いいのか? セリス…もしヤツの女なんかになったら… |
セリス | いいわね? |
ナレーター | コインを投げるセリス |
セリス | 私の勝ちね。約束通り手をかしてもらうわ |
セッツァー | 貴重な品だな、これは。両表のコインなんて初めて見たぜ。 |
マッシュ | そのコインは…!? 兄貴! |
ナレーター | エドガーマッシュの横で項垂れる。 |
セリス | いかさまもギャンブルのうちよね? ギャンブラーさん |
セッツァー | はっ! こんなせこい手を使うとはな…見上げたもんだぜ。ますます気に入った!! いいだろう、手を貸してやる。帝国相手に死のギャンブルなんて久々にワクワクするぜ。 |
ナレーター | セッツァーコインを投げて |
セッツァー | 俺の命そっくりチップにしてお前らに賭けるぜ! |
ロック | こんなオンボロの船がよく飛べるなあ…落ちないのか? |
セッツァー | 落ちる時は落ちるもんだ…人生とは運命を切り開く賭けの連続… |
ロック | このデカイ船で帝国上空を飛ぶのは目立ちすぎる。やつらに気付かれないよう少し離れた場所に降りよう |
セッツァー | そうしよう。俺は飛空艇に残っていつでも飛び立てるようにしておく |