マッシュ編シナリオ2 帝国軍基地にて1
名前 |
セリフ&ナレーション |
マッシュ | これが帝国の陣地……。かなり兵士が多いぞ… |
兵士A | おい、知ってるか? |
兵士B | ああ、あの話か? |
兵士A | しーっつ…。声が大きいぞ。ケフカにでも見つかったら大変だぞ。どうもあいつはレオ将軍を我が軍から追い出して自分が将軍になろうと、企んでいるらしい。 |
兵士B | ジョウダンじゃないよ。あんなヤツが将軍になるんだったら実家に帰らしてもらうよ、ホントに。 |
兵士A しーっ! | …もしあいつに聞こえたらどうする? 牢屋にぶち込まれちまうぞ! |
兵士B | …わかった、わかった |
ナレーター | そこへ、ケフカ登場 |
兵士B | …おっ!? ヤバイっ。おいでなすったよ…。早く持ち場に戻ろうぜ。 |
ケフカ | おい、コラ! お前らキチンと見張ってるか、ん? |
兵士A | ははっ。 これはこれはケフカ様ではございませぬか。ご機嫌はいかがでございましょう? |
ケフカ | ふんっ。挨拶などどうでもいい! いいか? ちゃんと見張ってなかったらひどい目に会わしてやるからな! |
ナレーター | ケフカ去る |
兵士B | ふんっ! 誰がお前の言う事なんか聞いてやるもんか。…まったく何だろうね。あいつにゃレオ将軍のツメのアカでも飲ましてやりたいよ、ホントに。 |
兵士A | しーっ!!! だから声がデカいって言ってるだろ! …まったく、お前は。いいか? あのケフカの野郎はレオ将軍みたいに人間のできた方とは違うんだから注意しないと大変だぞ |
兵士B | ああ、まったくだ。 |
帝国軍隊長 | おいっ! そこの二人! これよりドマ城に対し突撃を行う。二人とも突撃隊に加われ。今すぐだ! |
ナレーター | 場面はドマ城にかわる |
帝国軍隊長 | 突撃ィ! |
ドマ兵A | ダメです! 防ぎきれません。 |
ドマ兵B | これまでか… |
男 | またれよ! ここはせっしゃにおまかせあれ! |
―― | おのれの主君に忠誠を誓い、国王のために剣を振るう異国の戦士、信ずるものを守るためなら死をも恐れぬ勇気を持つ男…… |
カイエン | 敵の隊長さえ倒せば帝国軍は撤退するはずでござる。いくでござる!! |
ドマ兵A | カイエン殿は敵の隊長を倒して下さい! |
カイエン | 我がドマ王国につかえる戦士カイエン! いざ、尋常に勝負いたせ! |
帝国兵 | 隊長がやられた! 逃げろー!! |
カイエン | 篭城して敵が疲れるのを待つでござる。 |
ナレーター | 再び場面変わってマッシュは移動しようとした時にまたもや帝国兵の話を聞く。 |
兵士 | レオ将軍。ドマの者は篭城戦の構えです。 |
レオ | お得意の戦法でくるか。 |
兵士 | 将軍、しろを攻める心構えはできています。いつでも命令を下してくだされば… |
レオ | そう焦るな。もし今ドマ城に攻め込んだとしてもムダなギセイを多くはらうだけだ。 |
兵士 | しかし、将軍。帝国のためなら私はいつでも命を落とす覚悟はできています。 |
レオ | お前はマランダ出身だな? |
兵士 | は? は、はい。しかし何故? |
レオ | 国には家族もいるだろう。この私にお前の剣を持って家族の所へ行けというのか? その時は私はどんな顔をすればいい? お前は帝国軍の兵士である以前に一人の人間だ。 ムダに命を落とすな。ガストラ皇帝もきっとそうお望みだ。 |
兵士 | はい! |
別の兵士 | レオ将軍! ガストラ皇帝からの伝書鳥です。 |
レオ | 何…? 皇帝がお呼びのようだ。私は先に本国へ帰る事にする。 |
別の兵士 | ははっ。承知しました。 |
レオ | よし。あとの事は全てお前達に任せたぞ。 |
別の兵士 | はっ。 |
レオ | いいか。くれぐれも早まったマネだけはせんようにな。頼んだぞ。 |
別の兵士 | はっ。後はお任せ下さい。 |
レオ | うむ。頼んだぞ。 |
―― | レオ将軍か……敵とはいえ、なかなか分別のある男のようだな。 |