情報公開の成果ご報告ページ



 平成13年4月1日から施行された「情報公開法」に基づき、かなりハイペースにて情報公開開示請求を出しております。段々と返事も返り始めていますので、「成果」としてまとめていこうと思います。

 情報公開の手続き自体には、いらいらさせられることや、苦労させられることも多いのですが、それはまたの機会にお話させていただくとして、ここでは成果物のご報告に絞ってまとめていきます。


●普通切手類調達数・交付数資料(平成12年度)
 基本的に部外不公表となっていた、普通切手の調達数資料が開示決定となり、公開されました。

 この資料の請求のきっかけは、5月のガレージセールで、「9円財務省銘版」という、想像外(整理券種だと誰もが思っていた)のものが出てきたためで、一体全体、どんな額面が出ているのか券種別に調べる、という話から始まりました。

 で、まとめてみたのが以下の表です。(単位:1000枚。コイル切手の単位は1000巻) 黄色の枠は、財務省確定の部分(出現時期から逆算して、財務省でなければ矛盾が存在する部分)

※2000年度合計は、当方で集計した値ですが、開示請求が「平成12年度の普通切手類の調達数」でしたので、加算した結果は正当と考えています。(なお、「通常切手類」でしたので、年賀はがき・かもめーる・さくらめーる・エコー葉書・絵入り葉書は含まれていません)

    2000年 2001年 2000年度内訳
6月 10月 11月 12月 2月 3月 年度計
切手 1円 5,000 2,300 9,900     10,000 27,200
切手 2円     4,500       4,500
切手 3円   1,700 3,100       4,800
切手 4円     1,000       1,000
切手 5円   5,000 9,100       14,100
切手 9円   2,500 3,100       5,600
切手 10円 47,300 7,400 131,800     11,000 197,500
切手 15円     2,400     10,000 12,400
切手 20円 20,900         22,000 42,900
切手 30円 11,200   8,700 1,500 4,900 2,000 28,300
切手 50円 250,400   166,300   54,000 154,000 624,700
切手 80円 798,800   359,600   131,000 315,000 1,604,400
切手 90円 93,900 36,200 119,400 6,400     255,900
切手 100円 42,600   48,700 1,300   8,000 100,600
切手 110円 5,000     1,000 1,000 6,000 13,000
切手 120円 30,000 13,000 67,300     5,000 115,300
切手 140円 58,400   1,500 5,500 4,200 13,000 82,600
切手 160円 15,900 3,300 9,700     3,000 31,900
切手 200円 26,600         17,000 43,600
切手 270円 26,400 11,300 35,300 2,500     75,500
切手 300円 5,000   6,100     10,000 21,100
切手 390円     2,700   1,600   4,300
切手 400円     1,900       1,900
切手 430円 18,900   12,300 1,000 1,800 10,000 44,000
切手 500円 42,900 3,900        10,000 56,800
切手 1000円 20,800      6,900     27,700
切手 慶事 50円 19,300   23,300       42,600
切手 慶事 80円   1,400 9,200       10,600
切手 慶事 90円 4,000   12,200       16,200
切手 弔事 50円 20,300       3,800 13,000 37,100
切手 弔事 80円 1,000 1,000 1,500       3,500
切手 ロール10円 1.4   1.8   1.1   4.3
切手 ロール50円 22.8 1.7     3.4   27.9
切手 ロール80円 20.4 1.0     5.8   27.2
切手 ロール100円 2.1       1.9   4.0
切手 料額印字(通常)円 37.0            37.0
切手 料額印字(速達)円           1.0 1.0
葉書等 通常郵便葉書 503,732 75,300 289,400     161,000 1,029,432
葉書等 通常郵便葉書(インクジェット) 10,033   17,400 20,000 30,000 70,000 147,433
葉書等 通常郵便葉書(たて罫)     1,000       1,000
葉書等 通常郵便葉書(よこ罫)     1,200       1,200
葉書等 通常郵便葉書(四面)     5,132   3000 13,000 21,132
葉書等 通常郵便葉書(くぼみ入り)     429       429
葉書等 往復葉書(1) 9,400 1,800 10,029    3,500 4,000 28,729
葉書等 往復葉書(2) 32,500 7,200 55,029 2,000 10,000 19,000 125,729
葉書等 郵便書簡(1) 27,000     1,300     28,300
葉書等 郵便書簡(2) 600   500 500   1,000 2,600
葉書等 郵便書簡(胡蝶蘭) 1,500         1,000 2,500
葉書等 郵便書簡(青い花文様) 2,200           2,200
葉書等 航空書簡     500       500
葉書等 新国際郵便葉書     600     300 900
葉書等 現金封筒(1) 19,529   23,700     14,000 57,229
葉書等 大型現金封筒 529           529



▲財務省銘版揃い踏み。1〜4円。2001/5/28開局、ぱ・る・るプラザ青森内郵便局。(ちなみに日付印もエラー)


 問題になるのは、さていつ発注分から「財務省」になったかで、各券種の出現時期と調達・配分のタイムラグをよく見ることが必要でしょう。

(1)100円が1/30出現。つまり12月発注は100%財務省。
(2)10円が2/20出現。つまり最低でも11月発注も財務省。

 問題は10月発注分がどちらかということですが、10月以降3月まで作られていない500円切手が、いまだ財務省の出現を見ていないことからすると、10月は大蔵省の可能性が高いと思われます。
(ど〜にかして確かめませんとね〜)。

 参考までに、話題になった話として、9円の郵政局別配分数を挙げておきます。

<9円切手の郵政局別配分>(単位:1000枚)

北海道 東北 関東 東京 信越 北陸 東海 近畿 中国 四国 九州 沖縄 合計
10月調達 0 90 370 500 50 0 200 840 110 190 150 0 2500
11月調達 300 0 1330 0 0 0 0 1250 0 0 220 0 3100


 ちなみに未出現の4円(11月調達)は、北海道150、関東620、近畿330、九州80の合計1180(単位1000枚)の
配分です。さて、どこで最初に出現するかですね!

・・・で、なんで東北と東京で最初に出るのだ(汗)

 なお、このたび別の資料により、

平成12年11月郵政省発注分から、結果的に「財務省銘版」に変更された(ただし、11月発注の300円切手だけ大蔵省)

  ことが判明しました。上の表と内容がだぶりますが、別ページにてまとめました。
題して『財務省銘版出現記録資料』です。


まだまだネタがあるのですが、開示決定もそろそろ一巡したので、次の請求も出さねば・・・(担当者の「出していただかなくていいです・・・という声が聞こえる・・・)。




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