風対策が大切
屋外での竹とんぼ作り イベントの出し物として竹とんぼ作りが行われます。多くは屋外で作製することになります。 屋内では全くなかった問題が生じます。
それは、ひねりの作業で加熱に使う小型のローソクの火が風に煽られて、消えてしまったり、炎が不安定になり加熱できなくなることです。
通常の生活では気にならないほどの風でも影響されるのです。
ここでは私の風対策を紹介します。
屋外で加熱の必要が無くなるので、風の影響を全く受けなくなります。
しかしながら、ローソクの火を使って竹をひねる工程は子どもがとても興味を示す作業です。 ひねり竹とんぼの特徴の一つである“多様な作業を体験できる”作業が無くなってしまうのは淋しい限りです。
また、右利きか、左利きかで羽根のひねりの方向を変える必要があり、この方法では対応が難しくなります。
その上、主催者の準備作業が多くなります。
台所用品として売られている「天ぷらガード」を立てて風除けにします。アルミ製で価格も安いので便利です。
しかしながら、そよ風程度ならばかなり効果がありますが、少し強くなると防げません。
何とかならないかと、「風除け器具」を工夫して使っています。竹とんぼ作りの目的から、これも手近にある材料で自作しました。
竹とんぼで使わなかった竹の節の部分、飲み終わったビールやジュースのアルミの空き缶、使い古したタオルを使いました。
作り方を紹介しますので、皆さんも工作の一つとして試して下さい。
1.アルミ缶を切る
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(1)上部を切り取る
・缶を絞った2段目の線を切る
この部分は薄く、アルミニウムは柔らかいので平ヤスリの角で削るか、ピラニアン鋸で簡単に切れます。
・切り口を内側に折り込む
切り口(絞って細くなっている部分)をラジオペンチなどを使って、内側にしっかり折り込みます。
これでざらざらした切り口が隠れ、強度も増します。
(2)底を切り取る
缶を逆さにし、底の出っ張った部分を円に沿って(水平に)ヤスリで削り、切り取ります。
切り口を丸ヤスリ、サンドペーパーなどで仕上げをします。
(3)出来上がりの写真です |
2.竹を加工する
加工済みの竹筒
上から見た写真 中央にローソク立ての釘 周りに8個の空気穴
完成品 真ん中にローソク |
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(1)アルミ缶の内径より4〜5ミリ細い竹を用意します。
(2)節の上部 3センチほど、下部 7〜8センチほどに切り取る
竹筒の長さは10〜11センチになります。
(3)節の中央に穴を開けて、釘を接着しローソクを立てられるようにする
(4)釘の周囲に空気穴を開ける
5ミリの錐で空気穴を8個開ける
(5)内側にアルミフォイルを張り付け、竹に熱が伝わり難くする
(6)竹筒の下側に外部から空気が入るように穴を開ける |
3.竹に古いタオルを巻き付ける
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(1)目的は竹と空き缶との隙間を埋め、アルミ缶を上下にスライドさせるため
(2)古タオルを3センチ幅に裂く
(3)巻き付け方
・竹筒に木工ボンドなどの接着剤を塗る
・2〜3回巻き付ける
空き缶が上下にスライドでき、任意の場所で止まる堅さにする
・紐か針金で上下をしっかりと留める |
4.組 立
| (1)空き缶と竹筒を組み立てる
タオルを巻いた部分を缶に入れるには少し力を入れてねじ込む感じで
(2)缶をスライド出来、任意の場所で止まることを確認
立てた状態で缶が下がってしまうようならば、もう少し多くタオルを巻き付ける |
5.使い方
| (1)ローソクの炎の先端が缶の先端と同じ高さになるように缶をスライドさせる
(2)ローソクが燃えて短くなるので、缶をスライドさせて炎の位置に合わせる
(3)この器具にあったロウソク
私は長さ7.5センチのローソクを使っている
メーカーと品名 : カメヤマ株式会社の『クレオ30』 |
6.注意点
| この器具はひねり竹とんぼの加熱用だけに使う目的で設計されています。 すなわち人が付ききりで、覆いの缶の位置をいつも調整していることが前提です。
他の目的のローソク立てとして使わないで下さい。 竹で出来ていますので、竹に炎が燃え移り火災などの災害の危険があります。 |
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