『 ひねり・ひねり 竹とんぼ 』の作り方
 

  『 ひねり・ひねり 竹とんぼ 』、とっても変な名前ですね。

「ひねり竹とんぼ」「オフセット竹とんぼ」から、更に新しい形の竹とんぼを創作したい思いと、「ひねり竹とんぼ」の性能を高め、作り易い構造にしようとの要求から考えついたものです。

  性能を高めるため中心部を出来るだけ軽くしようとすると、たった2.5oの小さいものですが、
軸の取り付け穴が邪魔になります。
また、回転を与えるとき中心の部分に最も力が掛かるので強度が欲しい部分でもあります。
ここがねじ切られて破損する事もしばしばありました。

  穴がなければこの問題が解決するし、穴を開ける工程や道具もなくて済みます。
のんびりと風呂に入っている時、この要求を満たす構造を思いつき、翌日試作をしました。
一度ではイメージ通りには出来ませんでしたが、数ヶ所の工夫を加えて性能の良いものが完成しました。

  命名はひねり竹とんぼから更に頭をひねって創作したこと、同じ仰角にするには大きなひねりを加えなければならないことから『 ひねり・ひねり 竹とんぼ 』としました。

 

羽根と軸を作る

☆ 羽根はハイパー竹とんぼと同じ方法で作る
 ・羽根の厚さは1o程度に
 ・両端に鉛を貼り付ける
 ・軸の取り付け穴は必要ない

☆ 軸の作り方
 ・羽根の取り付け溝をつくる
   羽根の中心部を挟み込むための溝を作る。私は「ピラニアン鋸」を使っている。
   羽根の厚みに合わせて掘るよりも、羽根の厚みを出来た溝の幅に合わせる方が容易である。
 ・他の部分は「花型軸」と同じでよい

☆ 出来上がり

 

組み立てる

☆ 軸と羽根の直角度に注意

☆ 直角を保ったまま瞬間接着剤で固定

☆ 出来上がり

 

慎重にひねりを加えて完成

☆ 沢山ひねるので慎重に
 ・「ひねり竹とんぼ」と同じ仰角を作るには沢山ひねらなければならない
   25度の仰角を作るには「ひねり竹とんぼ」では25度ひねれば良いが
   「ひねり・ひねり竹とんぼ」では 65度ひねらなければならない
   ( 90度 − 25度 = 65度 )
 ・左右の仰角に差が無い様に

☆ ひねりを大きくし易い翼の形を選ぶ

☆ 左右の羽根が竹材の裏表になる

 

完成した 『 ひねり・ひねり竹とんぼ 』

上から見た「ひねり・ひねり竹とんぼ」
横から撮影した写真

☆ 飛行性能は向上したか
 ・僅かな性能差を測定する手段を持たないので何とも言えない
 ・「ひねり竹とんぼ」とほぼ同じと思っている

☆ 創作した喜びと種類が増えた楽しさが


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