新入社員坐禅研修会は、Internetから申し込みを頂きました。
当日の4月5日は、朝から霙(みぞれ)が降り続き、とても寒い新入社員坐禅研修会と成りました。来られた方は、大卒9人、短大卒
1人と付添社員2名の計12名(男性8名、女性4名)で、研修所の河口湖を朝早くに出発して相模湖まで来て頂きました。
マイクロバスで来られたのですが、バスの屋根には雪が5cmほど積もっておりました。住職より坐禅の心構え、坐禅の組み方、
数息観等の話しをし、その後、坐禅実習2回、回廊及び便所掃除、住職のミニ法話「五観の偈」(雲水修行にて食前に必ず読むお教の話し)、
茶礼等のスケジュールをこなして12時過ぎに新入社員の坐禅研修会が終わりました。新入社員の皆様の純朴な真剣さが、坐禅中に
もひしひしと伝わり、また、みぞれの降る中、手もかじかみながらの回廊掃除の雑巾掛けは、大変であった事でしょう! 雑巾掛け
も住職の注意=迅速、丁寧に、そして手の届く範囲は全てきれいに・・・・の言葉通り、成し得て頂きました。残念な事は、女性の
2人の方が、坐禅研修を行なう服装で無い為、坐禅が出来なく、正座で研修を行なった事です。しかし、長時間の正座に足もしびれ
て苦しんでいる姿は、とても感動的でした。「初心忘るべからず」今日の気持を大切に、自我我欲が社会生活の悩みの原因、人間関係
の対立の原因です。これからの社会生活に於いて、ぜひこの事を理解して、これからの新しい社会生活を営んで頂き度く思いました。