提督の決断4 プレイ感想


久しぶりにWW2もののゲームが発売されました。
しかもこれまた久しぶりに「提督の決断」の4作目が発売されました。
「もうそろそろ発売して欲しい」と考えていた時期であっただけに正直嬉しいものです。
もう発売から4ヶ月近くたち、大英帝国以外の3カ国でクリアしましたので感想をまとめてみました。


1.またリアルタイム戦闘ですよ 〜第一印象〜

いえ、別段毛嫌いしている訳ではないのですがどうも個人的には身構えてしまうのですよ。
一月前に発売された作品(「信長の野望 嵐世記」)が似たようなシステム面で散々の出来でしたから。

しかし実際は心配された誤動作も無く純粋にゲームが楽しめた気がします。
昨年「鋼鉄の咆哮」にやられてしまった私からすると多少戦闘シーンの内容に不満が無いわけではないのですが、
十分に合格ラインはクリアしているものと感じました。


2.シンプルが一番 〜戦略パート〜

さて内容の感想に入りますが、単純ながらかなり洗練されていると感じました。
艦隊命令、基地命令、生産命令、、技術命令の4つのメインコマンドしかないのに、
よくもああ完成度の高い物にしたものだと感心させられます。

流れとしては初代からの「提督の決断」のシステムの踏襲でしかないのですがいいものは引き継いでいかないといけません。
その好例ではないかと思います。


3.思ったよりもいい出来だった 〜戦闘パート〜

最初にメーカーさんからの「制海権の取得」の内容でゲームを情報を聞いた時には、
正直「本当に面白いゲームになるのであろうか?」との心配がありました。
ですがいざやってみると全然違和感を感じませんでしたな。
制海権とは言っても拠点ごとの戦闘でありますから感覚的になじめたのではないかと思います。

ただ機動部隊の委任行動があまりに消極的で私的には不満たらたらでした。
敵の航空攻撃に対しての警戒だということは十分に理解できるのですが、
しかしせめて航空機の航続距離ぎりぎりくらいまでは空港には近付いて欲しいものです。
決して届くことの無い目標へ航空機を発進してゆく意味不明な行動を見せられてもねぇ(^^;)

反対に空母無しの艦隊の委任状態でのあの目標への無謀な突撃にも閉口させられました。
いくら打ち合わなければ結果が出ないとは言え、何も考えずに目標一直線は如何なものですか?
せめて空港に対しては夜間に到着するようにタイミングを合わせるとかそういう小技を期待していたのですがね。
(まあ面倒くさがらずに自分で操作すればいいのでしょうが、
私ゃ複数の艦隊を同時に操作出来る程器用ではないので(^^;)無理はしません(笑))


4.相変わらず音楽はいいですな

「提督の決断」シリーズは音楽の出来でも他のソフトと比べて評価出来るのではないかと私は常々思っていました。
今回もOPと各国の戦略音楽は秀逸なものばかりです。
「3」の時に多少のパワーダウンを感じていたので心配しておりましたが、
今回でまたその質は戻ってきたのではないかと思います。一安心ですな。


5.その他徒然に 〜苦情ばかりですが〜

兵器一覧には登場しているのにゲーム中登場してこない兵器がいくつかありました。
(特に第三帝国のものが多かったですな。)
まあ恐らく入れ忘れだとは思いますが、用意されていて登場してこないものを見ると個人的に非常に気分はよろしくないです。
入れる予定が無いなら情報に載せないで欲しいと思うのは私の単なるわがままでしょうかね?

それと新兵器の設計が既存のもののベースからしか計画できないとは何かね?
「鋼鉄の咆哮」(まあアイデアはマイクロキャビンさんのものだからそのままは使えないのでしょうが(^^;))
も以前に出したくらいなのだからもうちょっと工夫しても良かったのでは?

特に既存のもののCGの使い回しとは、HPにて広告していた兵器に関する文章のイメージと違う気がしないでもないのですがね。


6.総括

十分に合格点の出せるソフトだと思います。

ただ私みたいに極端に損害を嫌う人間にとっては結構簡単に沈む大型艦をいかに沈まないようにするかの点で
かなり神経を使うのではないかと思いますが、そういう小さな事を気にする方で無ければかなり楽しめるゲームではないでしょうか?

難易度も比較的やさしいと思いますし、初心者にもとっつき易いゲームではないかと思います。


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