「閣下、星を見ておいでですか?」「ああ、星はいい」
〜銀河英雄伝説6SG プレイ感想〜


はい、またいつもの銀英伝です。
私はもはや光栄歴史3部作とこの「銀河英雄伝説」シリーズはもう作品の出来の有無にかかわらず
条件反射で購入してしまう習慣がついておりますので発売前の前評判など全然気になりません。
(それが良い事なのか悪い事なのかは個々の判断にお任せいたします。)

まあそのような余談はともかく本題に入ることにしましょう。


さてこの「銀英伝6」は前作「銀英伝5」に引き続いての艦隊戦闘がメインのゲームです。
特色はようやくインターネット対戦が可能になったということでしょうか。

ですが「銀英伝4」のゲームシステムが大好きでそれを未だ引きずっている私としては
このゲームシステムの踏襲は一抹の寂しさがあります。
そもそもPCゲームの「銀英伝」は艦隊戦闘のゲームであり
決して戦略級のゲームから始まったものでない
ことは
初代から遊んできた自分には痛いほど分かっているつもりです。
しかし小説の史実どおりのシナリオをゲームとしてリプレイし続けることが
「銀英伝」の世界を本当に楽しんでいるのか?との疑問はそう消えるものではありません。
(特に原作の小説を読まれている方ならこの意見はイメージ的にはお分かり頂けるのではないかと考えますが。)

その点「銀英伝4」のシステムは非常に良かった。
あれぞ一番原作に近づいたゲームであった気がします。
発売当時は一番進んでいたゲームシステムであったのにそれから退行してしまったのは本当に残念でなりません。

お願いですからBOTHTECさん、
「銀英伝7」では「銀英伝4」のゲームシステムに戻して頂けませんか?
昔からの一ファンの心の叫びです。どうかよろしくお願いします。


さて、こんな事ばかり書いていても仕方ないので「銀英伝6」のプレイ感想に戻りましょう。

まずはCGの出来は相変わらず言葉では言い表せないくらい素晴らしいですね。
特にOPの出来は最高です。鳥肌が立ちます。

プレイ出来る艦隊戦のシナリオにも工夫が凝らされているのもまたいい感じです。
バリアントシナリオは史実シナリオでは物足りなかったファンの心理を良く考えたものである分、
おもわずにやりとさせる設定になっていて非常によろしい。
(一番のお気に入りはアムリッツアのバリアント2ですか?
同盟軍に第1艦隊と第11艦隊が増援に来るやつ。)

人物それぞれに5種類(突進・勇猛・一般・冷静・慎重)の性格を持たせたのもかなり良い着眼点だと思います。
それが人物の積極性に影響することで人物の能力が変動するというルールもリアリティの点で満足しています。
次回作からも是非踏襲させるべき要素ですね。

BGMもCD−DAになって非常に良くなりました。
特に有名な指揮者の演奏を入れたことはクラシックファンの私にはひそかな喜びですね。


以上今作で気になった点をいくつか挙げてみました。
基本的にゲームとしての完成度は高いので、
当たり前の点が指摘できない分感想を書くのは逆に困るのですよね。このシリーズは。


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