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第2弾 謎の大綱ノ道~かぐら石へ~ 飯綱神社 百八十国の大統 愛鷹の巨石文化を書いた加茂喜平氏は2009年他界されているが、普段郷土史などを嗜んでいるものからすると、その記述にまずは驚かされる。第2弾では火と怪鳥のかぐら石と書かれている富士市江尾から位牌岳へつながる大綱ノ道をたずねた。この道は加茂氏によると竜のトーテム信仰の中心をなすものだという。 大綱ノ道は根方街道江尾駅から神谷尾根を通り袴腰岳を経過して位牌岳に繋がる登山道と一致する。この江尾に入る場所に【飯綱神社】があり、太古から大森氏が神主として守っている。この大森氏は(須津村誌)によると二百十五代続くとあり、縄文時代後期からこの地で180か国を治めていた、したがってこの道は富士山麓に展開するトーテム文化の重要な道となっており、伊豆大島から位牌岳までこの道が竜心の通り道なのだという。 2025.3 富士市江尾の飯綱神社
神谷尾根に向かい茶畑を過ぎると舗装された大棚の滝へのう回路に出る。現在林道整備のため通り難いが地図をみてもらって分かる通り、神谷尾根上にかぐら石というトーテム信仰のスフィンクスといわれるかぐら石がある。驚くことに道に沿って竜が横たわっているように巨大な石があるのだ。写真はその最終部で祭事の跡のような感じが残る。かぐらとは神楽からきたらしく、ここで祭祀がおこなわれたのだろう。 かぐら石からさらに登ると、加茂氏が書く【神路山のストーンサークル】に出る。地元の祭祀の跡だろうか、山頂には祠小屋の跡があり基礎のコンクリにブリキが散在する。一段下がったところに赤い小屋があり、内部にあるポスターから平成14年が読み取れた。研究されているI氏からの聞き取り調査からこの小屋の設立者はわかったが、すでに他界されている。 このような朽ちた小屋跡は愛鷹山山内かなりあるが、珍しいことにこの小屋には祭壇があり、その先5mに屋根が朽ちたこれまた祭壇があるのだ。加茂氏の記述にもはっきり書かれている【護摩壇】であろう。想像するに加茂氏の愛鷹の巨石文化が発売されたと同時期にこのトーテム文化を研究された方がこの護摩跡を守るために保護していたのかもしれない。ただ残念なことにわずか30年前の事なのになぜか情報がない、またこの小屋などを破壊する者とのいさかいがあったような事も聞き謎は謎を呼ぶことになっている。
大綱ノ道(神谷登山道)地図・登山口大荷土場からも行けるが尾根へ戻るにはヤブ化している。
2025.3.29
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