2026年のトピックス
(最新ニュース)
▼左手首骨折、その後 (5月18日 up) 5月1日、新緑が美しい公園の雨上がりで濡れた板張りの橋の上で足をすべらせ、左手首骨折。救急搬送された府中恵仁会病院で、親指側にずれた左手首の骨を部分をグイッと手技で戻してもらったものの、粉砕している箇所もあり。ギプスを施されて、2日に様々な検査は受けたものの、そのまま運悪くGW突入。 最短の選択を決断して、7日に入院、8日に手術。担当医が最大限の努力をしてくださり、手術は無事に終わりました(と思います)。少し難しい箇所があったとのことで、予定より時間がかかりおよそ2時間の手術でした。今、左手首にはチタンのプレートとビスが入っています。9日に退院し、10日の夜にギプスを自分ではずしました。現在、左手は熱を持ってまだ腫れている状態です。左腕も打撲の跡がだいぶ色濃く残っています。左手を下にさげていると治りが悪くなるとのことで、左腕は日常的に腕つりをしています。 手首をひねったりする動作は禁じられていますし、自由に動かすことはできないのですが、多少痛くてもとにかく指を動かすことが演奏活動の復帰への道だと言われています。なので、現在、指を動かす自主トレ中。今後のリハビリも含めて、あとは自分の状態としっかり向き合う自分自身が大切と考えています。自分の意志との勝負かと。 担当医は若い先生ながら、聖マリアンナ医科大学を出ていて、どうやらなかなか優秀な医師らしいです。入院した際に同室になった方たちからの情報ですが。手術後の傷跡がきれいな先生だとも聞いて、ちょっと安堵しています。 演奏活動には今週土曜日(16日)の府中でのコンサートから、右手だけで復帰しました。また、18(月)ロシアの歌をうたうタンコさんのライヴ、23(金)完全即興演奏ユニット太黒山のライヴ、これらも右手だけで参加するつもりです。 なお、先にも書きましたが、24(日)歌手・田中淳子さんとのデュオは中止、30(土)濱田芳通さんと神奈川フィルのコンサートは代役の方が演奏する予定です。共演者、関係者のみなさまにはご迷惑をおかけし、ほんとうに申し訳ありません。そして、チケットを購入し、楽しみにしてくださっていたみなさまにも心からお詫び申し上げます。 20(水)に診察に行く予定で、先生にも相談して、6月以降の音楽の仕事の見通しを立てるつもりです。また、その後はしばらくリハビリで病院に通うことになると思います。 いやあ、それにしても、たった2泊3日の入院(丸1日は手術日だったわけですが)で体力はグッと落ちるものですね。これが長引いたらQOLは完全に落ちるだろうなあと思いました。それに、右手だけの生活は想像以上に不便でいけません。そのストレスと痛み止めの薬で胃をやられて、入院前と比較すると体重が2〜3kg減ってしまい、ちょっと老けた感じで、こんな自分は嫌だなあと思っているところです(苦笑)。 私は2006年に突発性難聴に見舞われ、とても苦しみ、およそ3ヶ月間仕事を休みました。その際、突発性難聴を患った音楽家が思いのほかに多いことを知りましたが、とにかく私は藁をもすがる思いで、考え得るありとあらゆる治療を行い、それらのことを拙webで公開しました。突発性難聴の症状は人それぞれなのですが、これからこの病にかかってしまった人のために少しでも力になれればという思いからです。 今回の左手首骨折についても、折りに触れ、可能な範囲で、治療のプロセスをお伝えしようかなと思っています。もちろん、関心のない方はどうぞスルーしてください。 左手が完全復活するのにどれくらい時間がかかるのか、あるいはピアニストとして不都合な症状が残ってしまうのか(後遺症)、現時点では全然わからないのですが、今回のことを機に、音楽家、ピアニストとして生き切る人生を送りたいと強く思うようになったことをお伝えしたいと思います。 |
▼5月の演奏活動について (5月3日 up) 5月1日、雨上がりの公園を散歩していた時に足をすべらし、私は左手首を骨折してしまいました。 つきましては、5月に予定されていたライヴやコンサートについては、以下のように変更、あるいは中止、代役を立てさせていただきます。 ・・・・・・・・・・ ▼5月16日(土) 『耳のごちそう vol.25 ~ハモニカを楽しむ~』 八木のぶお(ハモニカ)ソロ&デュオ 黒田京子(pf) at IN VINO VERITAS(府中) *右手だけで演奏する予定です ▼5月18日(月) ロシアのうた 石橋幸(vo)ほか *5/11にライヴに参加するかどうかを決める予定です ▼5月22日(金) “太黒山” 太田惠資(vn) 山口とも(per) 黒田京子(pf) at inF(大泉学園) *5/15にライヴを行うかどうかを決める予定です (私が不参加になった場合は春場所は中止になる予定です) ▼5月24日(日) 田中淳子(vo)とのデュオ at Fellows(栃木県小山) *申し訳ありません、中止になりました ▼5月30日(土) 神奈川フィルハーモニー楽団 音楽堂シリーズ第36回 濱田芳通 指揮、演奏 at 神奈川県立音楽堂 *申し訳ありません、私は演奏できなくなりました クラシック音楽のピアニストが代役をつとめてくださる予定です <降板に際し>(公式発表) 5月1日、雨上がりの公園を散歩していた時に足をすべらし、私は左手首を骨折してしまいました。「橈骨遠位端骨折(とうこつえんいたんこっせつ)」という診断で手術を受けることになり、術後の経過やリハビリにも寄りますが、一ヶ月半程度は演奏することは難しいだろうとのことで、5月30日のコンサートで演奏することは泣く泣く断念せざるを得なくなりました。ほんとうに申し訳ありません。 今回の神奈川フィルハーモニー管弦楽団の企画は、古楽のオケではなく、神奈川フィルを指揮してJ.S.バッハやヘンデルの曲を演奏する指揮者としての濱田さんのほかに、コルネット及びリコーダー奏者としてけっして枠に収まらない、譜面を超えて自由にうたを歌う唯一無二の演奏家としての濱田さんもお楽しみいただけるコンサートになっていると思います。 その演奏家の側面において、濱田さんが私のようなジャズあるいは即興演奏を軸に演奏活動をしている者にお声かけくださったことには、濱田さんの音楽に対する根本的で深い思いが込められていると思っています。また、作曲家の野見さんも私を理解してくださった上でピアノ譜を書いてくださっていました。なので、演奏できなくなったことは私にとってはほんとうに痛恨の極みとしか言いようがありません。曲の練習も始めていましたし、試してみたいアイディアもあり、ものすごく楽しみにしていただけに、心底、残念でなりません。 このたびはこのようなことで演奏できなくなり、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、神奈川県立音楽堂など関係者のみなさま、濱田さん、野見さん、そしてお客様に、心からお詫び申し上げます。 黒田京子(ピアニスト) |