♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。

第23回(2005.2.27) - 石井彰 "Voices In The Night" (EWE、2001年)

知る人はとっくに知ってるが、最近のブックオフのジャズ系品揃えは侮れない。連日流される買い取りCMの効果と、いまだ増殖中の店舗を通じて大量の中古品を買い付け、数年前と比べてJPOPだけでなく、ジャズもかなり充実してるのだ。

ただ値付け表はいまだザル状態らしく、国内盤有名どころは2000円近くで売ってたりするものの、そこからもれた国内マイナー盤や輸入盤は1000円くらいの値付けだったりする。ここが狙い目。

意外なブツも多い。最近の掘り出しだと奥田章三(tp)「インNY」(自主制作、96年)とか菅野沖彦(p)「ライブライフ」(Venus再発、81年)とか。どちらも激シブ盤だ。ちなみに前者はJウイリアムスとかが参加してるけど、内容は普通(・ε・)。後者は好盤。

さておき本盤は、出張先のブックオフで購入したものでやはり1000円。発売時にかなり評判をとってた作品をこの値段で買えたので、大変うれしかった。こちらは評判通り内容もかなりよく、8曲目のSスワロー作曲”Ladies In Mercedes”が特にオススメ。こういう鋭い選曲をしてるアルバムはやはり期待を裏切らない。ちなみに石井はこのスワローとのデュオ作も出してるがこちらは未聴です。

1 Angel Eyes
2 Snakin’ Around
3 Setembro
4 Greco
5 I Concentrate On You
6 Sometimes In The Snow
7 A.P.
8 Ladies In Merceds
9 Voices In The Night

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