♪Column - 極私的JAZZCD評 トロンボーン、早島大祐によるジャズCD評。
第13回(2004.8.9) - J.J.JOHNSON "J.JS’BROADWAY" (VERVE、1963年)
そういえばtb奏者なのに全然tbのリーダー作に触れてない(苦笑)。第一人者のJJはやれ洗練されすぎてtbらしくないとか、完璧ぶりが仇になってるかのような謂われ方をされたりもするけど、Aのアップテンポで演られるA「マイ・フェイバリット・シングス」なんかはダントツに凄い。楽器を吹く前に3時間はタンギングの練習をしてたという彼の舌はスパスパ音を紡ぎ出し、どんなテンポでも切れ味は鈍らない。ベニーグリーンやローレンスブラウン、アルグレイといった味わい系もすごく好きだけど、JJの舌はナイフで出来てるんじゃないか。この切れ味には脱帽だ。 |
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1.Lovely {From a Funny Thing Happened on My Way
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