Masanori Fukuda Solo Recording data
「Peace★Piece」〜Euphonium solo Anthology
19-20/Sep./2001
去る、2001年9月19日(水)〜20日(木)にて福田昌範ユーフォニアムソロ名曲集CDの収録を、栃木県エニスホールにて行いました。
伴奏には、ピアニストの佐藤友美さん、レコーディングスタッフは、トップページの「バンドパワー」
(旧バンドピープル)でおなじみの「パワーハウス」のスタッフの方々で行いました。
今回の録音は、「どのような年代の方々にも楽しんでいただけるものを!」と、言うことで、
ユーフォニアムをはじめてまだ日が浅い方から、専門にユーフォニアムを学んでいる人たちにも楽しんでいただける作品を中心に収録しました。
CDのタイトルですが、「Peace★Piece」(ピースアンドピース)〜ユーフォニアムソロ名曲集〜となりました。
このタイトルは当初は違うタイトルを予定していたのですが、最近の世界の悲しみ(テロ破壊など)を憂いて
(特に広島生まれの私にとっては「(核を含む)戦争」などの悲劇は二度と起こって欲しくない、と言う思いで、)Peaceと言う文字を、
そして、これからのユーフォニアムを学ぶ人たちにとって、必ず演奏して欲しいPiece(「小品」)と言う文字をタイトルに付けました。
収録曲は、以下の通りです。(順不同)
・イントロダクションとダンス(バラ作曲)
Introduction et Dance(J.Ed.Barat)
この曲は第3回日本管打楽器コンクールの一次予選の「課題曲」で、ソロコンテスト等でも多く演奏されています。
・アンダンテとアレグロ(バラ作曲)
Andante et Allegro(J.Ed.Barat)
この曲は第6回日本管打楽器コンクールの一次予選の「課題曲」でした。
・アンダンテとロンド(カプッチィ作曲)
Andante and Rondo(A.Cappzi)
この曲は第3回日本管打楽器コンクールのニ次予選の「選択自由曲」で、
東京学芸大学などで入試や海外のコンクールの課題曲として使われています。
・小協奏曲第1番第1楽章(クレンゲル作曲)
1st mov. from Concertion No.1(J.Ed.Barat)
この曲は第6回日本管打楽器コンクールのニ次予選の「課題曲」でした。
・ヴォカリーズ(ラフマニノフ作曲)
Vocalise op.34 (S.Rachmaninoff)
有名な美しいメロディの「歌曲」です。
・「聖なる愛の心」(モーッアルト作曲)
Concerto aria from"Die Liebe himmilishes Gufuhl (W.A.Mozart)
この曲はユーフォニアムソロ名曲集(東亜出版)に載っている、歌曲を編曲した易しい協奏曲です。
・コンサートピース(デ・ラ・ヌー作曲)
Concert Piece(De La Nax)
この曲は第9回日本管打楽器コンクールの一次予選の「課題曲」で、東京藝術大学などで入試の曲として使われています。
・ヴェニスの謝肉祭(クラーク作曲)
Carnival of Venice(H.Clark)
楽しい変奏曲です。
・スチューデントコンチェルティーノ(戸田顕作曲)
Student's Concertino(A.Toda)
2001年全日本吹奏楽コンクールの課題曲Uの作曲者である戸田顕氏の作品で、
楽譜は(株)ブレーンから出版されています。 Score(Solo&Piano accompaniment):Brain shop-net
・「輝ける魂」(藤田玄播作曲)
Kagayakeru Tamashii(G.Fujita)
桐朋学園大学などで教鞭をとられていた、故藤田氏が作曲されたアリア(歌曲)です。
・歌劇「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ作曲/福田昌範編曲)
(Nesssun dorma! from "Turandot"ActV
僕の大好きなオペラ「トゥーランドット」の第3幕の冒頭で、カラフが歌う有名な曲です。
・ロマンツァアパッショナータ(ウエーバー作曲)
Romanza apassionata(C.M.Von.Weber)
ウエーバーが作曲した、歌曲です。トゥーロン(フランス)の音楽コンクールなどでも課題曲として取り上げられているそうです。
・小品「ヘ短調」(モレル作曲)
Piece on Fa mineur(F.Morel)
この曲は第18回(2001年)日本管打楽器コンクールの一次予選の「課題曲」です。
さすがに、2日間で13曲は「口がもげる!」かと思いましたが、
何とかがんばってこなしてきました。
今回は、各種コンクールの課題曲や・入試の曲が多く、大変シビアだったのですが、
伴奏の佐藤さんのおかげもあって無事に?完了いたしました。
今回の収録が、新たなる日本のユーフォニアム界の礎になってくれることを願って止みません。
最後に、今後の世界平和を祈りつつ、「Peace★Piece」・・・・・・・・・・。