Cosmic Era



A.D.時代末 石油資源は枯渇、環境汚染も深刻化し、全世界的に不況の嵐が吹き荒れる。
諸国家は、排他的経済ブロックを作り、この影響で地球は幾つかの勢力に分割される。
【《R.C.War(Reconstruction War/再構築戦争:第三次世界大戦とも)》開戦】
 民族・宗教紛争が激化し、国家統合・再編を促した大戦に突入する。
S型インフルエンザ、世界中に流行。戦争とあいまって、多くの死者を出す。
-16 4 1 ○ジョージ・グレン、未だに氏名が明かされぬ科学者(科学者グループとも)の手によって誕生。
1 『最後の核』
 中央アジア戦線(カシミール地方)にて、核兵器が使用される。
 これを機に、世界中で戦争終結の機運が高まる。
4 ○ジョージ・グレン、ノーベル賞候補に。
5 ○ジョージ・グレン、海軍に入隊。
9 【《R.C.War》終結】
 国家の枠組みが大きく変わる。
 米・英・加による大西洋連邦、EU諸国によるユーラシア連邦、中・日・韓などのアジア共和国などが成立。
国連主導化に伴い、新暦として統一暦(Cosmic Era)が制定される。
元年は、「最後の核」が使用された年に設定。
宇宙開発計画遂行が宣言される。
世界大戦で凍結されていたL1の第四世代ISS(国際宇宙ステーション)「世界樹」の建造が再開。
10 コロニー構想本格化。資材調達・組立基地として月面基地「コペルニクス」建造開始。
新たなフロンティアとして停滞していた宇宙ビジネスが本格化。投資が盛んに。
大西洋連邦、FASA(Federal Aeronautics Space Administration/連邦航空宇宙局)にジョージ・グレン招聘。
大西洋連邦、連邦宇宙軍(FSF:Federal Space Force)設立。
ユーラシア連邦、アジア共和国もこれに追随。
11 L1に、宇宙都市「世界樹」完成。
12 初の一般居住が可能な月面都市「コペルニクス」完成。
FASA、木星探査プロジェクト発動。木星往還船「ツィオルコフスキー」計画発表。
○ジョージ・グレン、設計主任として計画の中核に。
建造基地となったのは、L1の「世界樹」。
15 木星往還船「ツィオルコフスキー」完成。
「ツィオルコフスキー」に外骨格・補助動力装備の宇宙作業服、通称「モビルスーツ」搭載。これがモビルスーツの元祖とされる。
『ジョージ・グレンの告白』
 木星圏へ探査船「ツィオルコフスキー」出航。
 このとき、ジョージ・グレンによってコーディネイターの存在が明らかにされる。
 そして、製法がネット上に公開される。
世界は、コーディネイターの是非を巡り大混乱に。
各宗教界の権威は、「神の領域」を侵す技術を危ぶみ、この技術を異端認定、データ閲覧すら破門対象とした。
自然環境保護を訴える圧力団体「ブルー・コスモス」、コーディネイター技術に対して反意を表明(最大のパトロンは、大西洋連邦のアズラエル財閥)。
16 「人類の遺伝子改変に関する議定書」採択
 コーディネイター問題を論ずる「国際遺伝子資源開発会議」において採択される。
 これにより、人間の遺伝子を操作する事は一切禁じられる。
 ジョージ・グレンの処遇については、7年後に彼が帰還した際、決定される事となる。
 しかし、一部の裕福層には、極秘裏に我が子をコーディネイター化する者もいた。
17 極秘裏にコーディネイター生成を行っていたシカゴの病院が焼き討ちに遭う。
医師・看護士、入院患者らが虐殺される。
ブルー・コスモスの関与が噂されるも、真相は不明。
大西洋連邦、南アメリカ共和国の共同国家プロジェクトとして、中米、パナマにマスドライバー基地「ポルタ・パナマ」建造開始。
21 ユーラシア連邦、南アフリカ統一機構と合同でビクトリア湖畔にマスドライバー基地「ハビリス」建造開始。
22 「Evidence01」発見
 木星圏に到達した「ツィオルコフスキー」が、エウロパ付近にて隕石の中から発見。
 世界は再度混乱に陥り、FASAは化石の持ち帰りを指示。
○シーゲル・クライン、スカンジナビア王国にて極秘裏にコーディネイターとして誕生。
23 ○パトリック・ザラ、大西洋連邦にて極秘裏にコーディネイターとして誕生。
29 ジョージ・グレン、「Evidence01」を伴い、木星圏より帰還。
化石はL5の研究コロニー「Zodiac」に運び込まれ、詳細な調査が行われる。
調査委員会は、「偽物である可能性は全く発見できなかった」と発表。また、「クジラレベル、あるいはそれ以上の知性を持っていた可能性が高い」とも発表。
これにより、各宗教界は混乱に陥る。
30 「パレスティナ公会議」開催
 各宗教界の権威者が一堂に会するが議論はまとまらず、宗教界は権威失墜。
 以後、コーディネイター寛容論が世界に蔓延。
 第一次コーディネイターブーム到来。
宇宙ビジネスが活発化し、多くのコロニーが建造される。
L4に多数のコロニー建造開始(「メンデル」もこのころ建造開始)。
オーブ連合首長国、マスドライバー基地「カグヤ」、資源衛星「ヘリオポリス」建設開始。
31 ○ジョージ・グレン、拘束を解かれ、「Zodiac」にてクジラ石の調査を開始。
コロニー「Zodiac」は、異星生物研究機関から、宇宙での一大研究施設へと成長を遂げていく。
35 大西洋連邦の月面軍事基地「プトレマイオス」建造が発覚。
国際的非難を浴びるものの、連邦は開き直り、「宇宙の警察署」であると表明。
最初のモビルアーマーシリーズが公開される。
各勢力による宇宙軍備競争が始まる。
ユーラシア連邦、軍事基地「アルテミス」建造開始。
38 L5の研究コロニー「Zodiac」、大規模・複数化。
ジョージ・グレンにより、新型の天秤型コロニー構想発表。建造開始。
大西洋連邦、アジア共和国、ユーラシア連邦が主に出資。
L4新型コロニー群の動静は、これら出資国による「理事会」で決定される事に。
40〜 極秘裏に創られた第一世代のコーディネイターが成長し、学術・芸術・スポーツ各方面で活躍。
しかし、それによりコーディネイターとナチュラルの「ヒトとして」の差が歴然となり、批判勢力が活発化。
狂信的カトリック集団や、イスラム原理主義過激派、またブルー・コスモスの末端と目される武装遺伝子差別主義団体が地下で結束し、時代はやがて混迷の色を見せ始める。
41 第一世代コーディネイター同士の婚姻による、純系第二世代コーディネイター誕生。
能力の継承が明らかになり、新たな議論を巻き起こす。
○ムルタ・アズラエル、大西洋連邦にて誕生。
43 ○パトリック・ザラ、シーゲル・クライン、L5の新型コロニー建設に従事し、出会う。
11 29 ○ムウ・ラ・フラガ、大西洋連邦にアル・ダ・フラガの長男として生まれる。
44 新型のL5コロニー群の第一陣10基(後のアプリリウス市)完成。
大規模生産基地としての意味から、「プラント」と呼称される。
45 コーディネイターの人口、推定で一千万を突破。
プラントへの投資は継続され、そこに従事するにはコーディネイターでなければ無理という図式は崩れず、プラントは拡大を続ける。
やがて、「プラントで作れないものはない」とまで言われるようになったが、食料、特に穀物の生産は厳重に禁じられ、ほぼ100%を地上からの輸入に頼るという状況であった。
このころから、反コーディネイターを訴える組織によるテロ事件が発生。
しかし、自治権がなく、非武装が徹底されているプラント側には対抗手段はなく、コーディネイターの間に不満が高まる。
46 ○アル・ダ・フラガ、遺伝子研究のメッカ、L5のコロニー「メンデル」に赴く。コーディネイター出産を一大産業としていたGARMR&Dの研究所の主任研究員であったヒビキ博士に、自分のクローン制作を依頼。
○アル・ダ・フラガのクローン、ラウ・ラ・フラガ誕生。
50 ○シーゲル、パトリック、プラント内での自治権、貿易自主権の獲得を訴え、政治結社「黄道同盟」を結成。
理事国は、黄道同盟の活動を圧殺し、コーディネイターたちの反感を買う。
黄道同盟は地下に潜り、プラント内で一つの勢力を築き始める。
53 ジョージ・グレン暗殺
 自分がコーディネイターとして生まれなかったことに悲観した少年の手による。
 背後にブルー・コスモスの影がある事が噂されるが、真相は闇の中に。
プラントの運営を、各市の代表による「プラント評議会」が行うこととなる。
54 S型インフルエンザが変異し、従来のワクチンを無効化したS2型インフルエンザが流行。
S2型は、コーディネイターによるジョージ・グレン暗殺の報復行為、さらにはナチュラル殲滅作戦であるという噂が一斉を風靡。
○ヒビキ博士、自分と妻の受精卵の一つに、コーディネイター処置を行う。
55 「トリノ議定書」採択
 S2型を「神の鉄槌」と主張する宗教勢力も息を吹き返し、世論は遺伝子改変アレルギーを再発させ、「遺伝子改変禁止に関する協定」、通称「トリノ議定書」が採択され、「地球上における」遺伝子改変は再び禁じられる。
 ナチュラルの反コーディネイター感情、最悪に。
2 5 ○ラクス・クライン、プラントにて誕生。
5 18 ○キラ・ヒビキ、カガリ・ヒビキ、メンデルにて誕生。
S2型の被害拡大。
各地で暴動が起こり、「メンデル」では、GARMR&Dの研究所がブルー・コスモスを名乗る武装集団に襲撃される。
○研究所襲撃を事前に察知したヒビキ博士の妻により、キラとカガリはヒビキ博士の妻の妹夫婦であるヤマト夫妻に託される。
10 29 ○アスラン・ザラ、プラントにて誕生。
プラント、フェブラリウス市にてS2型のワクチン開発に成功。増産、地上への供給開始。
それでもなお、ナチュラルの反コーディネイター感情は収まらず、地上にいたコーディネイターたちも宇宙へ上がり始める。
57 大西洋連邦宇宙軍(FSF)、ユーラシア宇宙軍、アジア共和国航空宇宙軍の合同軍が、プラント宙域に駐留開始(のちの地球連合軍の前身となる)。
○プラント評議委員に、シーゲル・クライン、パトリック・ザラが選出される。一方で、「黄道同盟」の活動も行い、シンパを増やして行く。
58 ○ウズミ・ナラ・アスハ、オーブ連合首長国の代表首長に就任。
オーブ連合首長国、軌道エレベータ「アメノミハシラ」建設開始。
60〜 プラントの、地球へのエネルギー・工業製品供給地化が進む。
出資した理事国家は恩恵にあずかり強大化。理事会は、プラントに重いノルマを化すようになる。
また、非理事国からのプラント利益独占への批判が高まる。
61 ○ザラ委員、プラント内で反コーディネイターの組織によるテロに遭うが、一命を取り留める。危機感を覚えたザラ委員は、月面都市「コペルニクス」に身分を隠して、息子のアスランを留学させる。
○「コペルニクス」の幼年学校で、キラとアスラン出会う(共に6歳)。
63 プラントのエネルギー生産部門が、「ブルー・コスモス」のテロにより破壊される。
評議会は理事会に一時的な輸出停止を申し入れるが、理事国側は拒否。プラントは深刻なエネルギー危機に陥る。
理事会のやり方を批判し、プラント技術者の一斉サポタージュ。
これに対し、理事国はモビルアーマー艦隊でプラントを威嚇。プラント内で独立論が声高に叫ばれ始める。
クライン、パトリック両評議会議員を筆頭に、理事国からの独立を目指すグループが結束。水面下で活動。
モビルスーツの軍事転用の研究が始まる。
65 モビルスーツの実用第一号機、秘密裏にロールアウト。
「黄道同盟」は活動を活発化し、シンパを拡大すると共に、名称を「自由条約黄道同盟:ZAFT」に変更。
67 モビルスーツの実用第一号機「ジン」完成。
マイウス市の一部を極秘裏に改造し、モビルスーツの増産を開始。
68 ○シーゲル・クライン、プラント評議会議長に選出される。
ZAFT所属議員が評議会の多数派を占め、自治獲得、貿易自主権獲得を最優先とする決議が行われる。
翌月の理事会とのプラント運営会議にて表明。
プラントの表明に対し、理事国は大反発。武力による示威行動に出るが、プラント側も軍備拡張で応じ、にらみ合いになる。
「ブルー・コスモス」強大化。
末端の「自称」まで含めると数十万人規模と言われる勢力となり、地球在住のコーディネイターへの迫害激化。
そのため、コーディネイターのほとんどがプラントへ移民。
クライン議長、極秘裏に南アメリカ合衆国、大洋州連合と取引し、プラントと両国間で、食料輸入及び、工業製品輸出が取り決められる。
理事国側は、クライン議長の解任と議会の解体、プラントの自治権完全放棄を要求するも、プラント側が反発。
それに対し、理事国側はプラントへの食料輸出の制限を行う。
『マンデルブロー号事件』
 南アメリカから食料輸入を行おうとしたプラント籍の貨物船団を理事国側が撃沈。
「マンデルブロー号事件」を契機に、政治結社だった「ZAFT」はパトリック指導のもと解体・再編成され、プラント内の警察的保安組織と合併、モビルスーツを装備した軍事的組織である「ZAFT」が組織される。
L4のコロニー「メンデル」においてバイオハザード発生。多数の死者を出し、コロニーは放棄され、ガンマ線の大量放射により消毒される。
このバイオハザードには、ブルー・コスモス暗躍の噂があった。
これに伴い、GARMR&Dは倒産、メンデルは以後無人に。
○ザラ議員、アスランを「コペルニクス」から呼び戻す。アスランは、互いにコーディネイターである事を明かしあったキラをプラントに誘うが、キラはコペルニクスに残る。再会を誓い、別れる二人(共に13歳)。
○ヤマト夫妻、情勢悪化を鑑み、キラを連れて「コペルニクス」からオーブの資源衛星「ヘリオポリス」に移住。
69 シーゲルはプラント内での食料生産を開始し、ユニウス市の7〜10区が穀物生産プラントに改装。
プラントの食料生産開始に伴い、理事国側は実力を行使してもこれを排除すると勧告。
理事国側、プラントに対し威嚇行動に出るが、このとき初めて軍事組織「ZAFT」とモビルスーツ「ジン」の存在が公開される。
モビルスーツ部隊は初の軍事行動であり、圧倒的少数でありながら地球側のモビルアーマー部隊を翻弄。宙域に駐留していた理事国の宇宙軍を排除する事に成功。
大西洋連邦宇宙軍第4艦隊(のちの地球連合第8艦隊)のハルバートン大佐、宇宙戦闘におけるモビルスーツの有用性を見抜き、コードネーム「Gシリーズ」開発を軍司令部に上申するも却下される。が、一部議員の援助を得て、計画は極秘裏に進行。
クライン議長、完全自治権の獲得及び対等貿易を理事国側に要求。
9 1 ○キラ・ヤマト、ヘリオポリスの工科カレッジに入学。
プラント理事会において交渉が何度か行われるが、平行線。
70年1月1日までに回答が得られない場合、プラント側は資源の地球への輸出を停止することを明示。
これにより、理事国とプラントの緊張が激化。
70 1 1 プラント側からの要求への回答期限である理事会(「未開理事会」と呼ばれる)へ向かう評議委員へのテロ行為。議員一名が死亡。
「ブルー・コスモス」による犯行声明が出るが、背後に理事国の存在が明らかになり、プラントは物資の輸出を停止。
生産のほとんどをプラントに頼っていた理事国家群は窮乏。
政府の宣伝活動により、地球の人々の中に反プラント、反コーディネイター意識が強烈に植え込まれていく。
2 5 「月面会議」
 国連事務総長の呼びかけにより、交渉の場が持たれることに。
『コペルニクスの悲劇』
 「コペルニクス」で爆弾テロが起こり、月面会議参加予定の地球側理事国の代表者と国連総長以下、国連首脳陣が死亡。
 なお、プラント側代表者のクライン議長は、シャトルの故障により遅刻し、難を逃れる。
2 7 『アラスカ宣言』
 理事国代表の大西洋連邦は、この月面会議へのテロ行為がプラント側によるものであり、プラントによる地球への、ひいてはナチュラル全体への宣戦布告であると断定。
 また、崩壊した国連に代わる国際組織として「地球連合」設立を宣言。
2 8 『アスハ代表の中立宣言』
 オーブ連合首長国代表、ウズミ・ナラ・アスハ、「今後、いかなり事態が起ころうとも、オーブは独立、中立を貫く」と宣言。
2 11 地球連合、プラントに宣戦布告。月面のプトレマイオス基地より侵攻開始。
なお、この際ブルー・コスモスに所属する将校により、MA空母「ルーズベルト」に、極秘裏に一発の核ミサイルが搬入されていた。
2 14 『血のバレンタイン』
 プラント側、モビルスーツ部隊をもって、連合の攻撃を殲滅。
 だが、核攻撃によって120基あるコロニーの一つ(食料生産コロニー/ユニウス・セブン)に被害を受け、24万3721名の犠牲者を出す。
 地球側は、プラントの自爆作戦と批判。
○ザラ委員の妻レノア、ユニウス・セブンにいたため、死亡。
2 18 『黒衣(喪服)の独立宣言』
 クライン議長、「血のバレンタイン」での犠牲者を弔う国葬の際、独立宣言と「地球連合」への徹底抗戦を明言。
『クライン議長による積極的中立勧告』
  「地球連合」非参加国には優先的に物資を提供すると勧告。
 非プラント理事国である大洋州連合、南アメリカ合衆国はこの勧告を受諾。
2 19 連合軍、南アメリカ合衆国に武力侵攻。パナマ宇宙港を軍事制圧し、南米大陸を大西洋連合に併合。
2 20 大洋州連合は、連合軍の中南米侵攻を批判し、プラント支援を表明。いわゆる「親プラント国家」となる。
地球連合は、大洋州連合に対し宣戦。
2 21 ○アスラン・ザラ、イザーク・ジュールら、ZAFTに入隊。
2 22 【「世界樹」攻防戦】
 連合の月への橋頭堡であるL1の「世界樹」を巡っての戦い。
 地球連合は第1〜第3艦隊を投入し、激戦となる。
 ZAFTはこの際、核分裂抑止能力をもつ「ニュートロン・ジャマー」を試験投入。有効性が実証されるが、戦闘そのものは双方が拮抗。ZAFTも大きな被害を被るが、最終的に「世界樹」崩壊、デブリ・ベルトの塵となる。
○世界樹攻防戦において、ラウ・ル・クルーゼ、ジンにて出撃。MA37機、戦艦6隻を撃沈し、ネビュラ勲章を受章。
3 8 【第一次ビクトリア攻防戦】
 ZAFT軍、地球上に侵攻開始(食料確保の目的もあり)。
 初の軌道上からの地上降下作戦として、ビクトリア宇宙港に侵攻。が、地上戦力の支援なしでの作戦だったため失敗。
3 15 プラント評議会は、ビクトリア制圧失敗を鑑み、
 a)地上における軍事拠点の確保
 b)宇宙港やマス・ドライバー基地制圧による連合軍の地上封じ込め
 c)核兵器、核分裂エネルギーの供給抑止となる「ニュートロン・ジャマー」散布
の3つの柱からなる赤道封鎖作戦「オペレーション・ウロボロス」を可決。
4 1 「オペレーション・ウロボロス」発動
 地上にニュートロン・ジャマーが散布される。
『エイプリル・フール・クライシス』
 地球連合国家、ニュートロン・ジャマーによる深刻なエネルギー危機。
 地球連合国家は窮乏、餓死者も。人々の反プラント、反コーディネイター感情は最高に。
4 2 【カーペンタリア制圧戦】
 混乱に乗じ、ZAFTは親プラント国家である大洋州連合・オーストラリア地区の湾、カーペンタリアに軌道上から基地施設を分割降下させ、48時間でカーペンタリア基地の基礎を建設。
 連合の太平洋艦隊が迎え撃つが、大敗。
4 17 【第一次ヤキン・ドゥーエ攻防戦】
 連合第5、第6艦隊、プラント本国を目指し「プトレマイオス」より侵攻。
 プラント管理下の資源衛星「ヤキン・ドゥーエ」付近にて、迎え撃つZAFT軍と交戦。
プラント評議会は、本国防衛の点から、ヤキン・ドゥーエを防衛要塞に改装することを決議。
5 3 ZAFT、月の「プトレマイオス」基地攻略を目指し、月の裏側、ローレンツ・クレーターに基地設立。
双方はグリマルディ・クレーターを境界に月を二分し、小競り合いを繰り返す(以後、月面戦線は「グリマルディ戦線」と呼ばれる)。
5 20 カーペンタリア基地完成。地上戦力としてかねてより開発していた空戦用MS「ディン」を配備。
5 22 ZAFT、カーペンタリアを橋頭堡とし、地上の拠点攻略を本格化。地中海へ侵攻開始。
5 25 【第一次カサブランカ沖海戦】
 カサブランカ沖で、連合軍(ユーラシア主力)の地中海艦隊とZAFT潜水空母艦隊が衝突。
 水中用MS「グーン」、実戦初投入。
 この戦いに勝利したZAFTは地中海に侵入。アフリカ北岸より侵攻開始。
 また、ジブラルタル基地建設開始。
5 30 【スエズ攻防戦】
 戦場となったエル・アラメインにて、連合軍とZAFT地上軍の攻防。
 ZAFTはユーラシアの大戦車部隊に対し苦戦するが、アンドリュー・バルトフェルドの奇策で、陸戦用MS「バクゥ」が多大な戦果を上げる。
 以後、アフリカ北岸からZAFT軍は南下を開始(「アフリカ戦線」)。
○アンドリュー・バルトフェルド、「砂漠の虎」と呼ばれるように。
6 2 「グリマルディ戦線」にて、連合の重要な資源供給基地であったエンデュミオン・クレーターでの攻防戦。
連合軍は第3艦隊壊滅の憂き目を見るが、鉱床・施設破壊を兼ねてレアメタルの混ざった氷を融解するための設備「サイクロプス」を暴走させ、ZAFT軍を撃破(連合側にも多数犠牲が出る)。
○この戦闘において、ムウ・ラ・フラガ、MA「メビウス」でジン4機撃破。
○ラウ・ル・クルーゼ、ローラシア級戦艦「カルバーニ」の艦長として戦闘に参加。
エンデュミオンでの敗退で、ZAFTはグリマルディ戦線を放棄。月より一時撤退。

○第3艦隊撃破で功績を挙げたラウ・ル・クルーゼは、新造のナスカ級戦艦「ヴェサリウス」を受領。クルーゼ隊は、軍内部でも特殊任務を請け負うエリート部隊となる。
6 14 【「新星」攻防戦】開始
 L4のアジア共和国管理下の資源衛星「新星」での攻防戦。
 双方とも決定打のないまま、1ヶ月近く小競り合いが繰り返される。
 この間、L4コロニー群が多数被害を受ける。
7 12 【「新星」攻防戦】決着
 連合軍が「新星」を放棄する形で決着。
 ZAFTはこの衛星を改装しつつL5まで移送することを決定(のち、「新星」は軍事要塞化され「ボアズ」と改名)。
この時期より、双方の大規模軍事行動が減少。地上・宇宙を問わず、小競り合いが繰り返され、戦局は膠着状態となる。
状況打開策の一環として、第8艦隊司令、ハルバートン准将による連合製MS開発プロジェクト「G」計画が見直され、オーブの企業「モルゲンレーテ」を巻き込み、運用艦となるMS搭載型戦艦「アークエンジェル」共々、ヘリオポリスで本格開発開始。
9 20 ○アスラン・ザラ、士官学校卒業。イザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマン、ニコル・アマルフィらと共にクルーゼ隊に配属。
10 22 「10月会談」
 膠着状態の打破と、飢餓状態の改善、そしてこの戦争の落としどころを求め、マルキオ導師による、地球連合事務総長オルバーニとクライン議長の秘密会談が画策される。
 しかし、交渉は決裂。
71 1 15 太平洋・北回帰線戦線活発化。ZAFTはアジア共和国のカオシュン宇宙港を攻撃。
1 20 「ヘリオポリス」にて、GAT-Xシリーズ、及び新型戦艦が秘密裏にロールアウト。
1 23 カオシュン宇宙港陥落。
1 24 L3に連合軍の新型極秘軍事衛星建造中との情報を得、クルーゼ隊出撃。しかし誤情報であり戦闘はなし。
その帰路に、ヘリオポリス潜入中のスパイから、連合のMSについての情報入手。
1 25 ■「ヘリオポリス」に、連合の新型MS奪取のため、クルーゼ隊潜入。GAT-Xシリーズの4機が奪取される(#1〜#2)。
■クルーゼ隊潜入の約6時間後、「ヘリオポリス」崩壊(#3)。
■アークエンジェル、クルーゼ隊の追撃をかわすため、サイレントランニング(#4〜#5)。
1 27 ■アークエンジェル、ユーラシア連邦管理下の衛星「アルテミス」に入港。拿捕される(#6)。
2 2 「血のバレンタイン」の一周年式典に際し、ユニウス・セブンの残骸への追悼慰霊団派遣の調査に同行したラクス・クラインの乗船、シルバーウィンドが攻撃される。
2 3 ■プラント評議会にて、アスラン・ザラ、連合のMSについて証言(#7)。
同日の議会にて、ザラの強硬路線転換を示唆する発言。
オペレーション・ウロボロスの見直しが検討されはじめる。
■デブリ・ベルトにてキラ・ヤマト、ラクス・クラインを救助(#7)。
2 6 ■第8艦隊先遣隊よりの通信がアークエンジェルに届く(#8)。
2 7 ■アークエンジェル、第8艦隊の先遣隊と合流を試みるも、先遣隊はクルーゼ隊により壊滅。同行していた大西洋連邦のアルスター事務次官、死亡(#9)。
2 8 ■キラ、独断でアスランにラクス・クラインを引き渡す(#10)。
2 11 ■アークエンジェル、第8艦隊と合流。直前にガモフより発進したGAT-Xシリーズ3機と交戦。イザーク・ジュール、負傷(#11)。
2 13 ■フレイ・アルスターら、地球連合軍に正式入隊(#12)。
『低軌道会戦』
 第8艦隊と合流したアークエンジェル、地球降下を試みるも、クルーゼ隊の追撃を受ける。これにより第8艦隊は壊滅(#13)。
【第二次ビクトリア攻防戦】
 議会の「オペレーション・ウロボロス」見直しの圧力を受け、アフリカ戦線が強化。
 ビクトリア宇宙港陥落。
2 14 プラントにて、「血のバレンタイン」追悼式典実施。ビクトリア陥落の報が花を添える。
■アークエンジェル、ZAFT勢力圏のアフリカ共同体・リビア砂漠に降下(#15)。
○イザーク・ジュール、ディアッカ・エルスマン、ジブラルタル基地に降下。
2 15 ■アンドリュー・バルトフェルド、アークエンジェルを攻撃(#16)。
■アークエンジェル、アフリカ共同体のレジスタンスグループ「明けの砂漠」と合流。カガリ・ユラ・アスハとキラ、再会(#16)。
2 16 ■バルトフェルド隊、「明けの砂漠」の本拠地タッシルを焼き払う(#17)。
■「明けの砂漠」はバルトフェルド隊を追撃。多数の死者を出す(#18)。
2 20 ■キラ、カガリ、パナディーヤでバルトフェルドと出会う(#19)。
2 22 ■アスラン・ザラ、クライン邸を訪問(#20)。
■プラント評議会にて、「オペレーション・ウロボロス」の強化が決議される。クライン議長と強硬路線を取るザラ国防委員長の意見対立が表面化(#20)。
2 26 ■イザーク、ディアッカ、バルトフェルド隊と合流(#21)。
2 28 ■バルトフェルド隊、アークエンジェルを追撃するも失敗。バルトフェルド隊は壊滅(#21)。
■アスラン、ニコル、プラント本国を出発。地球へ(#20)。
3 3 ■アークエンジェル、紅海へ脱出。アデン湾にてモラシム隊の攻撃を受け、初の水上戦闘(#22)。
3 6 ■アスラン、ニコル、ジブラルタルに降下。イザークらと合流後、ザラ隊結成。カーペンタリアに移動開始(#23)。
3 7 ■アークエンジェル、インド洋上でモラシム隊と交戦。撃破するも、カガリ、行方不明に(#23)。
■カーペンタリアへ移動中、輸送機が攻撃を受け、アスラン、行方不明に(#23)。
3 8 ■カガリ、アスラン、インド洋の無人島にて、一夜を過ごす(#24)。
3 15 『マラッカ海峡突破戦』
 アークエンジェル、マラッカ海峡に到達。待ち受けていたZAFTの部隊と交戦。
 ザラ隊は潜水空母の故障により戦闘に間に合わず、アークエンジェルは致命的損害は受けずに済むが、多数被弾。
3 23 ■アークエンジェル、オーブ近海に到達。ザラ隊による追撃を受ける。マラッカの被弾もあり、苦戦。墜落を装い領海に進入、オーブのオノゴロ島に入港(#25)。
3 25 ■キラ、オノゴロ島の地下基地にてM1アストレイ開発に協力(#27)。
3 28 ■ザラ隊、オーブに潜入。キラ、アスラン、金網越しの再会(#28)。
4 1 プラント評議会、議長選挙。パトリック・ザラ、議長就任。
ザラ議長、強硬路線を明示し、「オペレーション・ウロボロス」の強化策として「オペレーション・スピットブレイク」を議会に提出。即日可決される。
ただし、このとき提出された作戦目標はパナマ。
4 15 ■アークエンジェル、オーブを出航。直後にザラ隊の追撃を受ける。ニコル・アマルフィ戦死(#29)。
4 17 ■ザラ隊、マーシャル諸島にてアークエンジェルを攻撃。トール・ケーニヒ戦死。キラ・ヤマトは行方不明に。また、ディアッカ・エルスマンは捕虜となる(#30)。
4 18 ■カガリ、脱出後、漂流していたアスランを収容(#31)。
4 21 ■キラ、マルキオ導師によって極秘裏にプラント・アプリリウス市のクライン邸に運び込まれる(#31)。
5 1 ■マルキオ導師、プラント議会に「オルバーニの譲歩案」提出。却下される(#32)。
5 2 ■アークエンジェル、アラスカ・JOSH-Aに到着(#32)。
■アスラン、クルーゼ隊から転属。カーペンタリアから出発(#32)。
5 5 ■マリュー・ラミアス、査問会に出頭(#33)。
「オペレーション・スピットブレイク」発動
 ただし、目標変更のため、発令から実際の攻撃開始まで72時間(#34)。
『フリーダム強奪事件』
 キラ、ラクスからフリーダムを託される(#34)。
5 8 ■ムウ、ナタル、フレイ、転属命令でアークエンジェルから離任(#34)。
■「オペレーション・スピットブレイク」の攻撃第一陣がアラスカ到達。作戦開始(#34)。
■キラ、フリーダムでアラスカ戦に介入。連合は「サイクロプス」を使用し、アラスカ基地壊滅。
この際、連合首脳部は極秘裏に潜水艦で脱出(#35)。
■フレイ・アルスター、ラウ・ル・クルーゼの捕虜に(#35)。
JOSH-Aの崩壊は、一般には「ZAFTが新型大型破壊兵器を使用」と報道される。
ユーラシア、アジア共和国はアラスカの作戦に不快感を表明。大西洋連邦との間に溝が生まれる。
5 10 ■パトリック・ザラ、フリーダム強奪及び情報漏洩の容疑でクライン派を粛正。シーゲル・クライン、ラクス・クラインの両者を国家反逆罪で指名手配に(#38)。
5 11 ■アスラン、農地転用のために取り壊し予定のユニウス市5区の劇場「ホワイト・シンフォニー」にて、ラクスと対面(#36)。
5 15 ■アークエンジェル、連合から離脱し、オーブに入港(#37)。
5 17 ■アスラン、ジャスティス受領。地上に降下(#36)。
5 25 【パナマ攻略戦】
 ZAFT、パナマ基地を攻撃。グングニールを使用。
 マス・ドライバー「ポルタ・パナマ」は、グングニールにより崩壊。
 また、この戦闘に初めて連合の量産型MS「ストライク・ダガー」が実戦投入される(#37)。
ZAFT、パナマ攻略戦のためにアフリカ戦線を縮小。ジブラルタル基地より兵力を大量導入。
5 29 ■地球連合首脳会議にて、軍事産業理事ムルタ・アズラエル、オーブ攻撃を示唆。
ユーラシア、アジアはオーブ攻撃に反対するも、大西洋連邦は強行(#38)。
同会議にて、「ビクトリア奪還作戦」も決定。こちらは、ユーラシア、アジア主力に。
6 1 中立を保つ赤道連合、スカンジナビア共和国、オーブ連合首長国等に対し、地球連合より「ワン・アース」アピール。
大衆向けには、メディア等を駆使した大がかりなイメージ作戦。水面下では、各国政府に恫喝に近い連合への加入要求が行われる。
6 13 大西洋連邦、第4洋上艦隊南下。オーブに、アスハ代表の解任、議会の即時解散、武力放棄を要求。
回答には48時間の猶予が与えられる。
6 14 ■カズイ・バスカークら11名、アークエンジェルより退艦(#38)。
アスラン、マーシャル諸島の小島にて、マルキオ導師と対面(#38)。
6 15 「オーブ解放作戦」発動
 アスハ代表が要求を拒否したため、大西洋連邦が発動。
 連合の新型GAT-Xシリーズ、フォビドゥン、レイダー、カラミティ、初の実戦投入。
 オーブが極秘に開発していたMS「M1アストレイ」も初実戦。
■アスラン、ジャスティスにてオーブ戦に介入(#38)。
■キラ、アスラン、素顔の再会(#39)。
6 16 ■アスハ代表は敗戦を覚悟。アークエンジェルとクサナギを宇宙へ脱出させると、モルゲンレーテやマス・ドライバー「カグヤ」、オノゴロの地下軍事基地施設共々自爆(#40)。
オーブ下院から選出された暫定政府は、大西洋連邦の降伏勧告を受諾。大西洋連邦の保護下に。
6 18 ■クサナギ、軌道上の船体パーツとドッキング。アークエンジェル共々、L4へ移動開始(#41)。
【第三次ビクトリア攻防戦】
 ユーラシアを主力とした連合軍、ZAFT占領下のビクトリア基地に侵攻。
 ストライク・ダガーの大量投入と、アラスカ以降のZAFT地上軍の弱体化で戦局は連合有利に推移。
 数種のダガーのバリエーション機体や新型試作機等も投入され、実戦評価が行われる。
6 20 ■ナタル・バジルール、アークエンジェル級二番艦「ドミニオン」艦長に着任(#41)。
6 25 ビクトリア宇宙港陥落。自爆装置が仕掛けられるも、寸前で特殊部隊の突入により阻止。
連合はビクトリアを奪回し、以後、ビクトリアは連合の主力宇宙港に。
6 26 プラント評議会は、ビクトリア陥落に伴い、宇宙戦力強化を打ち出す。
○ラウ・ル・クルーゼ、本国に召還される。
6 27 ■ラウ・ル・クルーゼ、フレイ・アルスターらを伴い、カーペンタリアを出発(#41)。
6 28 ■ムルタ・アズラエル、ビクトリアから宇宙に(#41)。
6 30 アークエンジェル、L4のコロニー「メンデル」に到着。
7 1 ■アスラン、プラントに戻り父と対面。ラクス・クラインはアンドリュー・バルトフェルドと共に新造艦「エターナル」を奪取(#42)。
7 3 ■カラミティ、フォビドゥン、レイダー、ドミニオンに配備。オブザーバーとして、ムルタ・アズラエル、同艦に乗船(#43)。
7 5 ■エターナル、「メンデル」に。アークエンジェル及びクサナギと合流(#42)。
7 7 ■クルーゼ隊、エターナル追撃の任を負い、L4に(#43)。
7 12 ■ドミニオン、「メンデル」にてアークエンジェルらと戦闘(#43)。
■「メンデル」にてキラとムウ、クルーゼと対面。キラ、出生の秘密を知る(#44〜#45)。
■フレイ・アルスター、「ニュートロン・ジャマー・キャンセラー」の設計図を伴い、ドミニオンに(#46)。
■クルーゼ隊のナスカ級戦艦「ヴェサリウス」轟沈。アデス艦長戦死(#46)。
以後、ラクス・クラインを中心としたエターナル以下の艦船は、オーブ残党、プラントの旧クライン派、連合の和平派などと連絡を取りつつ、和平・戦争の早期終結のため働きかける。
マルキオ導師の尽力で、ジャンク屋組織などの協力を得、各所を転々。
7 16 ■連合首脳会議にて、ニュートロン・ジャマー・キャンセラー搭載型核ミサイルの開発開始と、「ピースメーカー」隊編成が極秘裏に決議される(#47)。
フレイ・アルスター、捕虜から無事逃れ、さらに「重大かつ有益な」情報をもたらしたことで昇進。自らの希望でドミニオンに配属される。
7 24 【第二次カサブランカ沖海戦】
 地球軍、ジブラルタルに侵攻。ZAFTはジブラルタルを放棄。ヨーロッパから撤退。
8 8 「八・八作戦」発動
 地球軍、カーペンタリア攻略を最終目標とする作戦を発動。
「エアーズロック降下作戦」開始
 地球連合の大洋州連合への攻撃激化。
 地球軍はビクトリアより軌道に上げたMS部隊を降下させ、オーストラリア内陸からの地上部隊と、太平洋艦隊による挟撃でオーストラリア東・北岸の攻略を目指す。
このころから、ビクトリア宇宙港より続々とMSや人員、物資が月に。大作戦のウワサが流れ始める。
9 11 「エルビス作戦」発動
 地球連合軍司令部、プラント本国攻撃を最終目標とした作戦発動。
 極秘裏に、各方面より戦力を集結させる。
9 23 【ボアズ攻略戦】
 ピースメーカー隊による核攻撃が行われ、ボアズ陥落(#47)。
9 26 【第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦】
 プラント本国への核攻撃が行われるが、介入してきたラクス・クラインらによって阻止(#47)。
■ZAFTは「ジェネシス」使用。第一射で連合の戦力の40%以上を撃破(#48)。
9 27 ■「ジェネシス」第二射。補給を兼ねた第二陣の攻撃隊もろとも、月面「プトレマイオス」基地を破壊(#49)。
■ドミニオン、轟沈。ムウ・ラ・フラガ、ナタル・バジルール、戦死(#49)。
■パトリック・ザラ、側近の手にかかり死亡。ヤキン・ドゥーエは自爆。ジェネシスも内部に進入したジャスティスの自爆により崩壊(#50)。
■レジスタンスによって救出されたアイリーン・カナーバら、旧クライン派議員によって地球連合に停戦が申し入れられる(#50)。