・・・06年5月11日に史上34人目の通算2000本安打を達成した石井琢朗選手(横浜)の試合後の特別インタビューを再現してみました。
試合後の特別インタビュー 2006年5月11日 横浜スタジアム 対楽天戦終了後
−2000本安打達成の石井琢朗選手です!!
(大きな拍手と歓声、石井選手が帽子をとってスタンドに手を振り一礼)
−第1打席で達成しました。一塁ベース駆け抜けた瞬間、どうでしたか?
石井「そうですねぇ、ええ、夢心地だったんですけれども。ええ、あのー、今日の為にあの、スタンドに来てくれたファンの皆さんのご足労が無駄足にならなくて良かったなという安堵感で一杯になりました。」
(歓声と拍手)
−達成した瞬間、込み上げるものがあったんじゃないですか?
石井「あのぅ・・・すいません・・・ちょっと、負けてくやしいんです。」
−それでも、この地元横浜ファンの前で達成できましたよ!
石井「ま、それが一番ですね、はい。」
(歓声と拍手)
−今シーズンは開幕からあと39本というところからスタートしました。正直どうでしたか?
石井「いやまあ、いずれ達成出来るとは思っていたんですけど、まあここ何年間かね、あの苦しい思いをして、自分でも成績が・・・。」
(思いが込み上げ、言葉に詰まる石井選手にスタンドから声援が飛ぶ)
石井「すいません、あの、思うようなね、あの結果が出せてなかったんで、本当にチームにもファンの皆さんにも凄い迷惑を掛けてたって気持ちがあったんで・・・。」
(声援)
石井「すいません・・・。」
(スタンドから『これからだぞ、シーズンこれからだぞ』と声がかかる)
石井「そうなんです、シーズンはこれからなんです。あのぅ、泣くとこじゃないんですけど、やっぱりこんだけの皆さんに声援を頂いてると、やっぱり僕一人の力でここまで来れたとは思ってないし、まあ今日の為にいろいろな準備をしてくれたスタジアムの方々とか球団の方々にも大変お世話になりましたし、このようなセッティングもして頂いて本当に感謝しております。」
(歓声と拍手)
−さあ記録は記録でも投手として初勝利を挙げての、この2000本安打達成。改めてどうでしょうか?
石井「それはあまり実感沸かないんですけど、まあ今度100勝目指して頑張ります。」
(歓声と拍手)
−さあ今日はご家族の方もこの球場に駆けつけて下さいましたね。改めて一言お願いします。
石井「うん・・・う〜ん、やっぱりここまでやって来られるって言うのは、丈夫に産んでくれた両親のお陰だと思ってるんで、有難うございます。」
(歓声と拍手)
−さあこの2000本安打達成をきっかけにチームも上昇気流に乗って行きたいですね。一言お願いします。
石井「はい、あの僕も個人的な区切りは付いたので、これから本当にチームに貢献出来るように一生懸命頑張って行きます。」
(大きな歓声と拍手)
−以上、2000本安打達成の石井琢朗選手でした。おめでとうございました。
石井「ありがとうございました。」
(帽子を取ってスタンドに頭を下げる石井選手。大きな歓声と拍手。タクローコールに続き、打席でのテーマソングに乗って石井選手への声援が続く。)