O/H予算

sendada.jpg (25941 バイト)

 だいぶ更新してませんでしたが,千田さんのエンジン・リフレッシュ&チューンナップ計画の第3段ではみんなが気になるオーバーホールの予算を書いて見ましょう。

 今回の企画では基本的にオーナー自らがバラしから洗浄,消耗品交換,再組付けまでを行いましたので,一応一番安い部類に入ると思われます。 シリンダーやバルブ周りの機械加工は10万kmくらい走ったエンジンでは必要となってきますので,この分の工賃は仕方ないところですね。

●純正パーツ関係

 

品名

品番

単価(円)

員数

金額(円)

1 ガスケットセット 8AN1-10-271B 22,100 1 22,100
  車体番号が127441より前の車は→ 8AN1-10-271      
2 コンロッドメタルセット B6Y1-11-SE0 6,300 1 6,300
3 スラストメタルセット B6Y1-11-SJ0 2,180 1 2,180
4 メインベアリングセット B6Y2-11-SG0 9,600 1 9,600
5 ファミリアピストン 0.25mmオーバサイズ ないしょ 4,300 4 17,200
6 同 ピストンリングセット(0.25mm) もっとないしょ 9,860 1 9,860
7 オイルストレーナーガスケット N386-14-248 100 1 100
8 ウォーターポンプOリング B61P-15-106 100 1 100
9 チューブラーピン B630-10-306 100 2 200
10 液体ガスケット(シリコンタイプ) 8527-77-739 2,100 1 2,100
11 ウォータポンプ 8AB8-15-010 11,600 1 11,600
12 コントロールプランジャー 0221-14-115 260 1 260
13 プレッシャースプリング 0324-14-116B 100 1 100
14 スロットルボディーガスケット B6S7-13-655 200 1 200
15 サーモスタット 8ABC-15-171 1,120 1 1,120
16 オイルフィルター B6Y1-14-302A 1,200 1 1,200
17 タイミングベルト B6S7-12-205A 5,230 1 5,230
18 アッパホース B61P-15-186 1,010 1 1,010
19 ロアホース B61P-15-185 950 1 950
20 ロアホースその2 B61P-15-184 1,160 1 1,160
21 ヒータホース NA01-61-211 680 1 680
22 ヒータホース NA01-61-212A 720 1 720
23 ウォータバイパスホース B61P-15-261A 480 1 480
24 ウォータホース B61P-13-681B 330 1 330
25 ウォータホース B61P-13-682A 330 1 330
26 ウォータホース B61P-13-691A 480 1 480
27 パイロットベアリング F801-11-303 890 1 890
28 クラッチディスク B634-16-460 7,000 1 7,000
29 クラッチレリーズベアリング B622-16-510 3,000 1 3,000
  合計   106,480

 以上は全て純正部品の消耗品で一般的に交換するパーツ類ですね。
1のガスケットセットは車体番号で2種類あるので注意して下さい。番号が若い方は例のクランクシャフトの先端が細い方でフロントオイルシールの径が異なります。今回おいらも間違えてしましました(^^;;;。

 ピストンはファミリアのハイコンプのものを使用しましたが,基本的に純正部品なのでロドスタの物と値段自体はあまり変わらないでしょう。ファミリアピストンの部品番号は在庫が不安定になってはいけないので公表はしません。頑張って調べてください。どうしても知りたい人はおいらに酒でも飲ませましょう(笑)。

 18〜26のウォーターホース類はあまりへたってなく,うまく外す事が出来れば再使用も可能ですが,作業効率や精神衛生上,換えておくに超したことはないでしょう(^^)。

 27〜29はクラッチ関係です。既に強化クラッチに換えた人などはいらないですね。

 とまあ,純正部品の交換だけでも10万円を越えてしまいましたね(^_^;)。でも,ながつ商会で仕入れたのでここまではかかっていなっす。もっと安く上げたい人は,1〜17までで良いと思いますので,定価で9万円弱といったところかな。

●機械加工関係

 

品名

単価(円)

員数

金額(円)

1 シリンダー0.25mmオーバーサイズボーリング 19,000 1 19,000
2 ヘッド平面研磨(1.0mm) 8,600 1 8,600
3 シート面改造研磨 12,000 1 12,000
4 バルブ研磨 350 16 5,600
5 フライホイール研磨&軽量加工 10,000 1 10,000
  合計   55,200

 こちらは磨耗したシリンダーやバルブ関係を再加工することでしゅう動面や当り面を復活させるのだ。シリンダーの場合は内径を測定出来ればそのまま使えるか判断出来ますが,シリンダーゲージなんか持っていないし,10万km近く走っていたらクロスハッチも一部消えかかっていすはずなので,オーバーサイズにしたほうが間違いないでしょう。
 ヘッドの平面研磨は単に圧縮UPを狙ったもの。1.5mm位までは平気らしいけど無難なところで,1.0mmだけ面研しました。
 シート面改造研磨は10万kmくらい走ったエンジンだとシートの当り面の幅が2mm位(新品は1.1±0.3mm)になっていて,いくら摺り合せを行ってもシール性が悪く,音も出る可能性があるため行いました。「改造研磨」とあるのは,当り幅を修正する際,ポートの内側を削ることで,ちょこっとだけビックバルブ効果を狙うものですが,あまり違いは解らないでしょうね(^^;。また,同じようにバルブの当り面も結構磨耗していて,摺り合せが大変そうだったし,意外と安かったので修正しておきました。

 フライホイールの加工は,クラッチの当り面の修正研磨と軽量加工を行いました。千田ガレージに放置されていたフライホイールを軽量加工して使おうと思ったのですが,全身サビもぐれであったためクラッチの当り面の修正加工を行ったもので,普通はやらなくても良いかも。ちなみに軽量加工だけだったら6,500円くらいでしたね。

●おまけ

 

品名

品番

単価(円)

員数

金額(円)

1 MS製カムシャフト;INT(250゚,8.5mm:HLA用) QEN5-12-420 42,000 1 42,000

 今回はオーバーホール+α位のメニューで出来るだけ安く済まそうと思っていましたが,千田さんが「せっかくだからハイカムが欲しい(^^)」と言う事でマツダスピード製のハイカムをインストールする事にしました。でも予算の都合でイン側だけっす(^^;。戸田の256゚,8.5mmも考えましたが,定価&割引率の両方ともがマツダスピード製の方が安いほうに設定されていたので戸田製は却下。ジムカーナにも使えるように低中速トルクを残したかったので,250゜位の作用角でちょうど良いはず..ってことにしましょう(笑)
 ちなみに純正の作用角とリフト量は
   INT:236゜ 7.8mm
   EXH:248゜ 7.8mmです。

#お金に余裕のある方はEXH側も付けてみましょう(笑)。


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