機械式LSDの組付け

その2

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バラしたLSDを元通りに組み立てた後に,サイドベアリングの圧入です。
久しぶりに登場した58プレス機(笑)。こいつが有るお陰で58クラブのガレージライフがだいぶ充実しているような気がします(^^)。

ちなみに,サイドベアリングは付属していないので別途純正品を取り寄せる必要があります。
おいらはすっかり忘れていて「さあ組むぞ」と思った時に気付いて,一旦作業を断念しましたが(^^;。

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こんな感じで圧入します。ベアリングの圧入カラーはSSTを使わずにでかいソケットを使います。(BILTEMA製の3/4"(19.05mm)用の1-3/8"のサイズです。)
むかしGOODSPEEDのG/S氏がわざわざ買ったSSTで圧入したところ,何故か寸法が合わずにベアリングがバラバラになったことがあったので,それを教訓にしているのです...って書いている内に思い出したけど,このソケットってG/S氏からの借り物だったような気がしますね(^^;。

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次はLSD本体にリングギアを組み付けます。規定トルクは69〜83N・m(7.0〜8.5kgf・m)
ボルトの古いネジロック剤が残っていると,規定トルクで締付けても正規の軸力が掛からない事がありますので,必ずきれいに掃除しておいてから組み付けます。

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ダイヤルゲージをセットし,両側のアジャストスクリューにてバックラッシュの調整を行います。
整備書では
 標準値   0.09〜0.11mm
 最小値   0.05mm
 バラツキ幅 0.07mm
となっていますが,ギクシャクするのが嫌なので,やや少な目の0.07mmを狙いました(^^;。

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光明丹にて歯当たりを確認します。
歯の中心回りに光明丹が着けば正常な状態です。
まあ,正常な状態のデフAssyでLSDだけを交換する場合はバックラッシュだけ調整すれば,きれいな当たりが着く筈でドライブピニオン側の調整はいらないと思います。

歯当たりがOKならベアリングキャップを規定トルク37〜52N・m(3.8〜5.3kgf・m)で締付け,ロックプレート(アジャストスクリューの回り止め)の取付けボルトを18〜25N・m(1.8〜2.6kgf・m)で締付けます。

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最後にデフキャリアとデフケースの合わせ面にシール剤を塗布した後.デフケースを組み付けます。
組付けボルトの規定トルクは23〜26N・m(2.3〜2.7kgf・m)です。

それから当然ですが最初にばらした段階で各部品はきれいに洗浄しておきましょう。
ちょっとしたテクニックと気合が有れば下の様な状態が上の写真のように蘇ります(^^)。

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これで今年のジムカーナの楽しみが増えましたぞ(^^)。


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