ヘッド組立&バルタイ
ついに本組立てに入ってきました(^^;。とりあえずヘッドを組立てて,バルタイをセットしておきます。
今回のエンジンはおいらの自宅の部屋で組み立てる為(^^;,エンジン単体で完成させちゃうと重くて部屋から出せなくなっちゃいます(^^;;;;。従ってヘッド周りとブロック周りをそれぞれ組立てておき,車載する時にヘッドとブロックを連結させるようにします。
マツダのB型エンジンはバルブの挟み角が広く,カムシャフトを組んだままテンションボルトを締め付ける事が出来るので有り難いですね(^^)。
NBのヘッドなのに何故かHLAを組み込みます(^^;。
手に入れたハイカムがHLA用なのよん。
HLAは全てオーバーホールをして,更にHLAの入るタペット穴の内径部をペーパーでホーニングしてから組み付けました。
カムキャップはもうバラす必要が無いのでシール剤を塗って組み付けます。
カムキャップの規定締め付けトルクは11.28〜14.22N・m(1.15〜1.45kgf/cm)ですね。
バルタイをとるのでピストンリセス・クリアランスの最後の確認を行ないます。
ピストン・コンロッド・クランクシャフトを仮組してリセスに粘土を貼っておきます。
その後ダイヤルゲージで正確に上死点を出しておき,クランクプーリーに貼り付けた360度分度器のゼロ点を合わせます。
そして組み上がったヘッドを載せて,テンションボルトの締め付けを行ないタイミングベルトを張ってやります。
その後タペットにダイヤルゲージを当ててバルタイを取りますが,ここではリセスの確認も行ないますのでオーバーラップが大きい方向に一度合わせます。おいらの仕様はインマニ付きのシングルスロットルなので中心角を100度より早める事は無いので,一旦INT、EXHともに100度に合わせてクランクを数回転回してから,とりあえず110度に合わせました。
ちょっとエンジンらしい格好になってくるのでうれしい頃ですね(^^)。
んで,ヘッドを取り外してリセスに盛った粘土を見たのがこれ。
中心角100度の時のバルブとピストンのクリアランスになります。
通常は110度付近のバルタイになるのでこれよりもっと余裕がある事になるので問題無いでしょう。
これで安心して本組みが出来るようになりました(^^)。