シリンダーヘッドの加工・その2
お約束のポート&燃焼室の研磨です(^^;。
旧NB8Cの約25,000km走行後の吸排気ポート。左の写真がINTで右がEXH。
NA8Cに比べると一回り大きくなっておりポート間の壁も薄くなっているので,形状自体は
大きな変更する必要なさそう。但し吸気ポートのスロート出口の曲りがキツイので,ここを
いかになだらかに繋げるかがポイントになりそうです。
荒削りの途中です。#120のフラップホイールくらいかな?
削る前の写真を見ても解るようにバルブガイドはあまり飛び出ていないので削る量は殆ど無し。
形状修正を殆ど行わないのでそんなに神経を使わずに磨けました。
んで,出来あがりの図。
別に鏡面までする必要はあまり無いのですが,Webに載せる事もあるし,ポートはとことんまで
磨き上げるのがプライベータの暗黙のルールとG/S氏に教えられたので(笑)鏡面仕上にしました(^^;。
#1500のペーパーまでかけた後,バフ仕上げしました。まあ,#600くらいまできて荒削りの目が
取れさえすれば後は簡単ですけどね。
お次は燃焼室。
Bシリーズの燃焼室はお世辞にもコンパクトとは言えないものなので,削って形状変更する
事は無いですね。むしろTIGで盛ってやりたいくらい。
とりあえず上の写真のように,燃焼室側壁がシートの加工によってエッジになっているところを
滑らかにして,ちょっと拡大するくらいにします。
燃焼室の隅の方を削るのには耐水ペーパーを丸めたお手製バンドの先っぽで行いました。
シートの当たり面を削らないようにする為,G/S氏より貰ったB6のバルブをはめてやります。
勢い余って燃焼室全体を研磨していきます(^^;。
耐水ペーパーの目詰まり防止にCRCを少量つけます。平らな面は写真の様にバンドの端面
を押し付けるように削るのがやり易かったですね。
燃焼室側壁のエッジ部はこんな感じに。
若干,径方向に拡大してマスク部分を減らすようにもしました。
一応出来あがり。燃焼室とポートが怪しい輝きを放っています(^^)。
まだバルブの加工が終わっていないので燃焼室容積は計っていません。
バルブが出来たら一旦組んで容積を計った上で面研量を決めて加工屋さんに出し,
再度計って容積合わせをする必要があります。
ってことは,また燃焼室磨き直さなくてはいけないのでは?(^^;;;。