ベースエンジンの入手
エンジンをいじるにあたって，ほとんどの人が予備のエンジンを手に入れることが必要になりますね。おいらの場合も現在車に乗っているエンジンを降ろしてそれをいじると完成するまで不動車になってしまうし，エンジンをいじる環境が整っていない為いつ完成するかも解らないので予備のエンジンを手に入れることが必須条件でした。幸いにも予備のエンジンを手に入れた時の事を以下に書いてみましょう。
B6の場合は解体屋に行けば簡単にNA6CEを見つけ出す事ができ，５万円も出せば手に入れることが可能ですが，BPではそう簡単にはいかず，日本中の解体屋をネット上で探してもなかなか出てこないし，有ってもすぐに売れてしまうので気長に探すことにしていました。そこへ58ジムカーナの最中に58メンバーより行き付けの解体屋にNA8Cが入荷（笑）しているとの情報を得たので，早速GoodSpeedのO川氏に頼んで現車を確認してもらったらNA8CのSr.2でなんと走行12,000kmの極上車（でも廃車（＾＾;）とのこと。ジムカーナも途中で切り上げ，その日のうちに買い取ったのは言うまでも無い（笑）。
で，参考までに解体屋での値段ですが，はじめに値段を聞いたところ，エンジンが7〜８万円，ミッションが3〜4万円，デフAssyが2〜3万円と言われ，「たっけー！」と思いつつ，では車丸ごとの値段を聞いたら「全部で10万円」。断然こっちの方がお徳だったので当然丸ごと買うことに決定。でも消費税も取られてちとびっくり(^^;。＞当たり前だっちゅーの
はじめに言われたAssy単位の値段は大体相場だと思います。ここからもう少し粘れば値引きできると思いますが，解体屋によって多少異なるでしょうね。ちなみに車丸ごとの値段はこれが底値で，まけてくれませんでした(^^;。（ロドスタが解体屋でも人気車種なのは解体屋の兄ちゃんも把握しているようです。）
で，丸ごと解体車を買った場合に問題になるのがその搬送方法です(^^;。（まっ，エンジンだけでも結構大変ですが．．．）
キャリートラックで運ぶのが最適でしょうが，その手配やレンタル料（約2万円くらいか？）を考えるとちょっと辛い。後日手配して取りに来るとしても休みは１週間後だし，「早く取りに来ないと部品取られちゃうよ」と解体屋の兄ちゃんにも脅されるしその日のうちに何とかしたかった。考えたあげく，今回の車はちょいと足が曲がって鬼ポジキャンになっている位で，既に外されていたシート，ハンドル，タイヤを持って来て付けてやれば牽引で持って帰れそうだったので，即決行。牽引される車にもナンバープレートが必要なのか疑問に思いつつ，交通量の多い54号線を引っ張ってO川氏のガレージまで連れて帰りました(^^;。
そういえば車を丸ごと買った場合もうひとつ，置き場所が問題になりますね(^^;。自宅に置いておけるスペースがあっても，家族の理解が無いと難しいでしょうね。あとは土地の余っている知人に頼み込むしかない。今回はO川氏のガレージが無くてはどうにもなりませんでしたね。＞O川氏感謝です(^^)。
とりあえずバラしてみると，走行12,000kmのエンジンだけあってシール類からのオイル漏れも無く，メチャきれいです(^^)。シリンダーのクロスハッチもちゃんと残っているし，各メタル類の磨耗もほとんど無く，ちょうど当たりがついたところって感じでした。
という事で，シリンダーはボーリング無しでスタンダードサイズのピストンを使用し，各メタルはクリアランスを測定してみて，問題なければ再利用することにしました(^^;。ウォーターポンプやタイミングベルトも再利用出来るのでかなり安くエンジンが組めそうです(^^)。