ダンジョン・マスター カオスの逆襲
(ビクター音楽産業)
超有名3DRPG「ダンジョン・マスター」の続編です。
前作で倒したはずのロードカオスが生きており、再びカオスの作ったダンジョンに挑む…という話なのですが、
実は前作やったことないんです、私。
いきなりこの超難易度を誇る続編からやってしまったため、散々苦労しました。
ゲームの目的は、ロードカオスが新しく作ったダンジョンに隠された4つの魔石「コーバム鉱石」を見つけ出し、
それを破壊するという単純なものです。
ですが、この作品のダンジョンは、通常の「地下何階に順番に深く潜っていく」というものではありません。
「カオスのダンジョン」というだけあって、とにかく様々な意味で無秩序なのです。
このゲームのダンジョンは非常に複雑な造りをしているため、自分の現在位置を知るのも一苦労です。
今来たばかりの道をもう一度引き返すと、いつの間にか全く別の区域に飛ばされていたり、
なんだかわからないうちにさっきまであったはずの壁が消えている、なんてこともしょっちゅうです。
ダンジョンに仕掛けられた罠も、落とし穴や通り抜けられる壁といったありふれたものから、
何の前ぶれもないワープや、実は素通りできる落とし穴
といった極悪なイジワルトラップまでさまざまです。
また、数々のアイテムも、あらかじめ配置されているものもむろん多いですが、
さっきまで何もなかった所に、いつの間にか現れていたりするものが非常に多くて驚きます。
もっとも、このゲームで一番大事なアイテムは、「食料」ですけど。
このゲーム、一定時間ごとに食事をとらないとガンガン体力が減っていきますし、
持てるアイテムの数には限りがありますので、食料は非常に重要なアイテムです。
果物やチーズなどの落ちている食料だけでなく、倒したモンスターの肉も食べます。
ドラゴンを倒すと得られる「ドラゴンステーキ」なんてうまそうなものから、
「大ミミズの肉」(グラフィックは輪切り)などという珍味まで様々です。
食べ物のありがたみが非常によくわかる、教育用ソフトに最適のゲームでしょう。
…などと偉そうな事さんざん書いてきましたが、
実はクリアできなかったんです、私。
コーバム鉱石2個見つけたところでギブアップしてしまいました。
その代わりに私が熱中していたのが、キャラクターの顔グラフィックエディットでした。
主人公の顔グラフィックを自分で作れるゲームなんて、そうそうないですもんね。
こっちの方が本編より燃えました(笑)。