「夜想曲2」登場人物紹介


「夜想曲2」には、実にたくさんの人物が登場します。
ここでは、各話の主要な登場人物を紹介します。
主要人物は前作と同じなので、似た内容になるのはご勘弁。


<全話共通主要人物>

<竹内 好男(主人公・男)(名前は設定可能)>

都内の大学に通っている4年生。
やや優柔不断で頼りない印象がある…と言いたいところですが、前作の主人公よりもたのもしい感じがします。
ネタバレですが、第二話での爆弾解除シーンがあまりにカッコよかったからかもしれません。
それゆえに、女性を主人公にすると
どうしてもへっぽこに見えてしまう所が悲しいです。
ハッキリ言ってほとんどヒモ扱いな感じがしますが、たぶん私の気のせいでしょう。

 

<松永 三記子(主人公・女)(名前は設定可能)>

男主人公と同じ大学に通う大学生で、入学以来の付き合いだが、別に恋人同士というわけではない。
行動的で言いたい事はズバズバ言うタイプで、シナリオ中、何度も他の登場人物と口論を巻き起こします。
男性を主人公にしてもちっともへっぽこにならないのは、一体どういうことなんでしょう?
しかし、そんな男勝りでサバサバした感じの彼女も、最後には、男主人公に本当の気持ちを…。
あのラストシーン、本名プレイのせいでこっぱずかしさ全開でした。
自業自得ですが(^^;

 

<田所 あきら>

野々宮財団の顧問弁護士。
主人公が男性の場合は女性、女性の場合は男性として登場します。
全話において、あらゆる場面で主人公達の手助けをしてくれる心強い味方。
いかなる場合も、この人の助言には耳を傾けるべきです。
解決編では、主人公二人の仲を後押しするために試練の色仕掛けまでしてくれます。
いくらなんでも気をきかせすぎです、あんた。

 

<鬼村巡査>

奥音里交番に勤めるお巡りさん。
2メートル近い巨体と怖い顔を兼ね備えたモンスター警官だが、根は優しく、田所同様全話において頼りになります。
今作では、実は
元本庁のエリート刑事だったという意外な過去が明らかになります。
このエピソード、いつか次回作が出た時に詳しい話が聞けるのでしょうか…。


<第1話>

<高田 純男>

第1話の最重要人物である高校2年生。
5年前に、自宅の近くで起こった古川一家心中事件の真相を調べるため、野々宮図書館を訪れます。
人当たりのいい、素直な少年なのですが、どこか謎めいた雰囲気を身にまとっています。
彼は一体何者なのか…それは、第1話の本当のエンディングを見たときに明らかになるでしょう。

 

<平山 彰子>

やり手の建築設計士として知られるキャリアウーマン。
5年前に一家心中した古川家の妻・加津子の妹で、事件の真相のカギを握っています。
友紀という娘がいるのですが、どうも親子の仲はあまりうまくいってない様子。
主人公の行動しだいで、親子の絆が戻ることもあればズタズタに引き裂かれることもあります。
興味本位で過去の事件をほじくり返した挙句、他人の親子関係まで引き裂いちゃ目も当てられませんので、
選択肢は慎重に選びましょう。
…とは言っても、どの道コンプリートするにはバッドエンドも見なければならないのですが。

 

<平山 友紀>

平山彰子の娘。
現在は、母親と別居してキャバクラでバイトしつつ大学に通っています。
5年前に一家心中した古川家の長男、忠男とは恋人に近い関係であった様子。
彼女が直接事件に関与しているわけではないのですが、彼女の存在そのものが事件に深く関わっています。
…って、ここまで言ったらモロバレですって。

 

<野人>

また出やがったか、こいつは。
前作にも出てきた謎の原人(?)。
シナリオには全く関係ない隠れキャラですが、コイツにも会っておかないとプレイできないシナリオもあります。
コイツに会いたければ、上手に歌を歌いましょう。


<第2話>

<白川 照子>

第2話の最重要人物であり、メインシナリオでも重要な役を果たすことになる穏やかな物腰の老婦人。
亡き夫に代わり、株式会社白川産業の代表取締役社長を務めています。
夫の持ち物であったらしい「復活の書」本を預けるため野々宮図書館へやって来ます。
最近、亡き夫の夢をひんぱんに見たり、創業以来の生え抜きである来栖専務の謎の投身自殺、
さらには社屋にその来栖専務の幽霊が出る噂が流れるなどの心労が重なり、かなり精神的に参っている様子。
実は、過去に野々宮図書館と深い関わりがあり、メインシナリオでも重要な役を果たすことになります。
前作を覚えている人なら…わかるはずです。
そう、この人、実は外伝に出てきた…。

 

<神城 翔子>

白川照子の孫で、花好きの小学六年生。
野々宮図書館に照子と共にやって来たのをきっかけに主人公達と知り合います。
本来は人見知りする方なのですが、主人公にはなついてくれる…のはいいのですが、そのきっかけが
「純白スミレのつぼみにキューピッドの矢が当たったから、
その花が生まれたんだよ」
などという、主人公の歯の浮くようなセリフというのがちょっとアレな感じ。
この子にも実は意外な秘密が隠されており、メインシナリオで重要な役を果たすことになります。
ちなみに、第二話のベストエンドをよく見ると、手紙の中では「祥子」と記されていますが、これは誤植でもなんでもなく…。


<第3話>

<太田 遥>

第3話の最重要人物…に結果的になってしまった人
病床にある母の綾乃のため、15年前に殺害された山上教授という脳外科の権威が野々宮図書館に寄贈したという本を
返却してもらうためにやって来るのですが…。
本人の意思に関わりなく、15年前の山上教授殺害事件の真相を明かす役割を担うことになります。
あまりに過酷な過去、そしてその過去のために引き起こされたあまりに凄惨な結末…。
結局、過去の亡霊に振り回され、すべてのとばっちりをその身に受けることなる展開は、
例えベストエンドを迎えても回避することはできません。
哀しい話です…。

 

<太田 綾乃>

太田遥の母親で、現在は癌に侵され、もはや死を待つ身。
かつて山上教授宅に家政婦として雇われていたことがあります。
そのことと、山上教授が野々宮図書館に寄贈した本を娘の遥に取りに行かせたことの関連は不明…。
て言うか、もはや自明の理でしょう。
そう…つまりは「そういうこと」なのです。
綾乃が電話で主人公に真相を語るシーン、そして、エンディングのひとつで、亡くなった後に遥に残した手紙の内容は、
涙なくしては見られません。
まるで火曜○スペンス劇場のラストシーンみたいです。

 

<千田警部>

かつて山上教授殺害事件を担当し、そして今、野々宮図書館で起こった殺人事件を担当するベテラン刑事。
理詰めで不人情な冷血漢と思いきや、実は…。
警察官というのは、往々にしてこの手のミステリー物では無能で石頭な存在として描かれがちですが、
このシナリオでは、彼も彼なりに必死で事件の真相を追い求めた誠実な人として描かれているのがうれしいです。
私達一般人から見れば、警察というのは融通の利かない憎たらしい存在に見えてしまいがちですが、
それはあまりに一面的な物の見方というものでしょう。
このゲームの内容からは外れた論評ですが、マスコミを通して入って来る情報というのは、
まず間違いなく「警察は無能」「公務員や政府は無能」というフィルターを通されてしまう場合が多いものです。
私達は、マスコミが垂れ流す情報を無条件に鵜呑みにするのではなく、自分なりに自分の考えで情報を判断することが
必要とされている時期に来ているのだと思います。
うーむ、これじゃまるで社会論のサイトみたいだ( ̄▽ ̄)
でも、たまにはこういうのもイイのでは?


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